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第46話 どこの人も考える事は同じ

更新ペース上がらんですね;申し訳ありません

正直ですね、テストで力尽きました。毎日週末は午後起きに近いですねw

そんなだるい体に鞭をうち、何とか書き上げました。今後は少しペース上がる、といいなぁ・・・と思います


あ、それからちょっとペンネーム(?)変えさせていただきました。さすがにちょっとリアルの名前に近すぎるので;

「ん~・・・やっと終わった~」


皆久しぶり、エミーです。何故久しぶりかというと最近あたしの視点で書かれた物語が無かったからね。

最初のセリフから察した人もいると思うけど、今ちょうど学校が終わったとこ。まぁ性格にはあたしが授業中に旅立った幸福の空間から帰還したところなんだけどね。


「平たく言えば居眠りだろ」

「人の心を勝手に読まないで」

「ホントにそんな事考えてたのか?」

「適当に言っただけ!?って事はあたし墓穴った!?」

「そうなるな」


何か知らないけどバカ翔輝があたしの机の横に立ってた。早とちりで墓穴掘るって、あたしまだ寝ぼけてんのかな・・・?


「ったく、やっと起きたと思ったらこれかよ・・・。とっとと帰るぞ」

「やっとって何よ、いいじゃないちょうど学校終わったとこなんだし」

「何言ってんだ、まだ寝ぼけてんのかお前?」

「え、何が?」


そう言ってからようやく脳が覚醒し始めたのか、教室に違和感を感じ始めた。

あたしの計算では今の時刻は3時。ちょうど学校が終わった時間のはず。なのに、何で教室にあたしと翔輝しかいないの?

それに何か窓から入ってくる光も若干赤い気がするし・・・。


「・・・あのさ」

「ん?」

「今何時?」

「5時55分。あと5分で最終下校時間」

「・・・」


なるほど、つまり寝過ごしたと。


「最悪・・・。放課後のんびり買物でもしようかと思ってたけど今から行くのもなぁ・・・。あれ、そういえば譲葉とウルは?」

「家、と言うか小屋。譲葉がウルに勉強教えてる」

「ふ~ん。で、あんたは何してるのよ?」

「別に。強いて言うならお前が起きるの待ってた」

「はい?なんでわざわざ?」

「だって置いて帰るのも悪いだろ」

「起こしてくれればよかったのに」

「それはしない」

「何で?」

「安眠を妨害されるのが物凄いイライラだって言うのを嫌というほど知ってるから」

「・・・納得。ん、って事はずっと待ってたの?」

「途中自販機でジュース買いに行ったけどそれ以外はずっと教室にいたぞ」

「って事は・・・あたしの寝顔?」

「ん」


翔輝がそう答えた(?)瞬間、持ち前の瞬発力(猫だからね、忘れた人もいるかもしれないけど)で思いっきり殴りかかる。けど、読んでいたのかなんでなのかは知らないけど難なく避けられてしまった。


「・・・女の子がグーで殴りかかるか?普通」

「やかましい!何て事してくれるのよ!?」

「何もしてないだろ?」

「したわよ!罰金払いなさい罰金!」

「・・・ん」

「ジュースが欲しいわけじゃ・・・いや、ちょっと欲しいけど・・・でもそうじゃなくて!ってかそれどっから出したのよ!?」

「さっき自分の分買ったときについでにお前のも買ったんだよ。いらないなら貰うけど」

「・・・いる」

「ほい。結構前に買ったからぬるくなってると思うけど」

「・・・役立たず」

「お前が熟睡してるのが悪い」

「う、うるさい!大体---!」


『生徒の皆さん、午後6時になりました。まだ坑内に残っている生徒は速やかに---』


「だとさ。帰るぞ」

「・・・」


な、何か釈然としないなぁ・・・。こうなったら・・・。


「あ、あのさ!」

「うん?」

「その、あたし今日の放課後買物に行こうと思ってたんだけどさ」

「あぁ、そういえばさっきそんなこと言ってたな」

「う、うん。それでさ、その、ちょっと暗くなっちゃったから、その、ちょっと付き合ってよ」

「買物に?」

「そ、そうよ。か、勘違いしないでね!?別にあんたに一緒に来て欲しいとかじゃなくて、その、荷物持ち!そう、荷物持ちよ!」

「別にいいけど」

「じゃ、じゃあ早速行きましょう」


あ、あたし何こんな必死になってんだろ・・・?

