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特殊で愉快な異世界生活  作者: レキシン
第2章 冒険者編
33/58

第三十一話 「バラバラ魔殺事件」

 仮面を付けた子供は地図を見ながら、黒髪の魔人の方に向かって歩いている。

 そして、グリッチが地図を見ながら歩いていたら、黒髪の魔人にぶつかってしまった。

 

 「おっと、失礼。」

 しまった。俺としたことが歩きスマホならぬ歩き地図をしてしまった。

 ちゃんと前を見ないとな。

 ※皆さんも歩きスマホや歩き地図はしないようにしましょう。

 

 ったくどこだよ西門は・・・


 地図に方位ぐらい書いとけよ。


 するとグリッチはある魔人を見つけた。


 「お、クナシャじゃん。元気?」

 ※どう見ても元気じゃないぞ。ぶっ倒れてるぞ。


 グリッチはクナシャをツンツンした。

 「あれ?寝てんのかな?」

 「お~い、クナシャ元気ですか〜?」

 ※元気でーす。とか言わないから、もう死にかけてんだから。

 

 「おいお前!クナシャ様に何してるんだ!」

 バイロンがそう言うとグリッチはバイロンの方を向いて「バイロンじゃん。元気?」と、言った。

 

 「小僧危ないぞ、今すぐ逃げろ!」

 カールが慌てながらそう言った。

 「逃げる?なんで?」

 「お前の後ろに居るのは、クナシャ様をあの様にした魔人だぞ。」

 するとグリッチは、後ろを振り向き黒髪の魔人を見た。

 

 「こんな、カ●ロ・レン(スター●ォーズ)みたいな格好した奴がか?」

 「ガキどけ、今からとどめを刺すところなんだ。」

 「もしかしてクナシャ殺すつもり?やめてあげてもうクナシャのHPはゼロよ。というかあんたがとどめを刺しても死なないと思うけどね。せいぜいとどめ刺せて殺せるのはあっちの方に転がってる二人ぐらいかな。」


 クナシャは心肺停止状態になった。


 グリッチはクナシャの方に向き、ポケットから何やら針の付いた簡易的な注射のようなものを取り出しクナシャに刺した。

 

 「イッッッッッ!!」

 クナシャは簡易的な注射を刺されると目を大きく開き意識を取り戻した。

 

 やっぱこういう反応になるよね。俺も最初そうだったもん。


 確か・・・


 充希は白いベッドの上で心肺停止状態で寝ていた。

 すると突然雄大が充希に向けて注射を刺した。

 

 「イッッッッ!!」

 充希は目を大きく開き意識を取り戻した。

 

 「先生、神経避けて打ってくださいよ。」

 「わがまま言うんじゃありませんよ。」

 

 そんなこともあったな。


 「おはようクナシャ、いい目覚めだったかな?」

 「あれ僕はあの時の・・・」

 クナシャとバイロン達は混乱していた。


 混乱するのも無理もないだろう、なにせ突然蘇生されたんだから。

 

 「仮面の子危ないよ、何でこんなとこにいるの。」

 「たまたま通りかかってね、そうだ西門ってどこにある?」

 「西門はここから反対側にあるよ。」

 「ありがとう、この地図大雑把すぎてわかんないんだよ。」

 「誰この地図作ったの?」

 

 「おしゃべりはそのぐらいでいいか?」

 黒髪の魔人が二人の会話に割って入ってきた。

 「何?無視されてて寂しいの?カ●ロ・レン、大丈夫だってちゃんとお前とも話すから。」

 するとクナシャは戦闘態勢に入った。

 「どうしたんだクナシャ?戦闘態勢に入って。」

 「あいつが僕の部下を・・・」

 「部下ってあの、転がってる二人?だとしてどうするんだ、このカ●ロ・レンと戦うのか?やめといた方がいいぞ、また注射しないといけなくなっちゃう。」



 「ほら。」

 グリッチはクナシャに簡易的な注射器を二つ渡した。

 「カ●ロ・レンは俺に任せろ、お前は部下二人を救ってこい。」


 「仮面の子ところでこれは何なんだい?」

 「蘇生させる注射かな。」

 あれ?何だったっけ蘇生させるやつ。アド・・・・カリンだったっけ?

 ※アドレナリンです。


 クナシャはバイロン達に指示をし、グリッチから貰った簡易的な注射器をブルーノとシリルに打った。


 「なめられたものだな。この俺を子供一人に相手させるなんて。」

 「なめてはいないけどね、今から戦うんだし君の名前ぐらい聞きたいな。教えてくれないか?」

 「この俺が誰なのかわからないのか?」

 「カ●ロ・レンじゃないの?」

 「ハハハ、違うな、俺の名前はアルベルト・クラークだ。」

 アルベルトって、どっかの物理学者の名前だな。

 まあ名前聞いてもカ●ロ・レンって言うけどね。

 

 「それじゃ掛かって来いよ、カ●ロ・レン。」

 グリッチがそう言うと、アルベルトは鞘から剣を抜き、その剣は緑色に輝いた。

 

 「おっと間違えたカ●ロ・レンじゃなくて、ヨ●ダだったかも。」

 

 アルベルトはグリッチを斬り掛かろうとグリッチに向かって走ったら、グリッチも同様にアルベルトの方に走った。(まだグリッチは刀を抜いていない。) 

 そして、グリッチはアルベルトの股の間をスライディングし、抜けた。

 

 股の間をスライディングして抜けたらグリッチは、アルベルト方を向いた。

 

