第二十五話 「これなーんだ?」
赤門通路。
イーサン(グリッチ)は控え室に向かって歩いていた。
あのインデュラって奴・・・
思っちゃいけないけど・・・
めっちゃ弱かったな。
何、あの攻撃、しかも死角からって・・・
そんなもん誰でも出来るわ。
もう少し工夫して欲しかったな〜。
イーサンは控え室に戻ると、他の選手から変な目で見られていた。
そうだろう、なにせ素手で剣を掴んで止めたのだからイーサンを見る目はそんな目になるだろう。
たがイーサンはそんな目を気にせず控え室から出ていった。
今日の昼ご飯なんにしよ。
「勝者・・・・アグネス・ダルク!!」
会場は凄く盛り上がった。
「よし!これで準決勝進出だ。」
「そうだがデニス・・・アグネスの三回戦目の相手、あのイーサン・リベリだぞ簡単に行くとは思はない。」
「アグネスなら大丈夫でしょう。」
次の日。
グリッチは、ギルドでパンを食べていた。
あの料理店よりはパン硬くないな、それにしてもあのパン・・・
どうやって作ってんだろ。
グリッチはパンを食べ終わるとギルド出た。
さて今日は準決勝か・・・誰が相手なのだろう。
この時グリッチは準決勝の相手がアグネスとはまだ知らない。
その相手アグネスはまだ寝ていた。
「アグネス起きて、朝だよ!」
そしてフィリスに起こされていた。
「うん~~んぇ?」
もしかしたらアグネスは、凄くだらしないのかもしれない。
グリッチは会場に着くと、トーナメント表を見ていた。
するとびっくり!!なんと準決勝の相手はあのおばさんと言われてとても落ち込んでいた、アグネスだったのだ。
まじかーーーー
まあ取りあえず、仮面だけ取られないようにしよ。
あ、あと、喋らないようにしよう。
多分喋ったらバレそうだしな。
そしてグリッチは控え室に向かった。
グリッチは控え室に着くと、お茶を入れようとしていた。
マジかよ、紅茶ばっかじゃん。
俺紅茶嫌いなんだよな〜。
じゃあ、白湯でいいや。
グリッチはお湯を沸かしコップに入れた。
グリッチは、白湯を入れたコップを持ち、近くにあった椅子に座り飲んだ。
でも、準決勝の相手がアグネスとは・・・
でもあの人一応Sランク冒険者だから多分強いと思うんだよ。
でも・・・一発で終わりそう。
観客達は驚いていた、なぜかって?それはエイダが準決勝の相手を一瞬で仕留めたからだ。
「すげぇ・・・」
観客の一人からそう言葉がこぼれた。
エイダは準決勝の相手を一瞬で仕留めたら、赤門の方に歩いた。
「勝者・・・・エイダ・バートン!!」
会場は盛り上がった。
「次はあのイーサンが出てくる試合か・・・」
「もしかしたらあのアグネスも一撃終わるんじゃない?」
「アグネス大丈夫だろうか。」
「なに弱気になってんの?デニス・・・気持ち悪い。」
「気持ち悪いって、酷くないか。ニコラスもそう思うだろ。」
「申し訳ないデニス・・・俺も気持ち悪いと思ってしまった。」
「え・・・」
デニスは固まった。
「ですがアグネスの相手がイーサンとは・・・」
「あの西国最強騎士のエイダ様よりはまだましだと思うけどね。」
「それでは準決勝第二試合、選手入場です!」
「まず赤門から。」
実況者がそう言うと赤門は開いた。
そして、イーサンは中央に向かって歩いた。
「この仮面は一体何者なのか!神童を破りそして!太陽王を破るという衝撃を見せた!さあ今度はどんな衝撃を見せてくれる!」
「謎多き仮面 イーサン・リベリ!!」
会場は少し盛り上がった。(ほんの少しね。)
「次に白門!」
実況者がそう言うと白門が開いた。
そして、アグネスは中央に向かって歩いた。
「さてこのSランク冒険者はこの仮面に打ち勝つことが出来るのか!さあ冒険者のプライドを見せてくれ!」
「南方の獅子 アグネス・ダルク!!」
両者が中央に着くと、実況者はこう言った。
「試合開始!!」
試合開始するとアグネスは物凄いスピードでイーサンにを斬ろうと攻撃したが、スッと避けられた。
