第二十六話 「メダルもらった」
「はぁ~」
グリッチはため息を吐いた。
会場は静かだった、あたりにスカーレットの体の一部が散らばっている。とても気持ち悪い。
グリッチは、白門の方に歩いてた、歩いている時にちょっとばかし、スカーレットの体の一部を踏んづけてしまったが、そこは見なかったこということで。
ささとシャワーを浴びないと体が血生臭くなる。
グリッチは控え室に戻るとシャワー室を探した。
だが、シャワー室はなかった。
なので桶の中に水を入れ、グリッチは仮面を外し水浴びをした。
上半身が特に血で汚れていたので上半身を念入りに洗った。
体を洗っていると白い服を着たおじいさんが木箱を持って話しかけてきた。
グリッチはおじさんが近づいてくると、急いで仮面を付けた。
「イーサン様、剣術大会の優勝品です。」
おじさんは木箱を開け、中には騎士の模様が入った五百円程の大きさの金色のメダル入っていた。
「このメダル何?」
「簡単に申しますと、このメダルは就職が有利になるメダルです。」
簡単に申し過ぎじゃない?
「なんかもっと詳しくないの?」
「そうですね、このメダルを見せれば就きたい、就職先につけます。」
要は就活生とかにあげたらめっちゃ喜ぶやつか。
「そこら辺に置いといて。」
グリッチがそう言うとおじいさんは近くの机に木箱を置き去っていった。
グリッチはタオルで体を拭いていた。
グリッチは体を拭きながら机の上に置いてある木箱を開け騎士の模様が入った金色のメダルを見た。
グリッチはタオルを机に置き金色のメダルを手に持った。
こんなのが就活に有利に働くとは。
その時グリッチの状態は、上半身裸の状態だった。
グリッチは意外にも筋肉質だった。
どこかの国の宮殿内。
「セシル様ー!!セシル様ー!!」
黄色の髪の男性騎士が大きな声でセシルを呼んだ。
「見つかったか?」
黄色の髪の男性騎士がそう言ったが・・・
「いやこっちには居なかった。」
と、黒色の髪の男性騎士はそう言った。
「一体どこに行ってしまわれたんだ、セシル様は・・・」
「セシルは見つかったか?」
その国の王が騎士達にそう言った。
その王は黒色の髪で王冠を頭にかぶり玉座にゆったりと座っている。
一応威厳は感じる。
「いえ、まだ見つかっておりません。」
赤色の髪の男性騎士団長がそう言った。
「・・・・・・」
王は黙り込んで何かを考えていた。
「我々がもっとしっかりしてればこのようなことは・・・」
騎士団長がそう言った。
その日の国の新聞は王の息子失踪と書かれていた。
一方その頃グリッチは・・・
バンド街の噴水の近くで白いベンチに座りながらのんびりしていた。
あの事件が起きてから、警備が凄いな、至る所にキラキラと輝く鎧着た人達が居るわ。
あとカチャカチャカチャカチャうるさい。
夜の寝てる時もカチャカチャカチャカチャカチャカチャ、鎧脱げよと思いながら寝てる。
まああの事件大きくしたの俺なんだけどね。
その事件とは、剣術大会襲撃事件である。
でもあの事件が起きた後結構大々的な国際ニュースになってたな。
魔王に関係するとなると国際ニュースにもなるのか?
グリッチはそう考えていた。
あーそういえば選手控室から出た時、結構記者達が質問攻めしてきて結構うざかった。
一応全部ちゃんと答えたけどね。
※偉い。
騎士達は椅子に座っていた。
「まさかうちの騎士団長があんな子供みたいなやつに負けるなんて・・・」
金髪の女性騎士がそう言った。
「しかも一撃って・・・」
「そうだよな、気づいたら壁の方に飛んで行ってたもんな。」
黒色の髪の男性騎士がそう言った。
「でも見えたか?あのイーサンって奴の攻撃。」
赤色の髪の男性騎士がそう言った。
すると長いテーブルの椅子に座っている騎士達は見えなかったと思った。
「・・・・・・」
するとエイダが奥の扉から現れた。
エイダが現れると椅子に座っている騎士は立ち上がりエイダの方を向き、立っている騎士はエイダの方にに向いた。
エイダが椅子に座ると他の騎士も椅子に座った。
すると金髪の女性騎士が、
「エイダ様・・・大丈夫ですか?」
と、言った。
心配している騎士もいれば笑いをこらえてる騎士もいた。
それは何故かって?
