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特殊で愉快な異世界生活  作者: レキシン
第2章 冒険者編
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第四十一話 「魔人なんて殺すんじゃなかった」

 ブルーガル国、国境付近の森。

 

 オムニト(諜報員)は人が乗れるぐらいの木の枝の上でディバイヤを観察していた。

 ディバイヤの身体からはとても凄い青色のオーラが出ていた。

 ディバイヤは二つのでかい目でこちらをじっと見ている。

 とてもゾッとする。


 するとオムニトの横に他の諜報員が現れた。

 その諜報員はオムニトの様に暗い色の服ではなく紅色のとても隠密行動には適さない服だった。

 

 「オムニト様、昨日見たよりも魔力が上がっていますね。」

 「何故だろうな?そもそもディバイヤの魔力は産まれてから決まりその魔力は後からは上がったりはしないのだが。」

 今の魔力が増強したディバイヤは見る限りS+の上位に匹敵するかもしれない。クナシャ様にご報告しなくては。


 それから・・・


 「ナイル、お前私服だろ?」

 ナイルはドキッとした。(恋愛的なドキッじゃないよ。)それは何故か?それはいつものオムニトなら無視するからである。

 それ程気が詰めているのかもしれない。



 

 グリッチは仮面を外して街中を散歩していた。


 ほんとに平和だな、ほんとにクナシャが言ってたようにディバイヤって奴この国に来んのかな?

 グリッチは少しの疑いを持った。

 まあ良いや、でも良かったわディバイヤ物理攻撃無効じゃなくて、もし物理攻撃無効だったら俺、手も足も出なくなるからな。いい加減そういうことが起きるかもしれないという危機感を持って魔法覚えないと・・・

 でもいくら魔法を使おうと思っても使えないんだよね。いつもならすぐコツが掴めるんだけどこればっかしは何でか掴めない。なんかこう・・・感覚が掴めないというか・・・もしかしたら俺には魔力が無いのかもしれないな。

 こういうときは何か食べて気を紛らわそう。

 グリッチはそう思いレストランに入った。

 するとそこにはアグネス達お馴染みの四人組が食事をしていた。

 グリッチはアグネスが居る事を気がつくとグリッチはアグネス達に話しかけようとアグネス達の方に向かった。

 

 「は〜いアグネス久しぶりだね。てっきり何処かで野垂れ死んでると思ったけど・・・見た感じ元気そうで何より。ところで何でこんな所に居るんだ?」

 「グリッチ久しぶり、私はディバイヤ討伐でこの国に来ているんけど・・・グリッチこそ何でこんな所に居るの?」

 「まあ色々あってな・・・でもディバイヤ討伐するのなら諦めたほうが良い。」

 そう言いながらグリッチはアグネス達が座っているテーブル席に座った。

 

 「何で君にそう言われないといけないのかな?」

 デニスがグリッチに問うとグリッチは「はっきり言っておくがお前達じゃディバイヤには敵わない。」

 そう言った。

 

 「まだ敵わないと言いつけるのはやってみないとわからないだろ!!」

 「フィリスあのなディバイヤはフィリスが思ってるほど甘い相手じゃない。下手をすれば国が一つ滅ぶ程の魔物だ。」

 クナシャが確かそう言ってた。

 「確かにやってみないとわかんないこともあるがこれはわかるんだ。まずディバイヤは魔法攻撃が通じないとうことはニコラスはほとんど何も出来なくなる。出来たとしても後方支援ぐらい・・・次にデニスお前は体が重いディバイヤは空飛んでるからジャンプをしても攻撃が届かない。フィリスはディバイヤに届くと思うが・・・体を傷つけることはできないだろ。同じくアグネスもだ。」