だがアグネスは素早く体勢を立て直しもう一度イーサンを斬ろうとしたが、これもまたスッと避けられてしまった。
そしてアグネスの剣は、オレンジ色に輝いていた。
最初から飛ばしすぎじゃない?アグネス。
いくらアグネスがスピード勝負で決着つけようとしても、こんな技術の剣じゃあ俺には勝てっこないよ。
イーサンがそう思っている時もアグネスの素早い猛攻は続いていた。
だが全て避けられていた。
・・・そろそろ終わらせるか。
アグネスは思いっきり踏み込み、イーサンに向かって剣で攻撃した。
「うぉーー!」
さてここで私グリッチ・マクベインじゃなくて、イーサン・リベリの技を一つお見せしよう。
あなたの目の前には剣を持っていかにも自分に斬りかってきそうな人が居ます。
あなた何も武器を持っていません。さあこの時あなただったらどうします?
大抵の人は殺されるのを待つか、逃げ出すでしょう。
私ですか?私だったらその相手が持ってる剣を奪います。
でもどのように?っと思ったそこのあなた、今からお見せしましょう。
アグネスがイーサンをいつでも斬れる間合いに入ると、イーサンは素早くアグネスが持っている少しはみ出している剣の持ち手を上に向かって叩いた。
するとあら不思議、両手で持っていたアグネスの剣が上に回りながら後ろに飛んだじゃありませんか。
そして、イーサンはアグネスの後ろの方に素早く移動し素早くアグネスの方を向くと、回りながら落ちてきた剣を右手で掴んだ。
そしてこのようにすると剣が奪えます。
もしそういう自分が斬られそうな場面に遭遇した時は、どうぞ皆さんもやってみてください。
※普通の人じゃ無理です。そういう場面に遭遇した場合、素早く逃げてください。イーサンいやグリッチ(森下充希)だから出来るんです。
その瞬間その場にいる全ての人が「えーーー!!」っと驚いた。
だが一番驚いていたのはアグネスだった。
アグネスは目を大きく開いたまま固まっていた。
まるで、充希が雄大先生の時の稽古で雄大が充希の刀を上の方に吹き飛ばして充希がどうやって刀を吹き飛ばされたのかわからないような様子であった。
そりゃそうだよな、渾身のの一撃をしようとしてたのに剣を上に吹き飛ばされて、気づいたらその剣を相手が持ってた・・・って知ったらそりゃそんな反応になるわな。
俺もそうだった、俺も雄大先生に渾身の一撃を食らわせようとしたら気づいたら刀は無くなってて雄大先生が持っていた、その時の反応がまさしくアグネスみたいな反応だった。今こうして見るとこのアグネスの反応は本当にあの時の俺の反応にそっくりだ。
「嘘でしょ、イーサンが消えた瞬間アグネスが持っていた剣が上に飛んでいつの間にか剣が落ちてくる落下地点にイーサンが居て剣を片手でキャッチするなんて。」
※↑簡単に説明してくれてありがとう、フィリス。
「まず普通の人にはあんなことできないな。」
「まず普通の人じゃなくてもあれをすることは難しいでしょう。」
「なにせ剣を持ってる人が(あの)アグネスなのだから。」
「あの仮面もしかしたら、剣聖レベルの存在なのか。」
「でもあんな事が出来る剣聖なんて・・・」
「そうそこがポイントなのだよ。」
横から三人の会話に割り込んできた人物がいた。
その人物とは、なんとエイダ・バートンだったのだ。
「あなたのような方が何故ここに!?」
ニコラスがそう聞くとエイダは、
「あの仮面の子が気になってね、つい見に来てしまったのさ。」
そう答えた。
「それにしてもあの仮面の子凄いね。あのアグネスの剣を華麗に避けるだけではなくその剣を奪うとは・・・」
「私では到底真似できないことだね。」
「エイダ様でもですか?」
「ああ、避けるだけならまだ出来るだが、その剣を奪うなんて・・・無理無理。」
エイダはそう言いながら手を軽く横に振った。
「もしかしたらあの仮面・・・とんでもない化物だったりして・・・決勝で戦うとなるとワクワクしてきたね。」
「エイダ様、まだアグネスは負けていませんよ。」
「いや負けているよ。あのアグネスの顔を見ればわかるだろう。」
何が起きた?
