第五十五話 「レストランではお静かに」
グリッチはアーネックと言う名前のレストランで椅子に座り料理をフォークとナイフを使って食べていた。
「・・・・・・」
グリッチは何とも言えない表情をしていた。
「何でお前らいんの?」
グリッチの席の周りにはアリアナ、フラン、リヘナラ、リトナ、ケリソンが椅子に座って料理を食べていた。
あれ、こんなテーブルあったっけな?
なんかテーブル二個追加されれない?
確か、俺が最初居た時はテーブル一つしかなかったのに、何ということでしょう。今ではテーブルが三つに増えています。
あの時テーブルとか椅子とか移動させたの定員と思ってスルーしてたけど、あんたたちだったんかい。
グリッチは三つのテーブルの真ん中の席に座っており、料理はハンバーグ。
アリアナはグリッチの向かい側に座っており、料理は焼き魚。
フランはグリッチから右側のテーブルに座っており、グリッチが右側を見るとフランが座っている。料理は野菜サンドイッチ。
リヘナラはグリッチから左側のテーブルに座っており、グリッチが左側を見るとリヘナラが座っている。料理は見たことないスイーツが乗っているパフェだ。
リトナはリヘナラの向かい側に座っており、料理はステーキ。
ケリソンはフランの向かい側に座っており、料理は肉の入ったスープ。
「いや〜みんなでご飯食べようって言って、たまたま入った店にグリッチがいたから一緒に食べようかな〜なんて。」
アリアナが説明してくれた。
「あ、そうなの?別にいいけどさ。」
「つーか、わざわざ席移動させたの、多分戻すのめんどくさいよ。」
「そん時はそん時よ。」
「でも、リヘナラがパフェ食べるなんて意外だわ。なんかこう自分が思ってたリヘナラならパフェじゃなくてパンとか質素なもの食べているのかと思ってた。」
「グリッチ、リヘナラはこう見えてもスイーツには目がないんだよ。特にパフェがメニューはになったら必ず頼むぐらいの人だからね。でもパフェ食べ過ぎて医者さんからドクターストップかかってるんだけどね。医者からはこのまま食べ続けると糖尿病になりますよって言われてるだ。」
「リトナ余計な事言わないで欲しいな。リトナはきちんとお医者さんの説明聞いてなかったでしょ?お医者さんからは週に二、三杯は食べてもいいって言われてるんだよ。」
リヘナラはパフェを食べながらそう言っている。
なんかこうギャップがある。
でも医者から二、三杯はいいって言われてるんだ。多分このまま行けばリヘナラ本当に糖尿病になるだろうな。
皆さんも甘い物食べ過ぎないようにしてくださいね。マジで糖尿病になりますんで。
「それじゃあ、今から皆さんの年齢を当てるんでヒントをください。」
と突然ケリソンが喋りだした。
「な、なんだ突然。あと言っとくけどね。女の人とかに年齢系の話題を出しちゃいけないぞ。下手したら殺されるからね。」
「そうなのか?」
「マジマジ、まあ俺はさ全然年齢とか言っても大丈夫だけど、やっぱ言いたくない人もいるわけだから、あんまそういう系の話題はしない方がいいよ。」
なんとグリッチが珍しくまともなことを言っている。
「いや、私は全然言ってもいいけどね。」
「うん私もいいよ。」
「私もだね。」
フランは頭を縦に振った。
「マジでいいの?てっきりリトナ三十六ぐらいでちょっと言いづらいかなって思ってた。」
するとリトナの硬い硬い凄く硬いげんこつが降ってきた。
グリッチの頭にはたんこぶが一つ出来ている。
「ケリソンこういうことがあるから、年齢系は危ないぞ。」
「いや、あんたが突然言ったからだぞ。」
リトナの顔を見てみると次同じこと言ったらげんこつ二つ増やすからなと書いてある。
「それじゃあまず俺から、俺はこう見えても二十六歳だぞ。」
「マジ、もっと老けているかと思った。」
「アリアナ凄くね、あんな老けて見えるのに二十六歳だよ。まだ若いよ。やっぱ見た目で判断しちゃいけないんだわ。」