それはエイダの顔の右側が凄く腫れていたからだ。
「大丈夫だ。」
エイダがそう言うと、
「本当に大丈夫ですか?」
と、金髪の女性騎士に言われた。
「プッ。」
金髪の男性騎士がちょっと吹き出してしまった。
「今笑った?今僕の顔見て笑った?」
エイダは、金髪の男性騎士を見ながらそう言った。
「いえ笑っておりません。」
「いやプッって聞こえたよ。」
「誰かがおならしたのではないでしょうか。」
「アシュリーとか。」
金髪の男性騎士は、金髪の女性騎士を指さした。
「なんで私が!」
「いや、口からプッてなった音がしたよ。」
「まあいい、これより会議を始める。今回の議題は・・・」
「だーれだ!!」
エイダの目を青色の髪の男の子が後ろから手で隠した。
エイダは呆れたように、
「デニス・・・お姉ちゃん今仕事中なの邪魔しないでもらえるかい?」
そう言った。
「仕事が終わったらいっぱい遊んであげるから。」
でも、この状況に騎士団のみんなは驚かなかった。
こういう状況は今までも沢山あったからだ。
「それまでの間、部屋で待っといてね。」
エイダがそう言うと「うん」と言いデニスは自分の部屋に戻った。
「それじゃあ今度こそ会議を始めよう。」
グリッチはバーのカウンターで座ってジュースを飲みながら他の冒険者から相談を受けていた。
その冒険者は黒い髪に筋肉質の男の人だった、あと、お酒を片手に持っていた。
「はあ、イケメンすぎて生きるのが辛いんだ、どうすればいいと思う?」
「じゃあ死ねば。」
※グリッチはたまに酷いことを言います。
「おいそこは、なんかいい感じにするんじゃないのか?」
「いや生きるのが辛いんだったら死ねばいいよ。お前一人死んだところで、誰も悲しまないから。」
※毒舌グリッチ。
そして、これ口に出して言わないけど、たいしてお前イケメンじゃないから。
ミ●コンを自称で出る人みたいな顔してるから。
※グリッチはミ●コンを自称で出てる人を馬鹿にはしていません。
「まあでも、ギルドの受付の人ぐらいだったら悲しんでくれんじゃない?」
※グリッチに相談したらこうなります。
グリッチはそう言いジュースを飲み干しすとバーの椅子から立ち上がり、ギルドの外に出た。
グリッチは街中を歩いていると、一つポスター目が止まった
そのポスターには、廃村ツアーと書かれていた。
廃村ツアー?何その物騒なツアー
でもちょっと楽しそう。
でもどこの廃村なんだ?
もしかして俺の故郷かな?
グリッチはそんなことを考え、歩き出した。
そういえば俺、自分用の短剣持ってないじゃん。
いつもギルドから借りて返してるから、この際だから、自分用の短剣買いに行くか。
グリッチは武器屋に向かったが、迷子になり、バンドの街を一時間程歩き回り、なんとか武器屋に辿り着くことが出来た。
そしてグリッチは武器屋に入った。
武器屋の中に入ると、両手剣、片手剣、短剣、ハンマー、鞭などが見た感じ置いてあった。
そして武器屋に入るとグリッチは、
「おっさん、いい短剣ない?」
と聞いた。
おっさんの見た目はいかにも職人ですって感じの姿だった。
「あるぞ、これなんかどうだ。」
武器屋のおっさんは壁に飾ってある短剣を取りグリッチに渡した。
グリッチは短剣を鞘から抜いて刃を見た。
いい刃だが・・・
「おっさん、両刃じゃなくて片刃の短剣とかない?」
「確か、ここら辺にあったと思うんだが・・・」
武器屋のおっさんは、短剣が入っている棚の中を探した。
「これこれ、あたっぞ。」
武器屋のおっさんは棚の中から片刃の短剣を取り出しグリッチに渡した。
グリッチは短剣を鞘から抜いた。
これこれ、やっぱ懐かしいな片刃は・・・
刃もいい感じだしこれ買お。
「おっさんこれ買うわ。」
「だったら、金貨一枚と銀貨三枚(一万三千円)貰うぜ。」
グリッチは財布から金貨一枚銀貨三枚を取り出し武器屋のおっさんに渡した。
グリッチは武器やから出ようとするとあることを思い出した。
あ、砥石・・・
「おっさんこの店、砥石ある?」
「あるぞ。」
「じゃあそれ一つちょうだい。」




