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量子力学が拓く未来の図書館。

未来の図書館ではこんなことも?

21XX年。図書館は未だに地球上に存在していた。

但し、文字が印字された紙が束ねられた冊子の形態は有しておらず、全て電子データとして貯蔵(ちょぞう)され、そのデータは直接、ヒトの脳へと電気信号として送られ、(わず)か数分で数百ページの情報を知ることができるシステムへと変貌を遂げていた。もちろん、図書館に足を運ぶ必要はなくなっており、国の図書情報センターの巨大な量子コンピュータが「図書館」となっていた。


そして、新年度から新たなサービスがスタートした。それは、本の中の登場人物を指定することで、自分がその登場人物となって物語を進行させることができるようになった。もちろん、これはロールプレイングゲーム(RPG)では無い。例えば、明智光秀になった場合、自分でどんなにあがいても本能寺の変や山崎の戦いを避けることはできない。ただ、明智光秀を本の中で演じることで、その悲哀(ひあい)を自ら体験することができるようになったのである。


「さてさて、今晩はどんな物語を体験しようか?明日は休みだし、壮大な冒険ものが良いな~。」

そうつぶやくと、デルタ氏はチンギス・ハンの物語で、将来、チンギス・ハンとなる子供の頃の幼名(ようみょう)テムジンを選択して物語が始まった。物語の中で戦い、モンゴル帝国としてどんどん領土を広める物語の主人公として大きな気分になって行った。


・・・・・・


そして、翌朝。

「あ~、よく寝たな~っ。」

デルタ氏はベッドで気持ち良い目覚めを迎えた。

「うんっ?」

何か下半身辺りに濡れた違和感を覚えてベッドから飛び降りた。

ベッドシーツには。。。

モンゴル帝国の地図がしっかりと描かれていた。

本作品は、第4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞に応募した1,000文字以下のオリジナル超短編小説となります。この作品は、個人サイト「もっちゃんの3S。」にも掲載しています。

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