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特殊で愉快な異世界生活  作者: レキシン
第2章 冒険者編
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第四十五話 「廃品業者」

 グリッチは何か思い出した。

 

 「ヘブン、聞きたいことがあるんだが。ここは何地方だ?」

 「ここか?ここは確かカラント地方だと思うが。」

 「マジ!良かったわー。」

 「あ、あと、カミランって村知ってる?どうやら廃村らしいんだ。」

 するとヘブンの手が止まった。

 

 「どうしてカミラン村に行く?あそこは結構危険だぞ。」

 「え、そうなの?」

 

 「なあビク、そのカミラン村はヘブンが言ったとうり危険なのか?」

 「はい、かなり危険です。」

 ビクは具材を煮込みながら言った。

 

 「もう一度聞くが、どうしてカミラン村に行く。」

 「頼まれ事されててそれで行く。」

 「・・・・・・」

 ヘブンは何か考えているようだったが、俺にはわからなかった。

 

 「・・・グリッチ、カミラン村がどこにあるか知ってるのか?」

 「ヘブン様。」

 「黙っていろビク···グリッチ見苦しいとこ見せた、すまない。」

 

 「ああ別にいい、俺は正直言ったら、どこにあるかわかんない。知ってるなら教えて欲しい。」

 

 「それじゃあグリッチ、あそこに森があるのが見えるだろ。」

 ヘブンはのれんをめぐり森のある方に指を差した。

 「その森に入ってい、真っ直ぐ進む。」


 「教えられてもらって失礼だけど・・・それだけ?」

 「ああ、それだけだが。」

 「ビクはなんか知らないの?そのカミラン村の場所。」

 「お恥ずかしい話、私は実際にカミラン村に行ったことはありません。あと正直に申しますと、場所も知りません。」


 「マジすか・・・情報提供ありがとう。じゃあ、俺はこれで。」

 グリッチは銀貨六枚を席に置いた。


 「グリッチ様、お代は要りません、私はこれを趣味でやってますのでお金は不要です。」

 「これはお代じゃねーよ、情報提供料だ。」

 

 グリッチはのれんをくぐり、ヘブンが指を差した森に向かおうとしていた。


 「ちょと待てグリッチ。」

 ヘブンに呼び止められた。

 

 もしかして、あんたにも情報提供料あげなきゃいけない?

 

 「お前、何級の剣士だ?」

 え、何それ?

 「いや、俺は何級でもない。」

 「それは困ったな、アリーズ森は一級剣士じゃないと入ることが出来ないぞ。」

 出た出た、そのランク制。

 「え、そうなの?マジか・・・」

 

 「ビク、確か二日後一級剣士の試験があったよな。」

 「ありますが・・・!」

 ビクは何かに気がついた。

 

 「グリッチ試験を受ける気はあるか?」

 「それって俺に、一級剣士の試験受けろって言ってるって事?」

 

 ヘブンは頷いた。

 

 「マジで言ってんの?まあ別にいいけどさ。」

 「なら善は急げだ。そこに立っていろ。」

 俺にとっちゃいいことじゃないけどね。

 

 地面には星型の魔法陣が光っている。

 ヘブンは空間魔法を使い、グリッチを転送した。


 俺まだ行くって言ってないのに。

 


 

 グリッチはある国に転送された。

 

 魔物ではなく人が沢山歩いている。


 全くこの世界を話聞かない人で多いね。

 ※あんたもだよ。

 

 ところでここはどこなのだろうかね。



 俺はとりあえず情報収集を始めた。

 それで聞いたのだが。どうやらここは、イラモという国らしい。首都の名前はアンドンと言う。しかも、この国はこの都市一つしか統治していない。

 そしてこの国は、剣士協会の本部があり。剣の都と呼ばれてるらしい。

 

 あと一つおまけ、この都市は四角く城壁に囲まれいる。


 簡単に説明するとこんな感じだね。

 

 


 ・・・剣の都だから剣が沢山あるのはわかっていたけど、なんで全部剣にしちゃうかな。

 料理だって、パンとかハンバーグとか剣の形してるし、看板も剣の形してる。

 もうほとんどが剣の形してる。

 でも、剣の形をしていないのもあるよ。それは、家。


 そんなこと思っている場合じゃなかった、早くその剣士協会というのを見つけないと。

 グリッチは剣士協会を探した。




 「やっと、やっと、見つけた。」

 グリッチの目の前には、両扉で白色の豪華な、でかい建物が建っていた。

 

 グリッチは扉を開き協会に入った。

 扉を開くとまず、受付に並んでいる人達が見えた。

 そしてそれに対応してるのは女性だった。

 いつも思うが何で受付の人いつも女性なんだろう?