「そうだね〜」
「それじゃあ次は私。」
アリアナが年齢発表してくれるらしいです。
「私は十六歳だよ。お姉さんに見えるでしょ〜。ちなみにフランも十六歳なんだよ。」
「お姉さんには見えないけどね。」
グリッチは余計なことを呟いてしまった。
するとフランからげんこつが降ってきた。
「何でフランが!?」
「アリアナがしてって合図したから。」
アリアナめ、自分の手を汚さないとは。
「また新しくたんこぶができちゃたよ・・・」
グリッチ頭には前にあったたんこぶと違う場所にたんこぶが一つ出来ていた。
「余計なこと言うからだぞ。」
「それじゃ次は私だね。一度に済ませたいからリヘナラの年齢も言うけど・・・私とリヘナラの年齢は一緒だよ。」
「それじゃあ年齢を言うね、私は二十一歳。そしてリヘナラとは幼馴染なんだ。」
へぇ~、幼馴染ってアリアナ達みたいだな。
「それじゃ最後は俺か・・・アリアナとフランは知ってるから驚かないと思うけど、リヘナラ達は驚くかもかもしんないぞ。」
「驚くかもしれないって・・・年齢を聞いてそんなことないは無いと思うけど。」
多分グリッチの年齢は、剣の熟練度から見て八十超えてるだろうな。
「私も年齢を聞いて驚いたことなんてなかったからね。」
多分グリッチは、二十後半ぐらいじゃないかな?
「うん、俺もだわ。」
驚くかもしんないって言ってたから、五十超えてるとか?
「言ったな〜、それじゃあ聞いて驚け俺の年齢は、ピチピチの六歳だ。あと数ヶ月したら七歳になる。」
「いやまたまた。」
ケリソンは冗談だと思っていた。
「本当にかい〜?」
リトナを冗談だと思っていた。
「いや、マジで六歳なんだって。」
「アリアナ本当〜?」
リトナがアリアナにそう聞いた。
「うん。」
アリアナは小さく頷いた。
「え・・・本当なのかい?」
「うん。」
アリアナはまた小さく頷いた。
「えーーー!!!」
リトナとケリソンは声を出して驚いた。
その一方リヘナラは声を出していなかったが、静かに驚いていた。
「ということは、六歳でその剣の熟練度ってことかい?」
「驚くよね。私達も最初驚いたもん。」
「グリッチ一つ聞きたいんだが、どうしてそんな若さで銀士を持つ実力者になったんだ?」
「聞きたい?」
「是非聞かせてくれ。」
「私も。」
「私もお願いするね。」
「私も聞きたい。」
フランは頭を縦に振った。
「前置きとして言っとくが、俺には剣の才能なんて一つもなかった。あるとしたらこうやって喋る才能しかなかった。でもそんな俺がこんなに強くなったのはただ一つそれは努力だ。毎日毎日剣の稽古をして、週に何回かは手から血が噴き出して、先生との実戦稽古は毎回どこかから血が噴き出して・・・」
「ま、そうだな、努力としては真剣での素振りを、何回したっけな・・・確か1万回だったはず。まあ筋トレとしてはね。剣を振ってれば自然と筋肉つくから正直いらないんだよね。でも一応の全身の筋肉は鍛えとかないといけないかな。」
「でも正直に言ったら俺がどうやって強くなったという説明はちょっと厳しいかも。だって俺ですらなんで俺が強くなったのかわかってねえもん。」
「でももう一つ言うなら目標かな。例として俺の目標を上げるとしたら、先生を倒すことだった。だからいろんな技を開発して、死に物狂いで努力したから強くなったのかな〜?」
「・・・すんな、わかりづらかったな。」
「でもグリッチが血を吐くぐらいの先生って見てみたいね。」
「リトナやめといた方がいいぞ。先生は俺よりも強いし、あの人を人を普通に人殺すからな。あとうざいくらい紅茶を進めてくる。」
「・・・それから先生はもうこの世にはいない。」
「ごめんなさい。悪い事を聞いてしまって。」
「いや、謝らなくていい。あれは多分事故だと思うから。」
「・・・話は変わるが、三次試験の内容知ってるか?」




