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幼馴染に好かれる、なんてのは幻想です  作者: 卯佐美 佳
第三章 なんでこんなめんどくさい事に…
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俺は面倒事に巻き込まれるというより、呼び込んでいる様だ

お久しぶりです。お待たせして申し訳ないです。謝罪の続きは後書きで。

「…つまり、お二人はちょっと揉めてただけで、大した事はしていないと」

「ああ、詳細は聞かないでもらえると助かる」


あの後、速攻で追いかけたら何とか捕まえる事が出来た。マジで危なかった…


「とか言って、本当はイチャイチャしてたんじゃないですか〜?」

「「してない!!!」」


結構ぶっこんでくるなこの子。俺の苦手なタイプだ。まあ得意なタイプの女子なんていないんで、必然的に(ry


「まま、それは後で聞くとして」

「後でも聞かないでくれ…」

「私がここに来た目的はですね、慈活部の皆さんに依頼がありまして!」


依頼か…。めんどくさい物じゃないといいが…


「その前に、あんた、名前は?」

「ハッ!私とした事がすっかり忘れていました!私は一年F組、藤宮 瑠璃!大樹祭実行委員の広報部に所属しています!」


そういや入ってきた時言ってたような気がする。まあそれどころじゃなかったんですけどね。


「あたしは一年B組の」

「成瀬 恵さんですよね?」

「え?あ、うん、そうだけど」

「そちらが同じクラスの白峰 晃さん。そして二年C組の天使 桜さん」

「お、おう。よく知ってんな」

「当たり前です!こう見えても新聞部ですので!そうじゃなくても、皆さん有名人ですから!」

「あー…。そういやそうだったな…」


なんかもう…諦めた…


「私が有名人、ですか…?」


確かにそこは気になるところだ。天使さんの事だ。普段から注目されてても不思議じゃない。俺としては、あまり天使さんの素晴らしさが広まって欲しくない感はあるが。


「いえ。天使さんは、私の中での次に来る美少女ランキング堂々の一位なので、有名なんじゃないかな〜と」


この子ちょっと適当なとこありますね。その意見には全力で首を立てに振るが。


「ちなみに次に来るイケメンランキング一位は白峰さんです!」

「あり得ねえだろ…」

「あ、もう来てましたね。失礼しました」

「そういう事じゃねえ!」


この子はなんでこう、人をイラっとさせるのが上手いんですかね。わざとかしら。


「それで、新聞部でもある大樹祭実行委員広報部が何の用?」

「お!早速本題に入りますか!」

「もう大分経ってるけどな」

「細かい事は気にしない!」

「細かくねぇんだよなぁ…」

「それで、依頼って何でしょう」


天使さんが聞くと、藤宮の目がキラリと光った。何か嫌な予感するな…藤宮は立ち上がり、声を張り上げる。



「皆さんに、大樹祭パンフレットのモデルをやってもらいたいんです!!」



「「お断りします」」

「えぇ!?どうしてですか!!?」


めちゃくちゃ驚く藤宮。いや、どうしてもこうしてもねぇ…


「いや、だって俺目立つのあんまり好きじゃないし」

「あんなに目立ってるのに!?」

「…不本意ながらな…。昔、一人でいた時の方が気が楽だわ」

「あんた、昔も悪い意味で目立ってたけどね」

「ですよね〜」


いやほんと、最高にダサい形で悪目立ちしてたからなぁ…。そりゃ皆に嫌われるわ。


「な、成瀬さんはなぜ!?」

「めんどくさい」

「だろうな」

「あたしの事よく分かってんじゃん。あたしの事好きなの?」

「ああ。大好きだ」

「…………は?」

「友達としてな」

「今からあんたの足を踏み砕く!」

「そんなに怒る事か!?」


踏み砕くのは流石にやり過ぎだと思うぞ?


