第十話 「ペンダント」
チュン、チュン、チュン、チュン、チュン、チュン、チュン、チュチュチュチュチュチュチュチュ。
「うっさいわー!」
外から鳥の声が聞こえる。
グリッチは窓を開け、鳥に向かって、
「なに?、俺に何か恨みでもあるの?」
と、言った。
「転生前で鳥肉食いすぎたからか!仲間食われて恨んでんのか!その説はすいませんね!なんせ軍のご飯ほとんどが鶏肉だったもんでー!」
あと、なんか途中から時限爆弾みたいになってたけど。
「グリッチうるさいわよ。」
一階から、アリスの声が聞こえた。
「ごめんお母さん。」
グリッチは鳥に向かって、
「次うるさくしたら焼き鳥にすっからな。」
と、言った。
「アイスクルショット!」
グリッチにめがけ氷の塊が飛んでいった。
久々にあの技してみるかか。
グリッチは親指で少しだけ刀を抜いた。
氷の塊が近付いてくる。
そろそろかな。
グリッチはそう思い、抜いた刀を戻した。
その瞬間、氷の塊は細かく砕けた。
技名は・・・まだ考えてないからいい技名ねえかなだ。
でもこの技、ただ超高速で斬っているだけなんだけどね。
「グリッチ!今何が起こったの?」
ダニエルは驚いた様子だった。
ダニエルが驚くのも無理ない、だってこの技、この世界に来て初めてやったのだから。
「少しだけ技を使っただけだ。」
そう言った時ふと、あることを思い出したのだ、ダニエルの性別って男だっけ?女だっけ?と。
「そういえば、ダニエルって性別、男か女どっち何だ?」
「僕は、女の子だよ。」
「あ、そうなのか。」
なんかあっさりと聞いちゃったよ。
でも女の子か、でも女の子には見えないな、結構失礼だと思うけど、全然女の子に見えない。
めちゃくちゃ男の子に見える。
「グリッチなんでそんな事突然言ったの?」
「思いつきだよ。」
「そういえば、ダニエルの性別って何だろうって。」
「そうなんだ。」
それから三ヶ月後
「フラッシュ!」
ダニエルがそう呪文を唱えると、ダニエルの周りに無数の光が集まった。
そしてその光はグリッチに向かって飛んでいった。
それを見たグリッチは、黄●じゃんと、思っていた。
「危ない、危ない、危ない、危ない。」
グリッチはそう言いながら、光の玉を避けていた。
やっぱ光だから早いな、黄●の攻撃ってこんな感じだったのかな。
「あいよ!」
グリッチは最後に飛んできた、光の玉を斬った。
「そういえば、今日ってダニエルの誕生日だったけ?」
ダニエルは驚いていた。自分の誕生日を覚えていたからだ。
「まさか、グリッチが僕の誕生日を覚えているなんて。」
誕生日を覚えていて、そんなに驚くことか?
もしかして俺は物事をすぐ忘れてしまう人かと思われる?
まあいいや。
グリッチはポケットに手を入れ、真ん中に青い石の入った十字架のペンダントを取り出しダニエルに渡した。
「誕生日おめでと、これ僕からの、誕生日プレゼントだ。もしいらなかったらそこら辺に捨てていいからね。」
グリッチがそう言うと、ダニエルは嬉しそうだった。
「ありがとう、グリッチ。」
だが何故だろう?ダニエルの頬が赤くなっている、熱でもあるのだろうか?
それから何個かの魔法の練習に付き合った。
いや、魔法の実験台になったてのが正しいかな。
次の日
「これがここにきて、これがここにくると。」
グリッチは石を使って何かを作っていた。
「出来た石窯!」
やっぱ達成感があるな、石窯なんて初めて作ったからか?
「これで何作ろう?」
「・・・ピザでも作るか。」
そうと決まったら早速材料を持ってこよ。
すると、横から牛らしき生物が突進してきて、石窯を吹き飛ばした。
「テンメー焼肉にして食ったらー!」(テメェー焼肉にして食ってやる!)
グリッチはそう言い、牛らしき生物を追いかけた。
「どう調理してくれようか?」
丸焼きにするか?部位ごとに切り分けて焼いて食うか?
