第十七話 「旅の始まり」
やあみんな元気かな?グリッチ・マクベインだよ。
もう第二章に入ったけど全然実感がわかないんだよね。なんでだろう?
そんなことより俺はなんとか街にたどり着くことができた。
本当にこの街に来るの大変だった。
盗賊に襲われ、トカゲ達に追いかけ回されて、危うくレ●プされそうになったり、逆レ●プされそうになったり本当大変だったな。
俺そんなにレ●プしたいと思う顔か?
でもこの先どうしようか?家から持ってきたお金もそろそろ無くなるし、そろそろお金を稼がないと行けないんだよね。
でもどうやってお金を稼ごうか?
グリッチはそう考えながら街中を歩いていた。
それにしてもこの街、ドラ●エのコスプレしている人多いな。どこかでコスプレイベントでもやっているだろうか?
だったら俺、転●ラのリ●ルのコスプレが見たいな。
いや、そんなこと考えてる場合じゃない。一刻も早くお金を稼がないと。
でもこういう転生ものってさ、こういう時ほとんどが冒険者とかになるよね。
無職●生だって、お金に困って冒険者やってたもんな。
俺も前からやってみたかったし、冒険者・・・なってみようかな。
そうと決まれば、冒険者になる手続きをしに行こう。
だけど、手続きどこでしたらいいんだ?
確か無職●生の時はギルドってとこで手続きしてたような。
でもギルドどこだ?
グリッチはギルドを探した。
「すんません、この近くにギルドはありますか?」
グリッチは、弓を持ったお姉さんに聞いた。
「ギルドならそこを曲がって真っ直ぐ歩いていたらあるよ。」
「それにしても君・・・なんでこんな所に一人で居るの?お姉さんが面倒みてあげようか?」
「結構です。」
グリッチはそう言い、スタスタと歩いて行った。
めちゃくちゃ下心丸見えだった。あれ絶対付いて行ったらエッチなことさせられる。
みんなもああいう人には気をつけよう。
ここがギルド。
ご立派な建物だな。
しかも壁が石で作られているとは・・・なんかヨーロッパの建築って感じ。
グリッチは建物に入った。
建物の中には、ドラ●エのコスプレをした人達が沢山居た。
受付あそこか?
グリッチは受付に歩いて行った。
「すんません、冒険者になりたいんですけど。」
「それでしたら、この書類に名前と性別をお書きください。」
名前と性別、書くだけでいいんだ。
森下充希(転生前の名前)にしようかな。
いや、やめておこう、ここはちゃんとグリッチ・マクベインって書いておこう。
そして、男と。
「出来ました。」
「それでは少しお待ち下さい。」
お待ちくださいって言っても何しようかな・・・
その辺に座ってよ。
グリッチは、近くにあった椅子に座った。
数分待った後、受付の人が奥の部屋から出てきた。
「グリッチ・マクベインさん、冒険者の手続きが出来ました。」
「ありがとございます。」
「これをお持ちください。」
グリッチは、受付の人からカードを貰った。
カード?
カードには、名前と性別が書いてあった。
やっぱ、森下充希にした方が良かったかな。
でもこれで、俺もはれて冒険者だ。
だが、グリッチが冒険者になったことで、この世界は波乱の時代を迎えることを、誰も知るよしもなかった。
とりあえず冒険者になったし、何か依頼を受けよう。
グリッチは依頼書が貼ってある看板に向かった。
とりあえず楽なのを探そう。
遺跡調査Fランク推奨。
これにしよう。
「これ受けたいんですけど。」
依頼の書いた紙を受付の人に渡した。
ていうかもう一度冒険者カード見たけど、ランク書いてあるじゃん。
グリッチのカードには、Fランクと書いてあった。
要は初心者ということだ。
遺跡調査とかだけどFランクだから初心者の冒険者が行くとこだろうな。
とりあえず遺跡に向かおう。
あ、遺跡があるところの地図もらうの忘れた。
「とりあえず遺跡に着いたけど、人居ないな。」
何人か人居ると思ってたんだけど人いない・・・
何か嫌な予感がしたがあまり深く考えないようにしよう。
よし、さっさと終わらせてさっさと帰ろう。
グリッチは遺跡の中に入って行った。
遺跡というかダンジョンだな。
遺跡内は涼しかった。
蜘蛛の巣とか張ってあるし、ちゃんと掃除しろよな。
多分結構調査されたんだろうなこの遺跡、宝箱あっても何も入ってない。
あの受付の人には遺跡の中は何も無かったと伝えておこう。
グリッチは遺跡から出ようと来た道を戻ろうとしたら。
見事に迷子になった。
しまった、迷子になってしもうた。
とりあえず歩いとけば出口に着くでしょ。
グリッチはそう思い歩いていると、地面が崩れ下に落ちた。
「またかよ!」
イテテテテテ・・・
思いっきり足打っちゃったよ。
足を見ると血が出ていた。
まだ折れてないだけマシか。
これだから知らない所に行きたくないんだよ。
このまま止まってても何も進まないし、とりあえず進もう。
あと、ちょっと薄暗い。
グリッチは壁を触った。
「うげ。」
めっちゃ手に苔付いちゃったよ。
なんかVRホラーしてる気分。
そんなことを考えていたら。 足音が聞こえた。
ガサガサガサガサと足音がする。
なんだ?でかいゴキブリでも居るのか?