「ど、どうしてもダメですか?」

「どうしてもと言われても…」

「やりたくない物はやりたくないし…」


目立つしめんどくさそうだし、誰が好き好んでやるんだろう。


「えっと…藤宮さん。何で私達なのでしょうか?」

「天使さん!もう頼れるのはあなただけです!」

「あはは〜…」


天使さんは曖昧な表情で笑みを浮かべる。あの顔は確か、お手上げのサインだったか。水無月先輩が来た時もあんな顔してたしな。


「で、パンフレットに俺達を選んだ理由は?」

「そんなの、見た目がいいからに決まってるじゃないですか!」

「…………は?」

「成瀬さんも天使さんも白峰さんも灰田さんも、この学校でもトップクラスの面々ですよ!使わない手はないじゃないですか!」

「俺が入ってる事に違和感と疑問しかないんだが…」

「なのでどうかお願いします!」

「「お断りします」」

「少しくらいは考えて下さいよ!」


考える余地なんてない。無理なもんは無理だ。


「……この手だけは使いたくなかったのですが…」


藤宮の目が怪しく光るすげー嫌な予感がする。


「実は私、新聞部に所属してまして」


それはさっき聞いたが、ここで話を出してくるという事はまさか…!?


「そして今、私のカメラにはお二人の仲睦まじいシーンが写っています」


…………


「お二人が引き受けてくださらないのであれば、次号の見出しは『ラブラブな二人、ついに入籍か!?』になると思いますが」

「「喜んでやらせていただきます」」

「やりたいんでしたら初めからそう言っていただければいいんですよぅ!」


ほぼ脅しだろうがクソが…


「撮影日時など詳しい事はまた今度お話しします」

「わ、私も、やるのですか?」

「当たり前じゃないですか!部長の意は部の総意。古来よりそう決まっております!」


何だそれ、聞いた事ないわ。


「俺と成瀬と健だけで十分だろ」

「となりますとやはり次号は…」

「天使さんやりましょう。これは部長である俺の意であり、慈活部の総意です」

「あ、あはは〜…。やらなきゃいけないんですね…」


すいません天使さん。でも天使さんもあの件の関係者だったし、何より天使さんも慈活部の一員だし、仲間外れは良くないよね!


「パンフレットの件は後日詳しいお話をさせていただきます」


今日撮るという訳ではないのか。ん?パンフレットの件“は”?


「まだ他になんかあんのか?」

「はい。実はもう一つ、お願い事がございまして、こちらは無理にはやっていただく必要はないのですが」

「意外だな。脅してでもやらせてくるかと思ったんだが」

「酷いです!私がそんな事やる様に見えますか!?」


見えるもの何も、さっき実際にやってきたんだよなぁ…


「まあ取り敢えず話してくれ」

「あ、はい。お願い事と言うのは女性陣のお二人にありまして」

「え?あたし達?」

「はい!先程私が言った様に、お二人は学校でもトップクラスの容姿です!それを見込んでのお願いなのですが」


二人の容姿に関係する事なのか?思いつかんなぁ…


「わ、私に出来る事なんて、あるのでしょうか…」

「違いますよ!天使さんだからこそ出来る事です!」

「わ、私だからこそ、ですか?一体何なのでしょう…」

「ふふふ…お二人にやっていただきたい事はですね…」


天使さんといったらやっぱり圧倒的な可愛さだよなぁ…。成瀬?怖さじゃね?


藤宮は立ち上がり、声高々に言い放つ。



「お二人には、ミスコンテストに出ていただきたいと思います!」


先ずは一言。もうしわけありませんでしたああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

もうね、申し訳ない以外言えないです。

新生活が始まって忙しかった、なんてただの言い訳ですよね。ほんと申し訳ないです。

三ヶ月も待ってくれた方なんて極一部の方だけだと思いますが、楽しみにしていただいてくれていた方、本当にありがとうございます。

というか、今週中に出すとか言ってた癖に、日付跨いでるというねw。ほんと、重ね重ね申し訳ないです。

これからはゆっくりですが、しっかりと投稿して行きたいと思うので、よろしくお願い致します。

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