「逃げんなよこの石窯クラッシャーが!」
グリッチはそう言い牛らしき生物を追っていた。
するとダニエルがグリッチを呼んだ。
「グリッチ。」
「待ちやがれ石窯クラッシャー!」
「って、ん?」
「ダニエルじゃん、おはよー。」
「あ、牛どっかいった。」
グリッチは何かに気がついた。
「そのペンダント付いてくれたんだ。」
「だい、君から貰った物だし、このペンダント結構気に入ってるんだ。」
何故だろう、またダニエルの頬が赤くなっている。
「そうなんだ。」
「グリッチは何をしてたの?」
「石窯クラッシャーと鬼ごっこしてた。あいにく取り逃したけどね。」
今度会ったら焼肉パーティーにしてやる。
「あのねグリッチ、僕クッキー作ってみたんだ、良かったら食べてみてほしいな。」
ダニエルは恥ずかしいそうに言って、クッキーを取り出しグリッチに渡した。
ダニエルって料理できたんだ意外〜
グリッチはダニエルが作ったクッキーを食べた。
これって言っていいのだろうか?ダニエルの作ったクッキー、めっちゃアメリカ軍のクッキーの味に似てる。
※遠回しに美味しくないと思ってる、この人。
「お、美味しいよ、ダニエル。」
「本当!嬉しい。」
こんな反応してる子供には言えないよな、このクッキーめちゃくちゃパサパサしてて美味しくないって。
もし言ったらダニエル泣きわめくよな。
まあ俺もまだ子供だけどね。
「ダニエル、今のクッキーも十分美味しいけど、もう少し水を入れてみたらどうかな?もっと美味しくなると思うけど。」
「そう?グリッチがそう言うなら、次からは水をもう少し入れてみるよ。」
もう少しじゃなくてだいぶ水を入れないと、クッキーパサパサするから。
「それじゃあ、ばいばい。」
ダニエルは去っていった。
あの人クッキー食わせたいために来たのか?
石窯作り直そ。
あの石窯クラッシャー派手に吹き飛ばしたな、わざわざ粘土も付けたのに綺麗に吹き飛んでんじゃん。
今度は家の外じゃなくて庭の中で作ろう。
でもどうしよう。家の庭にも作ってあの石窯クラシシャーが突っ込んできたら。
まあ、その時はそん時だ。
グリッチは家の庭に行き、石窯を作っていた。
「これがここに入って、粘土ここに付ければ。」
「あれ?やべ、食材の出入り口つけるの忘れた。」
仕方がない、少し壊すか。
グリッチは、石窯の石を少しだけ取った。
ゆっくり慎重にしないとこれ、ドミノ倒しみたいに崩れちゃうから。
まだ粘土も固まってないし。
ゆっくりね、ゆっくり。
一つ目の石を取ることができた。
でもあと五個ぐらい取らないといけないじゃん。
グリッチは、残りの石を慎重に取った。
あとは粘土は固まるまで待とう。
あれから一時間ぐらい待ったかな?
グリッチは粘土の状態を確認した。
粘土がめちゃくちゃ固まってんじゃん。少し叩いてもビクともしない。
「石窯二号の完成だ!」
やっぱり達成感があるわ。
よしピザ作ろう。
いやそんな事はどうでもいい早く材料取って来ないと。
グリッチが、材料取ってこようとした瞬間、タカぐらいでかい鳥が、石窯二号に突っ込んできた。
キエーー!
その鳥は石窯二号に突っ込み石窯を破壊した。
「おいゴラクソ鳥!何しとんじゃわれ!」
グリッチは刀を抜き、
「焼き鳥にしてやろうか?」
と、言った。
そう言うと鳥は空に逃げてった。
「待てや、石窯クラッシャー二号!!」
グリッチはそう言うと、近くにある木に走り出した。
そしてグリッチは素早く木に走って登り、木の枝の上を走って、空にジャンプした。
「なるんじゃねーぞ!このクソ鳥!」
龍王皇斬殺!!(りゅうおうこうざつざん)
グリッチは龍のオーラ包まれ、刀を振り下ろすと龍のオーラがその鳥を飲み込み、鳥は蒸発した。
そしてその瞬間、大地は真っ二つに割れた。
いややめとこあの技は、ゴリゴリのちゃんとした技だから。
グリッチはそう思うとその鳥を真っ二つに斬った。
そして、グリッチはヒーロー着地をした。
「痛たたたたた。」
何でヒーローはこの着地してんだろ、これ結構足にくるんだよね。
そしてグリッチはゆっくりと立ち上がった。
グリッチは真っ二つに斬った鳥を持って家に帰った。
「お母さんー!鳥、狩ってきた。」
「あら、だったら今日の晩御飯は焼き鳥にしようかしら。」




