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掌握  作者: 猫乃つづり
14/42

Vierzehn

止まるな、

目の前に踏切がある。

私は今日、その足を進めなければならなかった。

理由は、

何もない、

いや、

あるけど、

言えない。

人の悩みは心の奥底に眠ってる。

今日、何を食べたっけ?

最後の晩餐が水だって笑える。

自分が可笑しい。

踏切を進めば、

縛られるが、

生きることへの苦しみからは解放される。

錠剤を飲んでも癒されない心、

医学は人のためになるのか?

というのを疑心暗鬼にならざる負えないことが証明された。

僕は知らないです。

君も知らないです。

何かに縛られながら、生きるのは嫌なんです。

全てが虚しい、あるとすれば、

快楽を求めるための逃避行動をしていました。

これを読んだとき、私はいません。

さよなら、残された人、さよなら、世界、

次というものがあるとしたら、

私は再び飛び降りようと思います。


これを読んだとき、私は、

悲しみにくれた。

友人の死だった。

空想の中の死だ。

けれども、

私の心の中の一面にそれがある、

ということは、

人様からしたら、迷惑がられる気質だろう。

今すぐにでも、牢屋に送りたい。


私小説とは厄介だな、

読者の知能が試される。

私という一人称が展開されれば、

同情を買われてしまう。

売ったはずなどないのにな、

勘違いしないでほしい、

これはフィクションだ。

だが、私のこの、配慮によって、

私小説は死んでしまった。

芸術とは、説明などない。

もし、有名処が教科書に載ってしまったら、

それは、死んでしまったのと同じ、くだ。

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