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実験的にすぐに終わることを書いている。
でなければ、私という存在は
書くことが苦痛に思えて、仕方がなかった。
読むのは楽しい、だが、書くことによって、
楽しい、という感情は程遠いものへと変化していった。
誰かを見るのにも疲れた。
倫理のために描きたいものが書けなくなる。
そして、私はアリンコみたいに
ひねりつぶされる。
創作活動は、時として殺人鬼のパレードのように、
私の明るい心を殺していく。
憂鬱になるのは、悲しみを笑い酒とする、
道化師どもが我が仮面を覆っているからだ。
短いと薄い、読まれずの藻屑、
長いと厚い、罵倒の嵐、
創作とは死への近道、
安定は想像の欠如……




