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特殊で愉快な異世界生活  作者: レキシン
第2章 冒険者編
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第二十四話 「デコピン」

 「ただいまから第五組目予選第一試合を始める。」

 

 イーサンとワイアットは、簡易的に作られたリングの中に居た。

 「戦闘開始!」

 

 すると観客からは、

 「あれ子供じゃないか?」

 「大丈夫なのか?」

 と、グリッチの耳に聞こえた。

 

 「一時間ぶりだねワイアット。どうだい調子は?」

 「最高潮だよ、君は?」

 「俺は、ぼちぼちって感じ。」

 

 「お話はそれまでにしてくれ。」

 審判がグリッチ達の話を止めた。

 「すまないね。それじゃあ始めようか。」

 ワイアットは剣を構えワイアットの剣は緑色に輝いた。


 イーサンは何もせずただ立っていた。

 ワイアットはイーサンを斬ろうと一歩前に出た瞬間・・・ワイアットは突然気を失い倒れた。

 

 そしたら観客達が、

 「今イーサン何したんだ?全く見えなかった。」

 「大丈夫なのか?ワイアット突然気を失ったぞ。」

 と、言っていた。

 

 「それじゃあ失礼するよ。」

 と言い。

 イーサンは、ワイアットを倒すと簡易的に作られたリングから出ていった。

 

 観客達は、イーサンが何をしたのかわからなかった。

 

 「これは、ダークホース実現かもしれないわね。」

 腰に剣をつけた、白色い服で黄い髪の女性剣士がそう言った。


 


 少しばかりビンタしたけどあの人大丈夫かな?

 気失ってたけど・・・

 まあ大丈夫だろう人間ってそんなやわじゃないから。

 でもビンタ一つで気を失うとは・・・

 もしかしたら人間って思ってたよりやわなのかも。


 あ~お腹空いたご飯食べに行こ。

 

 

 「第十二組予選第一試合勝者・・・アグネス・ダルク!」

 その瞬間、観客からは歓声が上がった。

 まだまだ楽勝ね。

 そう思いながらアグネスは剣を鞘になおした。

 

 でも観客達は、

 「でも五組目の予選試合と比べたらあんまり衝撃感がなかったな。」

 「そうだな、あれと比べたら・・・」

 と、言っていた。

 

 

 

 グリッチは、フラインという料理店でパンを食べていた。

 このパン、フランスパンぐらい硬い、歯、折れちまうわ。

 でも頑張って食おう。

 

 グリッチがパンをガリガリ食べていると、ある四人組の冒険者が店に入って来た。

 その冒険者とは、アグネス達だった。

 

 アグネス達は四人席に座り、アグネスは考え事をしていた。

 「どうしたんですかアグネス、そんなに考え込んで。」

 「あ、いやあの時の観客達があの時の衝撃と比べたらって言葉にちょと引っかかって・・・」

 

 何の話をしてるかわからないがアグネス達話をしてる。一体何話してんだろ?


 硬・・・

 唾でふやかしながら食べよ。

 



 それからグリッチ改めイーサンは、当然のように予選二回戦はおでこに一発デコピンをし突破して、三回戦では首に手刀を一発お見舞いして突破し、四回戦では腹パン一発で突破した。

 

 そしてこれに勝てば本戦出場ができる、第五回戦が始まろうとしていた。

 


 五回戦の相手はフィリッツという名前の人だった。

 そしてこの試合は、アグネス達が観に来ていた。

 

 アグネス達いんじゃん。あんまり喋れないようにしとこ。

 


 「これより本戦出場をかけたイーサン・リベリ対フィリッツ・バスチアンの試合を行う。」


 「それでは試合開始!!」

 

 フィリッツ(男性)は剣を鞘から抜きその剣は水色に輝いた。

 なんでみんな剣がいろんな色に輝いているんだ?

 

 そしてイーサンは、ただ何もせず立っていた。

 

 フィリッツはイーサンを斬ろうとしたら突然、気を失って倒れた。

 

 「何が起きたんだ?アグネス見えたか?」

 「いいえ、見えなかったわ。」

 一体何が起きたというの?この仮面の人は一体・・・

 

 「勝者・・・・イーサン・リベリ。」


 観客達はざわついていた。

 そしてイーサンは、静かに簡易的なリングから出ていった。

 

 これで本戦出場か・・・頑張ろう。

 ※ちなみに最後のは、おでこにデコピン一発食らわせだけです。

 


 グリッチは、本戦が開始するまで、ギルドで魔物退治やペットの散歩の依頼をした。

 ※依頼している時は、仮面は外しています。

 


 そしていよいよ本戦当日、街中は剣術大会のポスターが至る所に貼ってあった。


 なんかお祭りみたいだな。



 グリッチは本戦会場に向かった。

 

 本戦会場はやっぱり凄かった、あの予選の会場よりも豪華でまるでイタリアにあるコロッセオのようだった。 

 

 グリッチが会場に入ると既に本戦、第一試合が始まっていた。

  

 えーと確か、俺の番は一回戦第十三試合目と看板に書いていたな。

 まだ控え室行かなくても大丈夫だし、ここで戦い見とこ。

 

 「第一試合目なのにこんなに人がいるなんて。」

 「おいフィリス、俺達の席そこじゃないぞー!」

 デニスが大きな声で言った。

 「え・・・・・」

 フィリスは余程恥ずかしかったのか、無言でデニス達の方に早歩きで向かった。

 



 それからしばらく時間が経ち。

 