ま、まぁそれは置いといて・・・。と言うわけで町を歩いています。


「で、買物って何?」

「こないだ見れなかった番組があるからそれのビデオ。そろそろレンタルビデオ屋さんに出てると思うから」

「へ~。あれ、でもそれだと荷物持ちいらなくないか?」

「いや、それ以外にも色々買うから。今日はあたしが夕食当番だからそれの食材も買ってかなきゃいけないし」

「夕食当番?お前が?」

「何よ、そのいかにも『お前料理なんて出来たのか?』って感じのあれは?」

「なんだ、お前エスパーか?」

「そうなのよ~、なワケないでしょ。あんたあたしで遊んでない?」

「まぁな」

「何のためらいも無しに答えるな!」

「それじゃあレンタルビデオ屋に行った後にスーパーに行けばいいんだな?」

「話を逸らすなぁ!」

「いいからとっとと行くぞ」

「分かってるわよ!色々言ってないでキビキビ歩く!」

「はいはい、お姫様の仰せのままに・・・」


そう言って翔輝は歩き出す・・・直前でその足を止めた。


「・・・何?」

「・・・俺レンタルビデオ屋もスーパーも場所知らないんだけど」

「・・・あ、そっか」

「・・・その俺にとっとと先に行けと?」

「・・・あ」

「・・・色々言ってないでキビキビ歩く」

「う、うるさぁい!」


そんなやり取りをしつつもしっかりと足を進めてレンタルビデオ屋に到着。


「で、ビデオって何なんだ?」

「毎年年末にやってる『絶対に笑ってはいけないホニャララ』って番組。芸人が笑うたびに・・・ケツバット、だっけ?」

「あぁ、こっちにもそれあるのか」

「あっちにもあるの?」

「あるぞ」

「じゃあ説明する事は何もないわね。それを年末に見損なっちゃったから借りてこうと思って」

「成程ね」


ビデオはギリギリ一本残ってたのでそれを借りて店を出て、そこからさらにスーパーに向かう。

5分ほど歩いてスーパーに到着。中に入り、買い物籠を手に取る。


「して、今夜の姫様のお夕食の献立は?」

「ハンバーグ」

「・・・若干子供向け過ぎないか?」

「そう?おいしいじゃない」

「・・・成程、姫様はハンバーグが大好物、と」

「え、ちょ、ちがっ・・・!別にハンバーグなんて・・・ちょっと・・・少し・・・結構好きだけど・・・。で、でも大好物とかじゃ・・・!」

「分かった分かった。それでは今度私目の所に遊びに来る時のお食事はハンバーグでよろしいでしょうか?」

「だから違うってぇ!」


本気で翔輝を殺したいと思った一日でした。

その後も色々遊ばれたりしながらも買物は終了。あたしが会計を済ませてる間に翔輝は荷物を「当然だろ?」って態度で全部持ってくれた。

なんだかんだ言って結構優しいのよね、こいつ。あとはこのタチの悪い性格を何とかして欲しいんだけどなぁ・・・。

・・・もし翔輝の性格がもうちょっとまともだったなら・・・どうなってただろ?

・・・いやいや、無い無い・・・。


「何やってんだ、早く行くぞバカタレ」

「だぁれがバカタレよ、誰が!?」

「目の前にいる変な奴」

「うぅ~・・・!バカ!バカ翔輝!」

「はっはっは、事実だから全く堪えない~♪」

「あああぁぁぁ鬱陶しい!!!」


ホンット、翔輝に口喧嘩で勝てる気しないわ・・・。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「わざわざ家まで送ってくれなくてもよかったのに」

「そこは素直に礼の一言くらい言ったらどうだ?」

「余計なお世話よ」


買物を全て終えたあたしと翔輝は現在あたしの家の前にいます。と言うのも、翔輝が「送ってくよ」ってまたもや当然って感じに言ってくれたからです。

それにしても、あたし何気に翔輝に結構世話になってるわね。学校で寝過ごしたの待ってもらっちゃって、あたしのワガママで買物に付き合わせちゃって、挙句の果てに荷物持ってもらって家まで送ってもらっちゃって・・・。