 この技スパイ●ーマン見て学んだんだよね。

 技名 股抜き。

 

 アルベルトは驚いたがすぐさまグリッチの首を斬ろうとした。

 だがアルベルトの刃がグリッチの首に届く前にグリッチに防がれた。しかも素手で剣を掴んでいる。

 「やだやだ、なんでみんな真っ先に首狙うんだろ?確かに首斬っちまえば楽だけど、その分隙が生まれるんだよね。」

 グリッチはそう言い、アルベルトの足を蹴ろうとしたが寸止めした。

 

 「そういえば大丈夫なの?この状況アルベルトにとってはかなりまずいけど。」

 アルベルトは何を言ってるんだと思ったが、しばらく考えると今自分が死地に立ってるということがわかった。

 アルベルトはグリッチに掴まれてる剣をなんとか抜こうとしたがグリッチの力は非常に強く抜けなかった。

 グリッチはこんなので終わらせるのは面白くないと思い。掴んでいた剣を離した。

 アルベルトはグリッチが掴んでいた剣を抜くと。

 すぐに後ろに下がり剣を構えた。

 そして、凄まじいスピードで攻撃を繰り出した。

 だが、その攻撃は全て避けられてしまった。

 

 アルベルトは一つ気づいた。グリッチは避けてばっかりで攻撃をしないということだった。

 「何故、攻撃をしない?」

 「え?攻撃していいの?」

 「もう少し楽しもうと思ったけど、そっちから攻撃して来いって言うんだったら仕方ないね。」

 「それじゃあ行くよ。瞬き厳禁。」

 アルベルトは剣を構えた。


 

 クナシャは二人の部下の手当てを終えグリッチを助けに行ったら目を見開いて驚いた。

 それは何故かって?クナシャがアルベルトを見るとアルベルトの左腕は無く地面にその左腕が転がっていたからである。

 

 アルベルトの左腕からは大量の血が噴き出している。

 アルベルトも一瞬のことで何が起こったのかわからなかった、自分の左腕が無くなっているという事を・・・

 「大丈夫?左手無いけど。」

 グリッチのその言葉でアルベルトは自分の左腕が無くなっている事に気づき目を見開きとても驚いた。

 

 アルベルトはこう言った。

 「お前は一体、何者だ?」と。

 

 「俺か・・・俺はイーサン・リベリ。」

 

 イーサン・リベリ?(アルベルトとクナシャ)

 ・・・・・!!(アルベルトとクナシャ)

 

 もしかして、あの二人の魔人を殺した。(クナシャ)

 西国の剣術大会を優勝した。(アルベルト)

 あの、イーサン・リベリなのか?

 

 「何ー?そんなに俺の顔を見て、もしかして仮面壊れるとこある?剣術大会の時さ、左目のとこだけ壊れてて左目に見られたんだよね。」

 間違いないこの仮面、この強さ、間違いなく西国剣術大会優勝者そして、魔王軍幹部を倒した・・・イーサン・リベリだ。

 

 「確かあの時のよくわかんない魔物達が襲撃してきてさ、何だったっけな?名前が思い出せない。確か・・・・バケット(バレットです。)スカーレットだったっけな。」

 「あの二人弱くてさ、なんで襲撃しに来たのってぐらい弱かったんだ。」

 何を言ってるんだ?こいつは。(アルベルト)

 「俺的にはさあの二人B+ぐらいだと思うんだよね。」

 イーサンは何を言っているの?(クナシャ)

 あの二人は・・・(クナシャ)


 どちらもS−だぞ。(アルベルトとクナシャ)

 

 「そんな話をしてる場合じゃなかったな、えーと。」

 やばいカ●ロ・レンだとしか覚えてないからちゃんとした名前覚えてないどうしよう。

 

 「クナシャ様ご無事ですか?」

 バイロン達が後ろから走ってきた。

 「どうしたんですか?クナシャ様、そんなぼーとして。」

 

 えーと、どっかの物理学者名前だったんだよ、ニュートン違うな、アルキメデス違うわ。

 ・・・・・・アルベルトだ!

 

 「アルベルトそろそろ終わらせるから覚悟しといて。瞬き厳禁、瞬き出来るかわかんないけどね。」

 アルベルトは防御の構えになった。

 

 だが、そんなことも虚しくアルベルトはバラバラ殺人の如く綺麗に部位ごとに斬られて死んだ。

 そして、緑色の結界も消えた。 


 バラバラ殺人事件の完成いや、魔人だからなバラバラ魔殺事件とかかな?

 

 イーサンの後ろにはアルベルトの部位ごとの死体が転がっている。

 

 確か西門は反対側って(クナシャが)言ってたはず・・・だから反対側に行こう。


 グリッチは反対方向に向かって歩いた。

 そしたらクナシャに呼び止められた。

 「イーサン・リベリ。」

 グリッチはクナシャの方を向き「何?」と言った。

 「是非お礼をさせてほしい。」


 死体踏みながらそのセリフ言うのやめて。

 俺も死体踏みながら話しているから言える立場の人間じゃないけど。


 「いや、俺ただ魔物殺しただけだからお礼なんていらないよ。」

 「クナシャ様の誘いを断るとは。」

 バイロンがそう言うとクナシャが「よせ。」と言った。

 「僕の部下がご無礼を働き申し訳ございません。」

 「無理にとは言いません。どうか我々にお礼をさせていただけませんか?」

 

 どうしようかな?オーガンに頼まれごとしてるな・・・でも少し寄り道するぐらいだったらいいだろう。

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