表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
掌握  作者: 猫乃つづり
21/42

トレーラーハウス21

1971年8月13日

21番に異変が生じた。

監視カメラにはノイズと乱れが

生じた後、カメラに映ったのは、

血だらけの死体が見せしめのように晒されていた。

俺は警察に連絡しようとしたが、

電線が切れてしまう、

そして、停電、

その為、俺は電源を復旧させ、

警察に連絡しなければいけないという使命感と

殺されてしまうのではないかという恐怖と戦いながら、

電源装置のある場所へと向かう。

しかし、ふと、背後にいたのは……

だが、何もいない、

安心する、だが、この静けさのあと、

何かに捕まれてしまう、

「はっ放して……くれ……」

片腕で握るくらいの握力、

そして、俺を持ち上げる巨大な何か、

手には黒の革手袋を着けて、

指紋を残さない周到性、

これは、映画なのかと思ってしまう、それ、

すると、

後ろから、

声が聞こえる。

「死ぬのはアンタよ、この化け物!」

鳴り響く銃声、

頭を射ぬかれた其は俺を放して、

バタンとうつ伏せになって倒れる。

「死んだ……のか?」

「いいから、早く」

確認しようとするよりも前に、

俺を連れていく、彼女、

利用者なのだろうか、

返り血で全身が赤い、

鉄の匂いがするのは、

彼女の友人の血、

乃ち、あの、

21で起きたことを知っているのではないのだろうか?

「何があった」

だが、彼女は何も話さない、

むしろ、逃げるために必死な形相は、

その光景を見たに違いなかった。

「早く、車を、乗らなきゃ!早く、」

何か、見えない、

だが、分かることはデッカイ怪物が、

猟奇的な殺人鬼が迫っている。

そして、駐車場に着た、

「車に乗せて!早く、」

「アァ、分かった」

急いで車に乗って、エンジンをかける、

しかし、なかなか、かからない。

安堵の息を着くのはまだ、先のようだ。

「どうして?」

すると、デカイ何かが正面に

立っていて、ニヤリと笑う。

白く、血に汚れた歯を剥き出しにして、

分かるのは人間ではない怪物が迫っていること、

かかってくれ、

俺はこのとき、いるか、いないか、分からない神様に願ったり、先祖に願ったりした。

十字架に助けを求めたかった。

聖書の言葉でもいい、祓えるのなら、

それがいいんだ!

とにかく、生きたい、

生きて、事件を伝えなくては、

斧が摩れる音がしながら、

車にエンジンがかかる。

スピードを上げて、

俺たちは山道を降りていく、

その時に見た、

バックミラーに映った、

あの狂気の顔を、

俺は忘れられない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