これはさすがに何もしないで帰しちゃうのは悪いか・・・。


「あのさ」

「何だ?」

「今日色々世話になっちゃったからちょっと家に上がってきなさいよ。ビデオ一緒に見ない?」

「テリアとかに迷惑じゃないか?」

「大丈夫よ、お父さんは翔輝のこと何故か気に入ってるみたいだし」

「何故か、ねぇ・・・。じゃあ邪魔じゃなければ上がらせてもらうよ」

「うん」


と言うわけで翔輝を家に招き入れる事になりました。

まぁだから何ってわけでもないんだけどね。


「ただいま~」

「お帰り、今日は随分遅かったねって翔輝君?」

「お邪魔します」

「どうしたんだい?」

「今日ちょっと色々お世話になったからちょっと上がってもらおうと思って。ダメ?」

「ううん、別に構わないけどお世話になったって?もしかしてエミーまた学校で寝過ごしたのかい?」

「う゛・・・」

「もしかしてそれで起きるのを翔輝君に待ってもらって、そこから買物にも付き合ってもらったとか?」

「きょ、驚異的洞察力・・・」

「ず、図星みたいだね。いいよ、ゆっくりして行きなよ」

「サンキュ、テリア」

「どういたしまして。何ならエミー、今夜は僕が夕食作ろうか?」

「え、いいの?」

「たまにはエミーもゆっくり友達と遊びたいだろうからね」

「ありがとう、お父さん」

「じゃあテリア、これ今日の晩飯の食材」

「うん、ありがとう。・・・エミー、ハンバーグ好きだからね?」

「ちょ、お父さん!」

「うん、何だい?」

「・・・~!もうっ!」

「・・・え、何?僕何か変なこと言ったかな?」

「いや、気にしなくていいだろ。ちょっと色々あったんだよ」

「・・・?」


余計な事を言ってしまったお父さんを置いて、あたしと翔輝はテレビがあるあたしの部屋に案内する。

だけど扉の前で部屋の現状を思い出し、ドアノブに手が触れる直前で硬直する。


「・・・どうした?」

「・・・やっぱりリビングで見ない?」

「別にいいけど、なんで・・・いや、やっぱ理由はあえて聞かないで置く」

「・・・うん、ありがと」


と言うわけでリビングに。

借りてきたビデオ、と言うかDVDを入れて再生。

しばらくして企画がスタート。芸人とあたし達に刺客が襲い掛かる。


「・・・ぷっ」

「・・・」


ギィウウウゥゥゥ・・・。


「ふぁだだだだだ!」


翔輝の頬っぺたを思いっきりつねってやった。


「な、何すんだよ!?」

「笑ったでしょ?罰ゲームよ、罰ゲーム」

「・・・あ、そう言うルール?」

「そう言うルール」

「成程」

「・・・」

「・・・」

「・・・あはは!・・・!」


大声で笑ってしまった。慌てて両手で口を塞ぐけどもう遅い。

恐る恐る翔輝の方を見てみると、翔輝はこっちの方を見ていた。


「・・・はぁ。どうぞ」


あたしは観念して目を瞑り、つねられるのを覚悟して顔を少し前に差し出した。だけど、


「・・・いや、俺はいいや。お前がやりたいなら俺だけそのルールでいいから」

「え?」


てっきり思いっきり、頬っぺが千切れるくらい思いっきりつねられると思ってたから、翔輝のこの言葉は予想外だった。

だって翔輝あたしと、って言うか誰と喋ってる時も言葉に容赦ないからそれくらいやると思ったんだけど・・・。


「・・・何で?」

「・・・別に。普通にこの番組見てたいから、かな?」


嘘だ。何でか分からないけど、あたしはそう感じた。何故かは分からないけど、理由が無いって言うふうにはとてもじゃないけど見えなかったから・・・。

そんな事を一人で考えていると、ずっと画面を見ていた翔輝が突然吹き出した。あたしも慌てて画面を見ると、移動中のバスの天井からガスが噴射していた。それに対するリアクションが面白くて、あたしもついつい笑いそうになってしまった。つまりあれを見て笑ってしまったと言うわけね。


「・・・今のは笑ったの?」

「・・・いやぁ、今のは驚いたって事で勘弁していただきたいんですが・・・」

「・・・却下」

「いででででで!」


・・・何かちょっと引っ掛かるけど、まぁいっか。今度譲葉にでも聞けば理由分かるでしょ。

その後、結局明日は学校も休みって事で翔輝は家で夕食を食べてビデオも全部見ていったので、帰ったのは日付が変わった頃だった。

「ただいま」

「あ、翔輝。お帰り。どうしたの?随分遅かったわね」

「ちょっとエミーん家にお邪魔してたんだよ」

「そうなの」

「で、譲葉は?」

「もう寝てるわよ。明日ちゃんと謝っときなさいよ?」

「へ?」

「あの娘ずっとあんたの心配してたんだから。『事件かもしれません!』とか言って探しに行こうとしてたし」

「そうだったのか。そりゃ悪い事したな・・・」

「そうよ、しっかりしなきゃダメよ?」

「はいよ。それじゃ俺も寝るから」

「分かった。お休み」

「あぁ、また明日な」


・・・これ普通に小説に入れればいいんじゃないか、と書いてて思いました;でもそうすると後書きに書くことないんでw


ブログを始めてみました!

http://yoshoki4869.blog12.fc2.com/

まだ始めたばかりなので何もないですが、お暇な方は来て頂ければ幸いです^^

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