 グリッチは列に並んだ。

 

 列がどんどん進んでいく。

 そしていつの間にか次が自分の番になった。

 前の人の会話聞こえる。

 

 「どのようなご用件でしょうか?」

 受付の女性の声が聞こえる。

 「一級剣士試験を受けに来ました。」

 男性の声が聞こえる。


 「でしたら、身分証をお見せください。」

 男性は身分証を受付の人に渡した。

 

 受付の人は身分証を確認した。

 「試験資格は合格を確認しました。では、これを。」

 受付の人は男性に紙製のカードを渡した。

 カードには、一級試験資格合格と、書かれていた。

 

 

 グリッチの番になった。


 「このようなご用件でしょうか?」

 「一級剣士試験を受け来ました。グリッチです。」

 「でしたら、身分証をお見せください。」

 「はい、どうぞ。」

 グリッチはポケットから冒険者カード取り出し、受付の人に渡した。

 

 受付の人はカードを受け取ると、困惑していた。

 「あの、お客様・・・剣士カードはありませんか?」

 「え?何ですか?その・・・剣士カードって・・・」

 マイナンバーカードみたいなやつ?


 「剣士カードをご存知では無いのですか?」

 「あ、はい。···出来れば教えてもらえるとありがたいです。」

 受付の人は後ろに列が無いことを確認した。


 「え〜では、剣士カードと言うのをお教えします。」

 「剣士カードとは、簡単に説明しますと、名前と剣士の階級が載っているカードです。」

 ほぉ〜、ほんとに簡単だね。

 「そんなのがあったんだ。」

 

 「では、一つ聞きますが、お客様の階級は何ですか?」

 「あーそうですね。」

 これ、本当のこと言っていいのかな?もし言ったら場違いみたいになっちゃうよね。

 でもここは正直になろう。

 「まだ何級を持っていません、いわゆる初心者です。ほらまだまだピチピチでしょ。」

 

 「それではお引き取りください。」

 ご丁寧に言われてしまった。

 「ちょっと待ってください。これで何とかなりません?」

 グリッチは、ポケットからペンダントを取り出し、受付の人に見せた。

  

 「これは・・・銀士、何処でこれを?」

 え、そんなに驚くことなの?

 ただの銀色の剣のペンダントだよ。

 「これですか?これは・・・」




 俺は剣士協会を頑張って探していた。

 すると紫色のワームホールからある男が出てきた。

 そのある男とは・・・ヘブン・ブローニュだった。

 ノコノコと出てきやがったな。この野郎。

 

 「グリッチ、これを渡すの忘れていた。」

 ヘブンはスーツの胸ポケットから、銀色の剣の形をしたペンダントを渡してきた。


 何これ?これパーキングエリアとかのキーホルダーコーナーで五百円とかで売ってるのよく見る剣じゃん。


 「これ何?」

 グリッチはそう言いながらペンダントを見ていた。

 

 「言っとくけど俺廃品業者じゃないからね。」

 

 「いや廃品ではないぞ、まあグリッチ、多分お前受付の人に帰らされると思う。だからそんな状況になったらそれを見せろ。なんとかなるから。」

 「こんなキーホルダーが···?」

 グリッチは信じてない様子だった。



 

 「まあそんな事があってさ。」


 受付の人は深刻な表情をしていた。

 「少々お時間をいただきます。」

 受付の人はそう言い、右耳に付けている連絡用の魔道具を使った。


 「こちら、受付ヘミン。ハリン様に繋いでください。」

 

 

 「ハリン様、銀士を持ってる子供が一級剣士試験を受けたいと言っております。」


 「······はい、はい。」

 ヘミンは誰かと会話している様だった。

 

 「おそらく、あの男の物だと思われます。」

 「はい、はい。」


 「いいのですか?」

 「・・・はい、わかりました。」


 どうやら会話が終わったようだ。

 

 

 「こちらどうぞ。」

 「どうも。」

 グリッチは、一級剣士試験のカードを手に入れた。




 剣士協会の帰り道。

 

 「これ、そんなにすごいのか?」

 グリッチは歩きながら銀士を見た。

 

 グリッチは知らない様だが、銀士はこの世界ではかなりレアで、ヘブンが認めた剣士にしかあげない物だという。


 だが何故だろうか?

 グリッチを一目見ただけでそのペンダントを渡したのか?

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