なんで私、剣を持っていない
何で?何で?何で?何で?
アグネスは剣を構えた姿勢で考え込んでいた。
「審判!」
イーサンが審判に話しかけた。(少し声は変えています。)
「あれはもう戦えない。ていうかもう戦える状態じゃない。即刻棄権させるべきだ。」
「あいつあと二・三時間ぐらいそこ動かないぞ。」
イーサンはアグネスを指差した。
「あと何かをブツブツ言ってる。怖い。」
すると審判は実況者に何かを言い実況者は、
「勝者・・・・イーサン・リベリ。」
と、言った。
試合が終わるとアグネスのもとに救急班が向かった。
「救急班は早くアグネスを医務室に運んでくれ、医務室が空いていなかったら選手控え室でもいい、そしてそっとしといてあげてくれ。」
イーサンはそう救急班に指示を出した。
「わかった、そうする。」
「あと、何かブツブツ言ってるから怖くなるかもしれないけど、そこんとこは我慢してくれ。」
そう言うとイーサンは赤門の方に向かって歩いて行った。
こんな勝利・・・・したくなかった。
イーサン対アグネスの戦いは後味の悪い結果で終わったのだった。
イーサンは控え室に戻るとある人物がイーサンの事を待っていた、そのある人物とは、エイダだった。
だがイーサンはエイダの事は知らない。
「何?直々に記者が訪問ってか?次は決勝戦ですがどんな気持ちですかって聞きに来たわけ?」
「一体君はアグネスに何をしたんだい?」
「そんなことか・・・新聞記者だか知らないけど耳の穴をかっぽじってよーく聞いておけ、俺はただ、アグネスの剣を奪っただけだ。」
「それ以外は何もやってない。」
「それじゃすまないね、急いでるんだ。」
そう言うとイーサンは控え室から出ていった。
「アグネス、ねえアグネスってば!」
フィリスがアグネスを呼ぶがアグネスはブツブツと何かを言っていた。
「駄目だ諦めろフィリス、あの仮面がそっとしておけと言っていただろう。」
「アグネスがこんなになってそっとしておけるわけないだろ!!」
フィリスがそう言いながら後ろを向くとそこには、イーサンがデニス達の後ろに立っていた。
するとフィリスは、デニス達を押しのけイーサンの胸ぐらを掴んだ。
「アグネスに何をした!!」
フィリスは怒りながらそう言った。
「ただあの時剣を奪っただけだ、後は何をしない。」
※もちろんこの時声は変えています。
「剣を奪っただけでこうにはならないだろ!!」
「俺もこんなことになるとは思いもしなかった、本当にすまなかった。」
「あの時剣を奪うじゃなくて、おでこにデコピンした方が良かったと今も思ってる。」
「フィリス、イーサンもこう言ってるんだ離してやれ。」
デニスがそう言うとフィリスはイーサンの胸ぐらから手を離した。
だがフィリスは怒っていた。
「ちょっと外の空気吸ってくる。」
そう言いフィリスは医務室から出て行った。
「そりゃそうだよな渾身の一撃をしようとして気づいたら剣が無くなってたなんて知ったら誰だってそんな反応するよ。」
イーサンは小声でそう言うとデニスが、
「もしかしてお前もそんな反応をしたことあるのか?」
と、言った。
「あー聞こえたか。あるよ、昔だけどね。」
「どのように?」
デニスがそう聞いた。
「あれは・・・」
充希と雄大は剣の稽古をしていた。
「おらーー!」
充希は雄大に真剣で攻撃したが見事に弾き返された。
充希はその瞬間体制を崩し隙を作ってしまい雄大の攻撃を受け武道場の壁の方に吹き飛び口から血を噴き出した。
これじゃダメだ、これじゃ雄大先生を倒すなんて・・・
そうだ、俺の渾身の一撃を雄大先生にぶつければ隙きが生まれるかもしれない。
充希はそう思い刀を構え深く息を吸った。
そして、雄大を斬ろうとして間合いに入った瞬間・・・
気づいたら刀が手から無くなっていた。
次の瞬間カチャンと音がし、そちらの方を向くとさっきまで持っていた真剣がそこに落ちていた。
「もう稽古は終わりましょうか。」
雄大がそう言ったが充希からは返事がない。
充希はかなりの衝撃で、目を大きく開き雄大を斬ろうとしたポーズで固まっていた。
何でだ?
