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特殊で愉快な異世界生活  作者: レキシン
第2章 冒険者編
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第二十話 「モフ」

 グリッチは、ギルドのにある椅子に座りながら冒険者カードを見ていた。

 「やっと、やっとあと一ポイントでEランクに昇格出来る。」

 冒険者になり今日に至るまで、百(日)と・・・

 グリッチは外見た。

 八時この瞬間を待った。

 本当ここまで長い道のりだった。

 対して好きでもない商人を護衛したり、街を囲んでいる城壁を修理したり、魔物の討伐したりして・・・

 本当・・・大変だった。

 

 グリッチは椅子から立ち依頼書が貼ってある看板を見た。

 

 いつも思うけどさ、ここのギルドFランクの依頼書・・・

 いつも一枚ぐらいしかない。

 ほとんどBランク以上の依頼書しかない。

 今思ったけどここって・・・初心者冒険者が来ていい街じゃねえんじゃねえかな。


 グリッチは看板に貼ってあるFランク推奨の依頼書を手に取った。

 依頼書にはモフの世話Fランク推奨と書かれていた。

 モフって何だろう?

 俺は、いつもどうりソフィさんに依頼書を渡しそのモフが居る所に向かった。

 

 モフってなんだろうか?ソフィさんによると、ハリッチ牧場に行きなさいと言われたからな。

 とりあえず牧場に向かおう。

 

 


 ハリッチ牧場に向かっている途中、凄い人だかりがあった。

 なんだあの人だからり?大道芸でもやってんのか?

 すごいキャーキャーキャーキャー女性の声が聞こえるんだけど。

 韓国アイドルでも来ているのだろうか?

 グリッチはそう思いながらハリッチ牧場の方に歩いた。

 



 とりあえずハリッチ牧場に着いたけど・・・まずどこに行けばいいんだ?

 ※グリッチはこういう任務初めてです。


 こういう時多分受付に行けばいいのかな?

 グリッチは受付を探した。

 

 すごいなこの牧場、建物めっちゃ綺麗、俺的には牧場の建物って汚いイメージだったから、こんな綺麗な建物だと思いもしてなかった。

 にしても屋根が緑とはセンスがいいね。ザ・牧場って感じ。

 

 しばらく歩いていると牧場関係者っぽい服装の人を見つけた。


 「すんませーん。」

 「ギルドの依頼書を見て参りました。グリッチでーす。」

 その牧場関係者っぽい服装の人は、作業に夢中で聞こえていなかった。

 「すいませーん!」

 「ギルドの依頼書を見て参りました!」

 グリッチは大声でそう言った。

 すると、牧場関係者っぽい服装の人はグリッチの方に顔を向けた。

 「もしかして君がギルドから聞いていた、この牧場の手伝いをしに来た、グリッチ君か?」

 「そうです、グリッチです。」


 「申し遅れた、俺の名前はアーロンって言う。」 

 「早速だが付いて来てくれないか。」

 「はい、わかりました。」


 アーロンに付いて行くと、モップとほうきと水が入ったバケツとクワを持たされた。

 「じゃあまずここの掃除を頼む。」

 俺は正直ここを掃除すんのと・・・思った。

 なんせグリッチが掃除するところは、藁が散乱して、糞が沢山ある部屋だった。

 「はいー、わかりましたー。」


 部屋に入ると、とても臭かった。

 当然だろう、糞が散乱しているのだから。

 グリッチはとりあえず藁をクワで片付けた。


 くせーーー


 藁をひとかきするたびに糞の匂いがふわっと上がってくる。

 牧場をしてる人毎日こんな事をしてるんだな、尊敬するわ。

 藁を片付けると次は糞をほうきでちりとりに入れ片付けた。

 

 糞を片付けると次は、モップで床を拭いた。

 モップで床を拭いたら、とても床は汚いんだと実感した。

 何故かって?それはモップの布がとても黒くなったからだ。

 しかもちょっと臭い。


 グリッチは、水が入ったバケツにモップを入れモップを洗いながら床を掃除した。

 

 掃除が一通り終わり、次は部屋作りをしないといけなかった。

 要するにベッドメイキングである。

 

 グリッチは藁を持ってきて家畜のベッドを作っていた。

 家畜のベッドって見たことないから、どのように作ればいいんだろう?

 とりあえず丸い山みたいに作ってみるか?

 


 とりあえず作ってみたものの・・・

 ちょっとベッドにしては山が高くないか?

 もう少し山を低くして。

 グリッチは藁を少しずつ取った。

 

 こんな感じかな?

 


 「アーロンさん、出来ました!」

 グリッチは大声でアーロンを呼んだ。


 「初めてにしては上出来じゃないか。」

 褒められたで。

 「次は、草原にいるモフ達を数えてきてくれないか。」

 「わかりました。」

 グリッチそう言うと草原に向かった。

 

 

 モフってなんだろうと思ったけど、なーんだ羊じゃん。

 グリッチが見ていたモフはに羊のような姿してもふもふした白い毛が生えていた。

 とても可愛い。

 そしてとても美味しそう。

 ジンギスカンできるかな?

