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第44話 意外な組み合わせ?

更新今までに無いほど遅れて申しわけありません!何か毎回謝ってて申し訳ありません!

実はですね、アメリカは今学期末テスト期間中でして、普通に時間が無くて・・・。来週がテスト本番ですので、おそらく来週は更新できないと思います。もし少しでも余裕があれば更新したいと思いますが、可能性は低いと思うのでご了承ください・・・

皆こんにちは、ウルです。

え~っと、ちょっと前に翔輝と譲葉が学校から帰ってきました、けどね・・・。


「・・・」

「・・・」

「・・・」


・・・何この気まずい雰囲気。学校でいったい何があったのさ?

せっかく二人が帰ってきたから遊んでもらおうと思ったのに、こんなに暗かったら言うに言えないんだけど・・・。


「・・・ウル」

「ひゃい!?」


ずっと黙ってのにいきなり声をかけられたからつい変な声出ちゃった・・・。


「悪い、俺もう寝るわ」

「え、えぇ!?だってまだお昼過ぎだよ!?」

「ウルさんごめんなさい、私もちょっと失礼します。ちょっと一人で考えたい事があるので」

「え?え!?そんな~!」


僕結構我慢してたのにこんな仕打ちって酷くない!?

あぁ、そうこうしてるうちに二人ともいつの間にかいないし!

・・・うぅ、いいもん。エミーのとこにでも行こ・・・。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「---というわけでして・・・」

「それはそれは・・・まぁいいわ。上がって」


突然お邪魔したにもかかわらず、エミーは快く僕を迎えて部屋に入れてくれました。

うん、持つべきものは友達ね。


「でも来たはいいけどやる事特にないわよ?」

「それでもあの二人がいる家に一緒にいるよりは何倍もマシだと思うんだ・・・」

「・・・どれだけ重症よ?」

「面白いよね、こっちに来た時より落ち込んでるもん」

「こっちに来た時って?」

「例えばさ、エミーが急に全然知らない世界に送られちゃったらどう思う?」

「それは・・・発狂するかも」

「・・・」

「・・・ちょっと、あんたから話し振ってその返答に引かないでよ!」

「あ、ご、ゴメンゴメン。僕だったらさすがに発狂まではしないかな~って」

「もう・・・。それで、それが何?」

「うん、翔輝と譲葉はまさにそう言う状況でしょ?なのに来た当日結構冷静だったんだ」

「へ~。でも来た当日かどうかは分からないでしょ?」

「あぁ、その辺の話はテリアにでも聞いて見たほうがいいかも~?」

「何でお父さんに?」

「だってこっちの世界であの二人に話しかけたのはテリアだって言ってたよ?」

「嘘ッ!?」

「嘘つく理由がないでしょ~?とは言っても僕も二人に聞いただけだからほんとかどうかは知らないけどね」

「こういう時は本人に確認するのが一よね?」

「同感~」


そうと決まれば早速行ってみよ~!