 「ちょと待ってくれ、フィリスならわかるがアグネスがディバイヤの体に傷をつけることをできないとわからないだろう。」

 確かにあの時の剣は良かったが威力はなかった。

 「わかる・・・言い方は悪いがあんな威力の剣どうってことない。」

 「グリッチ・・・聞きたいことがあるのだが、何で私の剣の威力を知っているんだ?私はグリッチと剣を交えた事はないけど・・・」

 おっとしまった言い過ぎた。

 「今言ったことは忘れてくれ、それよりお前達はディバイヤ討伐は諦めろ。ディバイヤ討伐は今間に合ってる。」

 「それはどういうですか?」

 「それはこの国でディバイヤ討伐作戦が行われるからだよ。」

 「・・・でもグリッチはそんな事を知ってるんだ?」

 「デニス、それわなこの街じゃ噂になってるからだ。もしかしてそんな噂聞いてないのか?街を歩いたらそこらじゅうでそんな噂が聞こえてくるぞ。」

 そんな噂もちろんないだってこれ・・・めちゃくちゃ国家機密だから。

 「しかもその噂にはディバイヤ討伐はイーサンがするとまで言われてる。」

 まあイーサンは俺だけどね。

 

 アグネスは考え事をしていた。

 イーサン?イーサンだって!?

 「グリッチそれはもしかしてイーサン・リベリだったりする?」

 「そうだが・・・それがどうしたんだ?」

 「えーーー!!」

 アグネス達はそう叫んだ。

 

 

 「もしその噂が本当だったとするとよこの街にはイーサンが・・・」

 「居るってことになるね。」


 「・・・・・・・」


 「何故みんな突然黙り込んでいるんだ?そんなイーサンが怖いのか?いい奴だったよパン貰った。」

 「・・・パンを貰ったって事はイーサンを見たのですか?」

 「ああ、見たよ。」

 「・・・・・・・」

 

 「また黙り込んでどうしたんだ?」

 「グリッチ知らないの?今人間の国ではイーサンはかなりの有名人になってるんだよ。」

 「俺が・・・いやイーサンが?でも何故?」

 俺有名になるような事したかな?剣の大会で優勝して不審者倒しただけなのに・・・

 ※多分それが原因です。


 「でもなんでイーサンが有名人になったんだ?」

 「グリッチほんとに知らないのですか?」

 「ああ知らない、できれば教えてほしい。なんでイーサンが有名人になったのかを。」


 「グリッチ剣術大会で起こった事件を覚えていますか?」

 「ああ覚えているとも。確かワームホールから変な奴らが出てきたよな。」

 「そのとうりそしてイーサンはそのワームホールから出てきた襲撃者達を皆殺しにした。」

 「そんなことで有名になったのか?」

 「最後まで話をちゃんと聞いてください、確かにそんなことでは有名になりません。ですが・・・」

 「ですが?」

 「・・・その場にいた襲撃者の中にS−ランクの魔人が混じっていたということです。」

 え、そんな奴居たの?俺的には全員B+ぐらいに見えたけど。そんな奴いるんだったら最初に教えて欲しいもんだけどね。

 

 「あー要はそのS−ランクを殺したから有名人になったわけ?」

 「そのとうりです。なので人間の国の方では自分の国の騎士になってほしいという事で捜索隊なども出てたりするんですが・・・今のところイーサンの手がかりすら上がっていないらしいです。」

 でしょうねイーサンはグリッチに化けてるもん。あとイーサンはお前達の目の前にいるよ。

 のんきにランチ食ってるよ。

 

 でも困ったもんだよ。まさか魔人殺しただけでこんなことになるとは。世の中どこで有名になるか分かりませんね。

 てかそんなのんきのこと思ってる場合じゃない。まじかよ捜索隊とか出てんのかよ、もしかして捜索隊に見つかったら捕まえられて強制的に騎士にされんのかな?