 「それでは一回戦第十三試合、選手入場です。」

 「まず赤門から。」

 実況者がそう言うと、赤門が開いた。

 そして、選手は中央に向かって歩いた。

 「予選では、圧倒的な力を見せ観客を魅了した。」

 「神童 ルー・ロンドン!!」

 実況者がそう言うと会場は盛り上がった。

 赤門からは青い服を着て青い髪の毛で目も青い。男性が出てきた。


 「次に白門は。」

 実況者がそう言うと、白門が開いた。

 そして、イーサンは中央に向かって歩いた。

 「予選で戦った相手は全員気絶し、観客を沈黙させた。」

 「謎多き仮面 イーサン・リベリ!!」

 実況者がそう言ったが・・・

 あまり会場は盛り上がらなかった。

 


 「あの仮面・・・負けるぞ。」

 フィリスが言った。

 「試合開始!」

 試合が開始した瞬間ルーは突然地面に倒れた。

 


 「え・・・・・・」

 フィリスは困惑した。

 困惑したのはフィリスだけではない、会場にいた全ての人が困惑していた。

 あの神童 ルー・ロンドンが一瞬にして地面に倒れたからである。

 そして会場は静寂に包まれた。

 

 「はっ!」

 「勝者・・・・イーサン・リベリ!」

 実況者は慌てた様子でそう言った。

 だが会場は静かだった。


 「とんでもないダークホースが現れたね。」

 青色の鎧をした男性がそう言った。

 

 軽く腹殴っただけなのに・・・

 

 そして、明日の新聞には神童敗れるとデカデカと書かれてあった。

 


 昨日一回戦目が終わったから今日は二回戦目か・・・

 グリッチは、ギルドで朝ご飯を食べていた。

 ここのギルドは、朝でも昼でも夜でも人が居る量はあまり変わらないな。

 

 


 「アグネス!アグネス!起きて朝だよ!」

 フィリスが必死にアグネスを起こしていた。

 「あと十分だけ・・・」

 「早く起きて!」

 フィリスは無理やり布団を取り、アグネスの髪をとかし、アグネスの服を着替えた。

 アグネスはとても眠たそうだ。



 

 「勝者・・・・エイダ・バートン!!」

 実況者がそういうと会場は物凄く盛り上がった。

 「やっぱり、西国最強騎士はすげぇ。」

 観客Aがそう言った。


 

 えーと、今日の相手はインデュラ・インか。

 次試合だし(選手)控え室行かなきゃ。

 イーサンは控え室に着くとゆっくりしてた。

 そしたら出番を知らせる鐘が鳴り、イーサンは赤門に向かった。



 「それでは次二回戦第五試合、選手入場です。」

 「まず赤門から。」

 実況者がそう言うと、赤門が開いた。

 そして、イーサンは中央に向かって歩いた。

 「神童を破り今度は太陽王までも破ってしまうのか!」

 「謎多き仮面 イーサン・リベリ!!」

 実況者はそう言ったが、会場はあまり盛り上がらなかった。


 「次に白門!」

 実況者がそう言うと、白門が開いた。

 そして、インデュラは中央に向かって歩いた。

 「まるで太陽のごとく輝き、その剣術は芸術にも匹敵するほどの持ち主・・・その名も。」

 「太陽王 インデュラ・イン!!」

 実況者がそう言うと会場は盛り上がった。

 

 「試合開始!」



 「戦う前に一つ聞きたい、なんで君は仮面をつけているんだい?」

 「覆面レスラーみたいでいいでしょ。」

 「覆面レスラーがどういったものか知らないけど、僕は君の素顔が知りたいその仮面を取ってくれないか?」

 「インデュラ・・・それは無理なご相談だね。」

 だってこの仮面取ったら、そこに居るアグネス達に正体がばれるから。

 ちょっとそれだけは避けたい。

 もしバレてしまって、突然CランクとかBランクなんかに昇格させられたらめんどくさいからな。

 

 俺はまだEランクで遊んでいたい。

 

 「そうか・・・だったら君を倒して、(君の)素顔を見るだけだよ!」

 ワァオ、剣が紫色に輝いてる。

 俺もそれしたい。

 それ、確かに魔剣士が出来るやつってギルドに居る人に聞いたな・・・

 でも、俺はあいにく魔法が使えないので、剣が輝くことはないだろう。

 輝くとしても刀に着いた血だろう。

 

 ※ちなみにインデュラは黄金の鎧を着て、髪の毛は黄色く、目は黒です。イケメンかって言われるとどうだろうね。

 

 「でも俺をどうやって倒すんだい?」

 すると、インデュラは目の前で消えた。

 「こうすんるだよ!」

 インデュラはイーサンの死角から剣を振り下ろした。

 

 「取った!」

 その場にいる観客が全員そう思った。

 だが、現実はそうに甘くない。

 

 イーサンはインデュラの振り下ろした剣を素手で掴んだのだ。

 インデュラは、目を大きく開いて驚いた。


 「それで、どうやって俺を倒すんだ?」

 「太陽王。」

 

 「えーーーーー!」

 観客達が大きな声でそう言った。


 「嘘でしょ。」

 「おいおいまじか・・・」

 「ありえない。」

 本戦に出場している選手たちからそう言葉がこぼれた。

 

 

 「それじゃあバイバイ太陽王。」

 「何を言って・・・・・・」

 その瞬間インデュラは倒れた。

 


 「しょ、勝者・・・・イーサン・リベリ。」

 実況者は驚いた様子でそう言った。

 

 会場は騒然としていた。

 無理もないだろう、素手で剣を掴むことは普通できないのだから。

 しかも死角からとは。

 

 エイダはイーサンを見て、無言で去っていった。


 「明日私あいつと戦うのか・・・勝てるかな。」

 準決勝の相手がイーサンを見ながらそう言った。


 それにしても第三試合の衝撃はとても凄かった。

 どんだけすごかったかって?それは明日の新聞で一面に載るぐらい凄い出来事だった。

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