何で?刀が無くなった?
充希は何故刀が無くなったのかわからなかった。
「ってのが昔あった。」
「それでどうやったら治ったんだ?」
「先生いわく、そっとしていたら自然と治ったらしい。そして、何事もなかったような顔で訓練をしてたらしい。もう忘れちまってよくわからないが、俺にそんなに記憶は無い。」
「だから無理に話したりせずそっとしてた方がいいと俺は思う。それじゃあ俺は失礼する。あとフィリスにはこう伝えておいてくれ、安心しろ必ずアグネスは治るって。」
そう言うとイーサンは医務室から出て行った。
決勝当日。
バンド街は大いに盛り上がっていた。
それもそうだろう今日で剣術大会の優勝者が決まるのだから。
グリッチは、会場に着くと会場の壁を見た。
凄いな決勝ともなると、でかいポスター貼ってある。
ポスターには、イーサンとエイダが載っていた。
確か今日は白門からの登場だったはず・・・
あれ?白門に繋がる選手控え室何処だ?
もしわからなかったら白門から入ろ。
そんなことを考えていると記者がイーサンに近づき質問をしてきた。
記者は手帳とペンを手に持っていた。
うわ、記者だ。
「今回の決勝戦相手があの西国最強騎士エイダですがどのような気持ちで挑みますか?」
そんな二つ名なの?あの人。
かっけーじゃん。
「どんな気持ちでって言われてもな・・・まあいつも通り平常心で挑むつもりだよ。」
赤門選手控え室
エイダは記者に囲まれていた。
「あの仮面の子は私が思っているよりも強い、もしかしたら負けるかもしれないね。」
記者達はまさかという感じだった。
「でも全力で挑むつもりだよ。」
すると大会スタッフがエイダにそろそろ出番だと耳元で伝えた。
「おっとそろそろ出番のようだから、失礼するよ。」
そう言ってエイダは赤門の方に歩いていった。
イーサンは、白門の前で待機していた。
今回は前回のようなのとは起こさないようにしよう。
すると大会スタッフがイーサンに近づき何かを言った。
「わかった、もう始まるのか。」
「これより西国剣術大会、決勝戦を行います!!」
実況者がそう言うと会場は大いに盛り上がった。
「選手入場!!」
「赤門!」
実況者がそう言うと赤門は開いた。
そして、エイダは中央に向かって歩いた。
「その騎士は、西側諸国の希望であり夢でもある!さあ紅色に輝く剣を手に何を見せてくれる!!騎士の強大さか!!騎士のプライドか!!」
「西国最強騎士! エイダ・バートン!!」
会場は割れんばかりの歓声で覆われた。
「白門!」
実況者がそう言うと白門が開いた。
そして、イーサンは中央に向かって歩いた。
「一体この仮面は何者なんだ!神童!太陽王!南方の獅子!を破るという衝撃を見せる!まるで、当たり前のように!さあ今度はどんな衝撃を見せてくれる!!」
「謎多き仮面! イーサン・リベリ!!」
会場はエイダ程ではなかったが盛り上がった。
両者が中央に着くと、実況者はこう言った。
「決勝戦!試合開始!!」
試合が始まると会場は割れんばかりの歓声で覆われた。
試合が始まるとエイダは剣を抜きその剣は、紅色に輝いていた。
イーサン、君を見ていると私は君には勝てないかもしれないと思ってしまう。
全く何を考えているんだ?何もせずに立ってなぜ剣を抜かないんだ?