 俺嫌だ、まだ馬に乗るのはいいよ、でもあんなカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャ音がする鎧着たくない。

 しかも騎士ってトイレする時鎧の中でするらしいよ。だから鎧の中おしっことう●こだらけで臭いらしい。本でそう書いてあった。

 

 グリッチはそう思いながら頭を抱えてすごく悩み込んでいた。


 「どうしたグリッチ頭でも痛くなったのか?」

 「・・・っ!!すまんちょっと考え事してた。一つこれだけ言っとくお前達はディバイヤ討伐は諦めて帰れ、あとニコラス情報提供ありがとう。」

 グリッチはそう言うとレストランから出ていった。

 

 


 しばらく時間が経った。

 レストランの中でアグネス達は話し合っていた。

 「グリッチの言うとうり帰るか?」

 「何言ってんのデニスただの噂だよ。ほとんどの噂は本当じゃないことが多い。人生百十四年の経験。」

 すると水色の模様が入った仮面を付けている人間がレストランの中に入って近くの空いてる席に座った。

 「ご注文はどうされますか?」

 抹茶色をしたエプロンを付けた従業員がそう言った。

 「じゃあパンを一つ。」

 

 

 「ねえアグネスあれって・・・」

 フィリスはアグネスの耳元にそう囁くとアグネスはイーサンの方に頭を向けた。

 一度イーサンを見たがアグネスはテーブルに置いてある料理をまた見てもう一度イーサンを見た。

 いわゆる二度見である。

 

 「イーサンが居るんですけど。」

 アグネスはフィリス達に小声で教えた。

 

 「だよねあれイーサンだよね。」

 「イーサン?そんなわけ・・・」

 デニスは見間違えだろうとアグネスが言った方向を見るとそこには優雅にパンを食べているイーサンが居たのである。

 「・・・・・・まじかよ。」


 ニコラスはそんなことはわかっているように全く動じず紅茶を飲んでいた。


 

 イーサンは丸テーブルの上に連絡用の水晶は置きクナシャと会話していた。

 「イーサン今何処にいる?会議の時間が迫っているぞ。」

 忘れてた。今日の朝クナシャに昼に会議があるから必ず来てねって言われたんだった。今レストラン居るとか言ったら怒るだろうな。

 「今は腹ごしらえしている。」

 「そう・・・早く帰ってきてね。」

 お、珍しい怒らないなんて。

 「わかってるパン食い終わったら帰るよ。」

 そう言いイーサンは通話を切った。


 「すいませんちょといいですか?」

 ※デニスは育ちがいいです。

 「ん?」

 イーサンは後ろを振り向くとそこにはアグネス達がこちらを見て立っていた。

 

 「おっと・・・」

 多分デニスの心の声が漏れたのだろう。

 

 「えーと、貴方はイーサン・リベリですか?もしイーサンでしたら少し話でもしませんか?」

 ※デニスはアグネスのパーティーの中で一番常識人です。

 

 「そうだよ俺はイーサン・リベリだが・・・話すと言っても何を話すんだ?」

 というかまだ居たのかよ。


 


 「本当だったんですね。」

 「というか何で俺がディバイヤを討伐するとか知ってるんだ?これ国家機密だぞそんなこと誰に聞いたんだ?」

 「グリッチ。」

 

 「・・・チッ、あの野郎余計なこと言いやがって。」

 まあ俺だけどね。

 

 「一つ聞きたいのだがなんでSランク御一行がなんでこんなところに居るんだ?」

 「私達はディバイヤ討伐をしに来ました。ですがグリッチには帰るように言われましたけど・・・」

 そう言わないとあんたら無理にでもディバイヤ討伐しちゃうでしょ。

 

 「まあ俺別にどうでもいいんだけど邪魔だけはしないでくれよ。下手したらお前達を斬ってしまうかもよ。」

 それ冗談で言ってるだろうけど何でかな~本当の事に聞こえる。

 デニスはそう思った。

 「もしかしたら次回話はディバイヤ討伐かもよ。」

 「あの・・・誰に話しているんですか?」

 「誰にって・・・読者にだよ。」

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