 

 さて(モフを)数えて行きますか。

 はい右から、一、二、三、四、五、六・・・


 百九十六、百九十七、百九十八、百九十九、二百と。

 やっと数え終わったよ。

 「あー疲れた。」

 グリッチは近くにあったベンチに座った。


 モフそこら辺に居たらいいんだけど、数体隠れたりしてるからどこにいるかわからない時があるからとても大変だった。


 「お疲れ様。」

 アーロンがパンを二つ持ってグリッチの方に歩いてきた。

 「はいこれ。」

 アーロンは持っていたパンをグリッチに渡した。

 「いいんですか?」

 「手伝ってくれたお礼だよ。」

 アーロンはグリッチの横に座る。

 「どうだい、(牧場の手伝いは)楽しいかい。」

 「楽しいですよ、こんな平和のところであんな可愛い動物を過ごせて・・・でもあの臭い部屋はどうにかしないといけませんね。」

 「はははは、君は面白いね。」

 「そういえばアーロンさん以外に人をあまり見かけなかったんですけど何故ですか?」

 「ああそれはな・・・最近経営が上手くいっていないんだ。」

 「そんなまさか、こんなすげえ牧場が(経営が上手くいってないとか)そんなことないでしょ。」

 「それがあるんだよ・・・」

 俺は一つ疑問が浮かんだ。なんでこんな凄い、牧場が経営が上手くいかないのか。

 そこで俺は一つアーロンさんに問いかけてみた。

 「アーロンさんこの牧場は特に何をしてるんですか?」

 「まあ、モフの毛の販売とモフ肉の販売だけど・・・突然そんな質問するのはなぜだい?」

 「アーロンさん・・・そりゃこんな凄い牧場でもそんな経営をしていたら嫌でも上手くいきませんよ。」

 「それはどういう意味だい?」

 「毛の販売と肉の販売それだけでは得られる利益なんて少ないです。他の商品の販売をしてみたらどうです?」

 「特にどんな?」

 「モフミルクとか。」

 「モフミルク?」

 「あんまわわからないと思いますけど、要するにモフから取れるミルクを販売したらどうです?」

 アーロンは驚いた、そんな発想はなかったからだ。

 「でもどうすればいいんだい?」

 「とりあえずメスのモフを集めてください。」

 

 

 グリッチとアーロンは小さな小屋の中にメスのモフと一緒に居た。

 グリッチはモフの乳の下にバケツをセットした。


 「アーロンさん乳搾りしたことあります?」

 「ないな。」

 「それじゃあお手本を見せるんで、ちゃんと覚えててくださいよ。」

 と言っても俺は乳搾り、牛しかしたことない。

 

 「まず最初はモフの乳首の根元をしっかりと握り。」

 「親指と人差し指でしっかりと輪を作って中指、薬指、小指を順番に握っていく。」

 するとモフの乳から白い液体が出てきた。

 ※別にいやらしい意味じゃないからね。

 「そしたらミルクが出てきます。」

 「ほう。」

 グリッチは絞ったミルクを少し舐めた。


 濃ゆ・・・


 アーロンも搾りたてのミルクを舐めようとしていた。

 「アーロンさんやめた方がいいです。」

 「しぼれたてのミルクは細菌っていうのがうじゃうゃ居て、下手した死ぬかもしれないので、あんま舐めない方がいいですよ。」

 「でも君はどうして搾りたてのミルクを舐めたんだい?」

 「俺は特殊な訓練をしてるんで大丈夫です。」

 

 「それじゃ次はアーロンさん俺がした通りやってみてください。」

 

 アーロンはしゃがみモフの乳をグリッチの言ったとうり握った。

 そしたら、モフの乳から白い液体が出てきた。

 

 「そしたら次はどうするんだい?」

 グリッチはミルクが入ったバケツを持ち上げ、牧場のキッチンに行った。


 「次はこうします。」

 グリッチは熱している金属鍋にモフのミルクを入れた。

 「何をしているんだい。」

 アーロンは戸惑った。

 「細菌を殺しています。」

 グリッチは鍋に入っているミルクを近くにあった木のヘラで三十分間かき混ぜた。

 

 「こんなもんかな?」

 グリッチはミルクを少しコップを入れ飲んだ。

 美味い!

 濃ゆいホットミルクみたい。

 

 グリッチは、もう一つのコップにミルクを入れた。

 「アーロンさんもどうぞ。」

 グリッチはアーロンにミルクの入ったコップを渡した。

 「安心してください、細菌は居ません、加熱して殺しましたから。」

 アーロンは恐る恐る飲んでみると、とても美味しかったのか、おかわりしていた。

 

 「まさかこんなに美味しい物ができるとは驚きだよ。」

 「ふ、ふ、ふ、アーロンさんまだまだ他にもありますよ。」

 まあ、時間かかるけどね。

 「アーロンさんは、チーズって知ってます?」

 「ああ、知っているとも。」

 「タキフォードのミルクで作る乳製品だろ。」

 「まさか・・・」

 「そのまさかです。」

 「チーズを作ると言うのか・・・」

 アーロンは驚いていた。

 それもそうだろう、この世界でチーズなんて、タキフォードのミルクからでしか作れないと思われていたからだ。

 

 「それじゃあ、チーズ作るんでちゃんと見て覚えてくださいよ。」

 今思ったよね、グリッチにチーズなんて作れるはずがない・・・それ間違いね。

 俺一応料理とかめっちゃ出来るから。

 本当、本当、マジマジ。

 


 そして完成したものがこちらです。


 ポン。


 机の上には丸い綺麗なチーズが置いてあった。


 「凄い。まさか、モフのミルクでチーズを作るなんて・・・」

 ちなみにこのチーズ作るのに一週間かかりました。

 

 「これを販売したらどうだ?」

 「いいのか?こんな良いものを。」

 「あの時のパンくれたお礼だよ。」

 グリッチはそう言うとキッチンから出ていった。

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