そんなことはどうでもいい、今私は今できる全力を君にぶつけるだけ、たとえ無意味かもしれないが、やってみないとわからないからね。
今ソフィさん見てるかな?
エイダは剣を構えイーサンに向かって技を撃った。
インパクトバースト!!
するとイーサンは刀を左手で抜き刀の鞘でエイダの技を防いだ。
「いい技だ。」
「だが・・・もう少し威力が欲しい。」
エイダは驚かなかった、そんなことが起きるの想定内だったからだ。
そしてエイダは素早く次の攻撃した。
だがその攻撃も見事に鞘で防がれる。
どんなに攻撃スピードを上げてもイーサンは(攻撃位置を)わかったように防ぎ、避けたりしている。
「こんなもんか、西国最強騎士は。」
そう言うとエイダの猛攻は止まった。
「久しぶりだよこんな感情は、いくら攻撃しても防がれ、避けられ、まるで遊ばれてるように・・・」
「まるであの男のように・・・」
エイダの頭の中には黒い服を着た男が映っていた。
「なにぼーと立ってる、かかってこい。エイダ。」
するとエイダは剣を構えイーサンを斬ろうとした。
エイダ、お前は確かに強い、だが俺に勝つならもう少し強くなって来い。
イーサンそう思うと向かって来たエイダの横腹を蹴った。
蹴られたエイダは口から血を出し、壁にめり込むように激突した。
だが観客達は驚かなかった。
というかこれまでのイーサンの戦いを見ていたらこれが普通だと思ってしまっていた。
実況者がエイダの様子を見ると。
次の瞬間実況者がこう言った。
「決勝戦勝者・・・・イーサン・リベリ!!」
すると突然会場に黒色のワームホールのような物だが無数に現れた。
会場はざわついた。
会場がざわついていると、ワームホールからいかにも闇の世界の人だよねって人達がゾロゾロ出てきた。
「あれもう終わっちゃたの?」
紫色の髪の小柄な女の子がそう言った。
「バレットがモタモタしてるからだよ。」
「すまん、魔王様が呼び止められてな。」
細マッチョみたいな銀色の髪をしたバレットがそう言った。
「だったら仕方ないね。」
「それで、西国最強騎士と言われているエイダは・・・」
「居た!」
紫色の髪の小柄な女の子はエイダを見つけると、エイダが居る方に飛んで向かった。
エイダは救急班にタンカーで運ばれていた。
「やあどうも。」
小柄な女の子がそう言うと、救急班の人達は驚いて固まった。
すると小柄な女の子は右手から鋭利な刃物を出した。
「それじゃ、バイバイ西国最強騎士。」
小柄な女の子は右手に持っている鋭利な刃物を振り下ろすと突然何者かに右手を抑えられた。
「すまないね、エイダは今怪我してるんだ、まあ怪我させたの俺だけどね。」
「君?誰?」
「俺?俺はイーサン・リベリ。」
「それじゃイーサン、何で僕の邪魔するの?」
「俺も聞きたい何でエイダを殺そうとしているんだ?こんな奴殺してもなんも起きないぞ。」
質問を質問で返すなよ。
「魔王様の命令だ。」
「だったらその命令なんとかならないか?」
「それは無理だね。君・・・もしかして僕達の邪魔をする気?」
「まあそんなところかな。」
「そんなんだ・・・だったら殺さないといけないね。」
小柄な女の子がそう言うと、ワームホールから約百人程出て来た人達が武器を構えてイーサンを殺そうと襲い掛かった。
だがイーサンはそんな事では死なない。
少し後ろに移動しイーサンを殺そうとしてきた敵を逆に殺した。
しかも刀で・・・
「弱すぎ、俺を殺すならもっと強い人を連れてこないと駄目だよ。」
すると足元に青紫色の丸い宝珠が一つ落ちていた。
なんだこれ?