グリッチは、角を曲がるとなんと、でかい亀が居たのだ。
「やあ、初めて見る顔だね。」
亀が喋った。
亀って喋れるんだ。
「ちょっと迷っちゃってね、気づいたらこんな所に来ちゃってさ。」
「僕は、ライアス、君の名前は?」
「俺はグリッチ・マクベイン。」
「それじゃグリッチ、なんでこんな所に迷ってきちゃったの?普通ならこんなとこ来れないはずなのに。」
「遺跡から出ようとしたら、床が崩れてさ。そのまま落っこちて、迷って来ちゃった。」
「そうなんだ。」
「そういやライアスは、ここの出口知ってる?」
「知ってるよ。」
「教えてくれない?」
「いいよ、それじゃあ付いて来て。」
ライアスはそう言うと、ものすごいスピードで出口に向かって行った。
そしてグリッチは、一瞬の出来事で目と口を開いて驚いた。
「結局一人で出口探すことになっちゃったよ。」
ライアス軽くマッハ二十ぐらいだしてたな。
でも敵対的じゃなかったから良かった。
もしできて敵対的だったら殺さないといけなかったかもしれないからな。
グリッチがしばらく歩いていると、女性の泣き声が聞こえた。
思っちゃいけないけど、気味悪い。
グリッチがそう思いながら歩いていると、道の真ん中でうずくまって泣いてる女の人が居た。
あんま触れない方がいいよな、いやでも泣いてる人が居たら助けろって先生に言われたからな・・・
「お姉さん大丈夫ですか?」
「何かありましたか?もしかして失恋でもしました?それとも、好きな芸能人が結婚してしまったとかですか?」
「ううっうっうっ。」
女の人はまだ泣いていた。
グリッチは、女の人はを背中を優しく擦っていた。
すると女の人は少しずつ透明になり消えていった。
あの人もしかして幽霊だったのか?
結構歩いてるけど、全然罠が無いな。
こんだけ歩いてれば罠の一つぐらいあると思うんだけど。
あと敵対する生物が居ないし。
まあ、居ない方がいいんだけどね。
とりあえず近くの部屋に入ってみるか。
部屋の中には端に大きな壺が一つだけ置いてあった。
ていうかこの部屋扉無いじゃん。
グリッチは、部屋の中に入ると、大きな壷の蓋を開け、中身を見た。
すると中にはうずくまった女の人が居た。
「わっ!」
グリッチは、驚いた。
もう一度壺の中を見てみると、女の人は居なかった。
あれ?女の人居ない。
すると後ろから泣き声が聞こえた。
グリッチが、後ろを振り返るとまた女の人が泣いていた。
「ううっうっうっ。」
女の人は泣いている。
「どうしたんだよぉ!」
「また泣いて。」
「泣きたいのはこっちだよ。」
「うふふふふふ(泣)」
グリッチは、嘘泣きをした。
すると、うずくまって泣いていた女の人は、急にブリッジをし闇へと消えてった。
それを見てグリッチは、
「ふふふふふ(泣)ゔわ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!」
と、叫んだ。
全くとんでもないもの見ちゃったよ。
女の人って泣くとああなるんだな、初めて知った。




