第二楽章目「交易だけでも3回死ないといけないんだが」
#6「新たな脅威にピンチじゃないの? (1)」
さて今日もいい天気だっ・・・・ん?なんだ?村長か、んで俺にいったい何の用だ?って、えっ?「我々の神として讃えたい」だと!!つまり生贄になれと冗談にもほどがあるだろ!!
おい!!アーサー!!ここはひとつなにか、いってやって来い!!
・・・・・ふぅ何とか収まったかな?ってなんか納得されているし、
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいっ!!やめろよなお前ら!!
とはいえ、なんだかんだ俺と勇者様の間に芽生えができているな、
・・・・大魔王族になって早くも一ヶ月がたったなシャルナがご飯を作っている鬼人姫の「桜夢」も手伝っている。・・・・・あぁこう、みると両方ロリだもんな (しかもシャルナ童顔だし)・・・・最高かよ
おぉ今日は鮭かうまそうだな!!
ー???ー
「王よあの大魔王族はどんな人物なのか?」
「うむ、鮭を食っておったと暗部は報告している」
「鮭!?冒険者じゃなくて」
「うむ、いかにも」
「だとすればなぜ村に住んでいるのかがわかなくなるな」
「そう、その通りなんだよ」
「王いかがなさいましょう」
「・・・・うむあの手紙を贈った後、もう少し様子を見るとするか」
ーその魔王がいる村ー
さて飯も食ったし今日も一日色々ありそうだな、気を締めないっとなんだコレ?予告状?中身はどれどれ?
「依頼書 悪魔『フレイング・デーモン』の討伐」
ナンじゃこりゃ!!討伐の依頼書なんて見たこともないぞ!!しかも宛先人不明だし
アーサーたちにこれを見せると大騒ぎ
あぁだろうなと思ったが、『フレイング・デーモン』なんてわかないな・・・・まぁみればわかるか・・・
#7「新たな脅威にピンチじゃないの? (2)」
さてこの討伐依頼書の依頼主はハルカリット共和国の国王兼黒炎乃姫君の座右の銘を持つ、リリス・カインディルスであった。
深く聞けばアーサーとシャルナの故郷らしいというよりあいつら兄妹だったんだ
メデゥーサに罠の可能性を指摘されたのでちょっと面白い個人的特殊効果を持って来た
ちなみに綯武と桜夢はお留守番だ
さて、お嬢様とのご対面かな?っと、おっとやっぱりな落とし穴だ「スキル:空中浮遊」持ってきて正解だったな、さて次は何が来る?・・・・・おぉ「黒炎魔法」か!!じゃあ俺は「濁流魔法」で、って、うわぁ!!いきなり胸を、突くのは心臓に悪いからやめていただきたいのでここはひとつ「十字架拘束」で動きを封じよう
さてお嬢様は満足したようだ、不意打ちがこないように「フォーメーション」を組んで「十字架拘束」を解除・・・・・俺「不意打ち・・・・失敗に終わったな」
勝負は俺が勝った
でも精神的敗北はしたけどな
さて本題だ
お嬢様いわく「最近『最古乃竜』の動きがおかしい」という
ええええええええ!!まさか戦えと!!無理無理無理!!最古乃竜だぞ!!
さすがに「大魔王族」でも勝てないぞ!!
そう考えていたら
報酬をやるっていわれた、飛びついたのが運のつきだったな
はぁぁ・・・・・
さぁて死にますか (新手の生存フラグ)
#8「新たな脅威にピンチじゃないの? (3)」
ーハルカリット共和国会議室ー
「王よ大魔王に負けたのは本当か」
「あぁ悔しくもな」
「ではこの国は滅ぶのか!!」
「グレイナ落ち着けそれは断然無いぞ」
「なぜだ」
「『あの』依頼にいかせたからである」
「なんと!!」
ー戻って魔王がいるエイナス火山ー
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ絶対に失敗するよ!!うん!!」
俺は深くため息つきながら歩いている
「気を落とさないでください」
アーサーが慰めているそれに便乗したミニアムおまえはいい
さて気がつくと最古乃竜の巣窟エイナス火山が目の前にあるではないか
さすがだな「大空空間移動」1年かけていくところが1時間と30分でついたよ
さて登るかな・・・・ん?なんだあの竜?あれが最古乃竜か?
なにかに操られてないか?
「あの竜はマリオネットで出来ているのか?」
「いやあれは誰かが糸をかけて操っているに違いないわ」
なんやそれメデゥーサに聞いた俺が馬鹿だったな、さて糸だけ切れることは可能かな?だとしたらあの竜を助けたいな、うん!!よし助けるか!!
#9「新たな脅威にピンチじゃないの? (4)」
「なぁメデゥーサ?あの糸は「糸だけ」切れるのか?」「切れるんじゃない?やったためしは無いけど」
「じゃあやるか」
暴れる最古乃竜この糸を取れば何とかなるに違いない!!
魔術鋏を使おう!!
見えにくく判りにくいためどうも動きが鈍くなるが、これも竜のためだ!!
「アーサー!エイグ!頼む!!」
「「仰せのままに!!」」
おい馬鹿やめろお前ら
そう内心に思った。
さてミシミシとを立てているように聞こえる。あれは氷魔法なのか?そう思った矢先、パァン!!っと爆破魔法の爆破音が響き渡った
・・・・まずいな・・・・あれは絶対に糸どころか竜にも当たってないなありゃ・・・・
煙から最古乃竜がのしのしと出てくる・・・・ライブの演出かよ・・・・
・・・・さてどうすれば正解なんだって・・・・うん?
「おいメデゥーサ、最古乃竜の目って赤か?」
「いいや実際はおどろおどろしいほどの青空色だよ」
どんな色の目をしているんだ?
でもわかったな弱点があの目のそばにある大きな糸だ!!
わかればいいんだよ!!さぁ「魔術鋏」の出番だ!!
#10「訳有りの王国に暗黒な組織有りってヤバいじゃないの?」
ーハルカリット共和国会議室ー
「そんな・・・・」
「国王様いかがなさいましたか?」
「エ・・・・最古乃竜も負けてしまった」
「な・・・・なんと!!」
「・・・・・暗殺部隊の用意を」
「ははぁ!!」
「(なんとしても殺さなければ・・・・)」
ー一方ー
俺は最古乃竜を調律魔法で元に戻した。最古乃竜いわく操られていたらしい・・・
これは予想通りだなそう確信した瞬間アーサーが東南の方向に指を指し「来ます!!」と叫んだ。ミニアムが身構えている・・・・ん?まさか暗殺部隊なんて輩じゃないよね?
・・・・大当たりだよ
暗殺部隊さんだ!!・・・・なんて駄菓子屋みたいにはしゃぐものじゃないな
ここはとりあえず逃げる一択だな!!
はぁはぁはぁ・・・・・何とか家路に着いたな・・・・・さてとハルカリット(あいつら)の企み、暴くとしますか
・・・・ん?
綯武がにくまん作ってくれたからそれ食ってからにするか