イーサンは落ちていた青紫色の宝珠を手に取った。
「何これ?ビー玉?」
そう考えていると、その宝珠は爆発しイーサンはその爆発に巻き込まれた。
死んだな。
小柄な女の子はそう思った。
「このビー玉何かと思ったら、何だ爆弾か。」
煙が晴れる煙が晴れるとそこには仮面が少し割れたイーサンが立っていた。
目元のところで爆発で(仮面が)壊れて隠せてないし。
「へぇ〜〜なかなかやるじゃん。」
「おい何処に居る。ミスターボ●バーマン!」
イーサンがそう言うと後ろから青紫色の宝珠が飛んできた。
そしてイーサンは青紫色の宝珠をキャッチし遠くに投げた。
「そこに居たのか、ミスターボ●バーマン。」
「探したぜ。」
「ところでミスターボ●バーマンその手に持ってるビー玉はどうするつもりだ俺を殺そうともその威力じゃ殺せないぞ。」
「あ、ちょと話しすぎた。」
「それじゃあさようなら。ミスターボ●バーマン。」
そう言うとイーサンは消えその瞬間バレットの首は胴体は外れた。
小柄な女の子は嘘だろと思っていた。
なんたってバレットを一瞬で殺したのだから。
「後は君だけかな?」
「前から魔王軍とは戦ってみたかったんだ。掛かって来いよ。」
イーサンはそう言いながら仮面から出ていた、緑色の左目で小柄な女の子を見ていた。
観客達は沈黙していた。
小柄な女の子は逃げようとしていた、だがイーサンが止めた。
「おいどこに行くんだ?まだ楽しいショーは始まってないぞ?」
「そういえば君の名前なんていうんだ?」
「僕の名前はスカーレット・オルガン。」
「それじゃあスカーレット、君は他の仲間が助けに来てくれるそう思っているだろう。だががねスカーレットそんなに現実は甘くない、もし助けに来たとしても。」
すると横からワームホールが出てきて金髪の男の人がイーサンを殺そう剣を持って突っ込んて来た。
「こうなってしまう。」
イーサンは金髪の男の人の首を横に斬った。
「フリートさん!!」
その瞬間スカーレットは槍を手から生み出しイーサンに刺そうとした。
だがイーサンはその攻撃を避けスカーレットの頭を殴った。
そしてスカーレットは壁の方に吹き飛び激突した。
無理だ僕は勝てない。
イーサンはスカーレット方に歩いて近づいていた。
早く逃げないと。でも体が動かない。
誰が助けて・・・
「魔王様・・・・」
スカーレットがそう呟く。
「俺が魔王に見えるか?」
「俺わな魔王なんで生易しいもんじゃない、俺は魔王を滅ぼす者だ。」
「そして、俺はイーサン・リベリという名前じゃない本当の名前は、グリッチ・マクベインだ。」
「それじゃスカーレット、これなーんだ?」
グリッチは、ポケットから青紫色の宝珠を取り出しスカーレットに見せた。
「それは、バレットの爆弾。」
スカーレットは驚いた。
「それじゃあバイバイ、スカーレット。」
そう言うとグリッチはスカーレットのお腹に宝珠を入れ込み少し衝撃を与えた。
「でかい花火が上がるぞー!」
そう言うとグリッチはスカーレットを上に投げた。
するとスカーレットは空中で花火のように爆発した。
体の部分が空中で至る所に吹き飛んでいる。
そしてグリッチはその花火の真下に居たため沢山の血を浴びた。
うげ、内臓降ってきた。
気持ち悪・・・