と意気込んでみたものの、エミーの家にいるんだから30秒もしないうちに会えたけどね。


「お父さ~ん」

「ん?どうかしたのかいってレイちゃん、いらっしゃい。いつからいたんだい?」

「そんな事は置いといて、お父さんこっちに来たてホヤホヤの翔輝と譲葉に会ったの?」

「そんな事って・・・。うん、本当だよ」

「来たてホヤホヤって・・・」

「どんな感じだった?」

「そうだな~、翔輝君も譲葉ちゃんもかなり落ち着いてるように思えたよ。度胸あるんだな~って思ったのを覚えてるからね」

「度胸って?」

「だって急に存在すら知らなかった世界に送られたら普通は誰だってパニックになるでしょ。そんな様子がなかったからすごいな~って」

「って事はホントだったんだね~」

「そうだよ。それに本人達が言ってるんだから疑う必要もないじゃないか」

「それもそだね。じゃあテリア、ありがとね~」

「うん、どういたしまして。ゆっくりしていってね」

「ありがと~」


と言うわけで再びエミーの部屋へ。


「と言うわけで本当でしたとさ。チャンチャン♪」

「「・・・」」


早くも話題が尽きてしまいました。

しまったな~、もうちょっと色々話題考えてから来るんだった。まだ来てから30分も経ってないのに・・・。

それにしても、どうしようかな~・・・。話す事も無いし、漫画でも読んでよ~っと。

と言うわけでしばらく漫画を読んでいると、


「・・・あのさ」


何とも意外な事にエミーの方から話しかけてきました。


「珍しいね、エミーから話しかけてくるなんて」

「それって言われてあんまりいい気はしないわよ?」

「気にしない気にしない。それで?」

「あぁ、うん。ウルはさ、翔輝の事どう思ってんの?」

「翔輝?翔輝たちじゃなくて?」

「うん、翔輝だけ」

「う~ん・・・すごく仲のいい友達、かな?」

「適当な答えね~」

「だって他に言いようがないじゃん。あ、じゃあ初めてできた男の子の親友は?」

「まぁ何でもいいけどさ」

「変なの・・・。でも何でそんな事聞くのさ?」

「だって普通は良く知らない男を家に泊めたりしないでしょ?だから何か理由があるのかなって思って」

「あ~、確かにそうかも。でもだって僕は翔輝が何かしてきても返り討ちにする自信あるし」

「なるほどね」

「エミーは?」

「え?」

「エミーは翔輝の事どう思ってるのさ?」

「あ、あたし?あたしは・・・どうなんだろ、考えた事もなかったわ」

「冷たいな~」

「う、うるさいわよ。それより譲葉はどうなの?」

「譲葉は・・・少なくとも私達よりは翔輝に甘い、のかな?」

「どういうこと?」

「良く一緒にいるし、ケンカしてるけど結局は仲いいし、寝る時も倉庫で一緒に寝てるし」

「い、一緒に寝てる!?」

「ふぇ!?う、うん・・・」

「ダメ!それはダメよウル!」

「な、何で?」

「いい!?いくら二人が幼馴染だって翔輝は男で譲葉は女よ!?男なんて皆ケダモノなんだから譲葉をアイツと一緒に寝かせたら・・・!」

「ね、寝かせたら・・・?」

「と、取り返しのつかない事になる!」

「と、取り返しのつかない事って!?」

「そ、それは・・・」

「それは・・・?」

「あぁだめ!私の口からはとても言えないわ!」

「い、いったい何なの!?」

「とにかく!今二人は何してるの!?」

「ふ、二人とも寝るって言ってたけど!?」

「な、何ですって!?ダメよ、阻止しないと!手遅れになる前に!」

「て、手遅れ・・・!ど、どうすればいい!?」

「戻るのよ!ダッシュで!全力疾走で!明日なんかないくらいに!実際そうしなければ譲葉に明るい明日はないわ!」

「りょ、了解しました!」

「急ぐのよ!」

「はいっ!」


何か良く分からないけど譲葉のピンチらしい!というわけで走れ僕!


「ん~、たまには悪ノリするのもいいかもね。まぁ翔輝がそんな事できるワケ無いし、何の問題もないでしょ。さて、宿題でもしようかしら・・・」


エミーのその呟きは既にその場から走り去っていた僕の耳には届いていなかった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「・・・」

「・・・」


・・・翔輝だ、眠れん。

さっきからあの依頼の事が頭から離れない。

一度ため息をついてから起きあがる。


「・・・眠れないんですか?」

「・・・お前は?」

「今こうして起きてることで答えになってませんか?」

「それもそうだ」


俺は少し苦笑して答える。

やっぱ眠れないよな、あんな重い事言われた後じゃ。

って言うかな、ああいう「君達の意思で」って言う感じの言い方が一番困るんだよ。だって要するに行かないって事は行きたくないってことで、つまり人助けをしたくないっていう誤解招く可能性あるし。

かといって今行けば確実に俺達が死ぬし・・・。

ホントに、どうしていいか分からない・・・。


「はぁ・・・」


今日何回目になるか分からないため息をつき、もう一度寝転がる。


「日本一様、何か妙案はありますか?」

「あったらこうしてませんよ?」

「ごもっとも」


結局、どうしたらいいんだか・・・。

もう一度ダメモトで目を瞑った瞬間、


「譲葉ああああぁぁぁぁぁ!!!」


物凄い叫び声をあげてウルが小屋に飛び込んでいく音が聞こえた。

・・・ドア壊れたんじゃないか?


「あ、あれ!?譲葉!?どこ!?」

「・・・倉庫ですけど」


譲葉がそう呟くや否や、一瞬で小屋のほうから倉庫まで狼が肩で息をしながら走ってきた。


「ひゃぁう!?」

「うお、何だお前?」

「何だは酷いよ~!」

「お、狼が喋った!」

「狼じゃないよ~!いや、狼だけどさ・・・」

「・・・狼じゃん」

「いや、だからそうじゃなくて・・・!」

「う、ウルさん、どうしたんですか?そんな必死に・・・」


そう、多分もう皆さん気付いているとは思うが、目の前にいるのは完全獣人化したウルその人である。まぁ特徴もそれと言って無く、簡潔に述べると普通にただの狼だった。

とは言ってもまぁ一応人間の姿のときに来ていた服はそのまま着ている形になっているので、他の狼との見分けはつく。何より喋るしな。


「それで?いったい何だ?」

「と、とりあえず翔輝!」

「ん?」

「出てけ!」

「えええぇぇぇ!?」


ちょっと待て!話が急すぎるぞ!

俺何か悪い事したか!?しかも何でそんな急に!?


「う、ウルさん!?翔輝さん何かしたんですか!?」

「譲葉、大丈夫!?手遅れだった!?」

「て、手遅れ!?な、何がです!?え!?あれ!?え!?」

「あ、あれか!?遊んでくれなかったから怒ってんのか!?」

「翔輝!君譲葉になんか変な事しなかったぁ!?」

「するか!」


何だこいつ!?急に帰ってきて何色々ワケわかんないこと言ってんだ!?

結局、その日は怒り狂ったウルを何とか鎮めることに全力を使ったため、その後は悩むことなく一日を終えた。

そう言う意味ではウルに感謝、かな?

「にしても、ウルとエミーの組み合わせって何となく珍しいよな?」

「確かにあの二人は私達が間にいないとあまり会う事ないですからね」

「どんな会話になると思う?」

「あの二人の会話ですか?そうですねぇ・・・『ねぇ、2の三乗って6でいいの?』『あんたバカじゃないの?何でそうなるのよ?』『え、だって2×3と同じでしょ?』『・・・』って感じになると思います」

「それ俺か譲葉がエミーの立場でも同じようなやり取りになるんじゃ・・・?」

「そんな事無いと思いますけどね・・・」


読者の皆さん知っての通り、本文みたいなやり取りになります

えっとですね、若干後書きに書くことのネタ切れ気味です。なので、もし万が一何か提案などあれば送ってもらえると嬉しいです

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