第四楽章目「ハルカリットが起こす大戦争(後編)」
#15「王国仁存在有黒炎乃姫君が起こした戦争を早く止めないといけないじゃないの? (そして戦争へ)」
いつもに増して物静かな湖畔に突如、大きな爆破音が鳴り響く、それまで青く染まってた空はひどく濁り魔物は四方八方へと散らかった。
そう大戦争の始まりだ。姫様を擬態しているクリーンは兵隊さんをまとめてこちらへとやって来るのが伺える、ざっと数えて100万人くらいだ、目的は俺の能力の強奪だ、さて相手はどう出るか伺おう・・・・えっ全員、直進?何でだ?俺はそっちにいないぞ?これも作戦の内なのか?まあいいやアーサーに頼んでおいて正解だったな・・・・
・・・・うわぁ・・・・・やっぱり、すげーや・・・・
物理的な意味で血肉踊っているな・・・・てかあいつ、いつの間に「地形破壊巨大剣」を覚えたんだよ!!あーあ相手ながら可愛そうに天空に他界他界されているよ、さてほかは・・・・おぉメデゥーサの「水晶玉乃銀河系」で、相手を攻撃してる攻撃力が馬鹿にならないほど強いため、俺でも耐えれる自信がないな、・・・・・完全防御が無ければの話だがな・・・・さて綯武の百花繚乱はまるで戦場に咲く花如く咲き乱れている。俺も使えたいな、その攻撃技桜夢も負けじと一神不乱をきれいにこなしている、あいつもあいつですごいな、だって100の軍勢を一瞬で全員倒すんだぜ・・・・怖いな
さてシャルナはどうだこの戦いは、盾はさすがに不利だ・・・・と思っていたけど、反射攻撃が使えるとは・・・・思ってもいなかったな、オルリは影忍法と分身忍法を使いながら風神攻撃忍法と雷神攻撃忍法を使って相手を倒しているこんなにすごい忍術は初めてだ・・・正直、冗談抜きで習いたいと思った、ミニアムは貫通矢を使って攻撃をしている。すごく強いよなお前さんは、オルリは騎士馬を上手に扱っている流石だ・・・・けど腕前は悪いけど・・・・さて俺も本気を出すか最後の切り札としてとってあるとっておきの「最終破壊光線」を使うか・・・
まず仲間を一旦引かせて俺一人にする・・・・・よし!!OKだなそんじゃあ・・・・おい見てろよクリーン・スエット、これがお前が奪いたい能力だ!!
#16「王国仁存在有黒炎乃姫君が起こした戦争を早く止めないといけないじゃないの?(王姫としての決心)」
・・・・・いやね本当で知らなかったんだよこいつの威力が、さっきまでいた兵隊が全員細胞ごと消滅してしまった・・・・間違えない封印確定だなこれは!!そう思っていると天からクリーンが攻撃してきた!!速攻に避けることに成功した、しかし本当に危なかったなコレばかりは、クリーンは「お前を殺せば・・・・俺は新の神になるんだ!!」と理解不明なことを言っている・・・話し合いにはならなそうだな・・・っと危ねぇ!!剣をブンブンと鳴らしながら縦横斜めに振り回してこっちにやってくる・・・・まるで、13日の金曜日のジェイソンみたいだ・・・っと、あわわわ!!危ない危ない!!俺にそんなに恨みを持っているかよ (楽しいけど)おっとととと、てかこっちくるな!!危なっかしいから
私が最低限でもいいから出来ることは何かないのですか?
ん?リリスから連絡だ、なんだ?今クリーンと戦闘中なんですけど!?
私に出来る事はないの!?
分かった分かった、とりあえず追加の兵士が、来てもいいように配置を頼m・・・・・
じゃなくて!!一国の姫として出来る事ですよ!!
・・・・王姫として決心したんだなこのままだと罪無き者まで殺してしまうかもな、そうか・・・・
・・・・おまえさんにとってその決心は死んでも守りたいからな、・・・・あぁ分かっているよ。おまえさんの夢叶えてやるよ
「リリス!!エブロステイだ!!」大きな声で俺は叫んだ
「わかった!!」と王姫が応える。「!?、させるか!!」とクリーンが飛び掛るが「・・・・おっと、おまえさんの相手は俺じゃないの?」と挑発、この挑発に乗ったクリーンは俺に攻撃を再開した。
これで時間は稼げるだろう、微々たる物だけどな・・・
#17「王国仁存在有黒炎乃姫君が起こした戦争を早く止めないといけないじゃないの? (国王としてのやるべき事)」
エブロステイを唱えている間、リリスは隙だらけだから俺がクリーンと戦闘するのが一番いいと考えた、しばらく俺を楽しませろよな?クリーン。
さて仲間も加わって戦いの天秤はこっちに傾いてきているはずだ。一番の問題はクリーンが剣使い(ソード)から弓使い(アーチャー)と次ぎから次へと変わって来る、こいつまさかマルチスタイルじゃないか?だとすれば、なお面白い!!俺をもっと楽しませてくれ!!なんてラスボスみたいなこといっちゃって・・・・不治の病だなこれは村人を思い出すわ、と言っても体操しかやってなかったけど・・・・で、俺を囮にしちゃえばエブロステイは完成してこの戦争の真犯人を止めれる、そう俺は踏み切った後は運命の神様に託す!!
アーサーたちも応戦している、兵隊は着実に減っているがいつハルカリットに住む人が兵隊になってもおかしくない、下手したらもうこの兵隊の中にいるかもしれない、時間とも戦わないといけなくなってきた、うむ、どう出るか?手札はお互い減って来ている、がこっちの方が圧倒的に不利になってきている。どうする?と思っているとふと『あること』に行き着いた。「そうだその手があった」と言わんばかりに俺は、「アーサー!!理想破壊弐連剣だメデゥーサ大花火魔法で追加攻撃!!シャルナ!究極破壊光線攻撃が来たら鏡乃盾で跳ね返せ!!その際に隙が生まれる!!オルリは千手観音手裏剣を使え!!エイグ!!騎士馬乃演舞でクリーンを惑わせ!!ミニアムはストライクで射抜け!!綯武と桜夢は咲き乱れを使って動きを止めろ!!」
そう指示した「「「「心得た!!」」」」全員が一斉に答えた。
さぁ俺はリリスのエブロステイを早めに使えるためにアレをするか、
さぁ準備は整った!!「アーサー!!シャルナ!!エイグ!!メデゥーサ!!オルリ!!綯武!!桜夢!!ミニアム!!いまだ!!」「「「「「「あぁ!!」」」」」「いくぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!究極魔法!!『エブロステイ』!!!!!」俺たちが言い放った瞬間周りがバァッ!!っと明るくなりクリーンの囲うように半球型のサークルが出来た。クリーンは断末魔を叫び燃え散った
さっきまで明るかった周りは嘘の様に暗くなり辺りはシーンと静まり返った。