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幼馴染に好かれる、なんてのは幻想です  作者: 卯佐美 佳
第二章 俺はどうあがいても目立ってしまうらしい
24/70

俺が誰かと出かけると、見知らぬ誰かに出会う決まりでもあるのだろうか

新キャラです。

正直、書いてて恥ずかしいです。

あと、笑い声の描写って難しいよね。

現在時刻は一時ちょうど、俺達はモール内のレストランに来ていた。

「ん〜、楽しかった〜!」

「俺はすっごく疲れたんだが…」

「いっぱいいい物あって、ついつい廻り過ぎちゃったね」

「女子の買い物は毎回こんな感じなのか…?」

「んーまあ日によるかな。それよりなんか食べよ!」

そう言って、荒川はメニューを手に取る。

俺もメニューを手に取り、中を見る。

ハンバーグ…はちょっと重いか…

ドリア…は前に食べたし…

スパゲティ…も食べたな…

お、和風ハンバーグならあっさりしてて食べやすいかもな。これにしよう。

荒川の方を見ると、まだ決まっていないのか、メニューとにらめっこしていた。

すると、俺の視線に気付いたのか、顔をあげる。

「白峰くんは決まったの?」

「ああ、和風ハンバーグにしようと思う」

「うん…それもいいよね…。でもチーズインハンバーグもいいし…」

大分悩んでるな。まあ別に時間はあるし、ゆっくり決めて貰って構わないんだが。

荒川は、暫く迷った後、あっ!と何か思いついた様な反応をする。

「ねえねえ、和風ハンバーグとチーズインハンバーグ、半分こしない?」

「…別に構わないが」

「じゃあけってーい!」

荒川は、勢いよく、席に備え付けられているボタンを押す。

直ぐに店員さんが注文を取りにくる。

「お待たせ致しました。注文をお伺い…て、ほのか!?」

「ん?その声は、香織先輩!?」

ん?なんだ?知り合いなのか?

「香織先輩こんなところでバイトしてたんですね〜」

「最近お小遣い足りなくてさ〜、しょうがなくって感じ?」

荒川は、香織先輩と呼ばれている女性と楽しそうに話している。完全に俺置いていかれてるな。

「それより、ほのかは彼氏とデート?いいな〜、私も彼氏欲しい〜」

「ち、違いますよ!白峰くんはただの友達で、今日は付き合ってもらってるだけです!」

「ふーん。そうなんだ〜」

そう言って、女性は俺の方を見てくる。気が付かなかったが、この人、成瀬や鈴井と並ぶくらい美人だ。

茶色がかった長い髪に、綺麗に整った顔、そしてなにより、愛嬌のある立ち振る舞いが、彼女の女としての魅力を存分に醸し出している。

「君はほのかとはどういう関係なのかな?」

女性が唐突に俺に聞いてくる。

「荒川からもあった通り、本当にただの友達です」

「その割には随分仲良さげじゃない?」

「そっすかね。俺は誰に対してもこんな感じなんでなんとも」

「またまた〜、休日に女の子と二人で出かけるなんて、普通あり得ないゾ☆」

「じゃあ俺はこの前別の女子と出掛けたんで、二股って事になりますね」

「え〜、そうなの〜?この浮気者〜!」

なんだこの人…。初対面なのにやたらと距離が近い…

「そういえば、まだ自己紹介してなかったね。二年E組の 水無月香織 だよ!よろしく!」

「あ、どうも、一年B組の 白峰 晃 です。よろしくお願いします」

最近美人と話す機会が多いせいか、あまり緊張しなくなってきたな。

「へー、君が恵ちゃんと噂になってる白峰くんか〜」

「噂って…そんな大層なものじゃないですよ」

マジで他学年まで広まってるんだなぁ。というか、成瀬の知名度が高かったのが原因な気がする。

「胡散臭い噂だな〜って思ってたけど、なるほどね〜」

何を納得したのだろうか。悪い予感がするのは気のせいだと信じたい。

「ところで、仕事はしなくていいんですか?大分ここにいますけど」

「ああ、そうだったそうだった。ご注文をお伺いします」

俺らは水無月先輩に注文を言う。

「承りました!それじゃあ、ほのか、楽しんでってね!それと晃くん、また会おうね!」

早速名前呼びかよ…。よくわからない人だ。

荒川の方を見ると、何故かジト目で此方を見ていた。

「…どうしたんだ?」

「なーんかちょっともやっとするっていうか、ムカってするっていうか…」

「なんだよそれ…」

結局、荒川の機嫌が悪くなった理由は分からなかった。


十数分後、ようやく料理が運ばれてきた。

その間、荒川は話す事はなく、ずっとジト目で俺を見ていた。マジで怖いからやめてね?

さて、まずはこのハンバーグを二つに分けるとこから「おいしー!」っておい!分ける前に食べるな!

荒川はもう既に食べ始めていた。

「ん?どうしたの?食べないの?」

「いや…その…。先に分けないのかと…」

「え?お互い半分食べてから交換すればいいでしょ?」

最近の女子は間接なんたらを一切気にしませんねぇ…。やっぱり私が気にし過ぎなだけなのでしょうか…

考えても仕方がないので、俺も食べ始める。しかし、気にしないでいるというのは難しく、どうしても考えてしまう。何故俺は食事でこんなにも疲れなきゃならんのだ…。モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ…

「白峰くん。そろそろ交換しない?」

俺が井之頭になっていると、荒川から声を掛けられる。いつの間にか、俺のハンバーグも半分ほどになっていた。

「ん、ああ、いいぞ」

お互いのハンバーグを入れ替える。これはあれだな。また緊張で味が分からなくなるやつだな。

俺は一口、ハンバーグを食べる。うん、やっぱり味がよく分からん。

まあ食ってりゃ、こないだみたいに味がわかってくるだろ。

そこから俺は無心で食べる。何も考えていないので、間接なんたらについて気にならなかったが、おかげで味も分からなかった。本末転倒ですねはい…


「そういや、お前と水無月先輩はどういう関係なんだ?」

食事を終え、俺は気になっていた事を尋ねる。

「ん?ああ、中学校のころからの先輩。香織先輩、中学校のころは陸上部でね、その時から」

ほーん、俺と勝樹みたいな関係か。ちょっと違うか。

「今は部活は?」

「やってないよ。なんか『素敵な出会いを探す!』とか言ってた。ほんと、なに考えてんだか…」

荒川がうんざりした顔をする。中学時代からそういった行動があったのだろうか。考えたくもないな。

「素敵な出会いねぇ…。どっかの国のお姫様かよ…」

「香織先輩、ちょっと夢見がちなところがあるからなぁ…」

なるほどねぇ。あれだけの美女なのにほんと勿体無い。

そもそも、あれだけの美女に釣り合う男なんて、そうそういないよなぁ…

「もしかしたら、今ここでバイトしてるのも、いい人見つけるためかもしれないしね」

「何それこっわぁ…」

「ふふっ、冗談」

良かった〜。てっきりさっきの会話の中でも品定めされてるのかと思った〜。ってまだその可能性は否定出来ないんだよな。やっぱり女って怖い…

最近、書いてるときは『なんか違うな〜』と思っても、あとから読み返すと『あれ?割といける?』と思う事があります。このジレンマ、癖になる。

友人に、「お前、その気になれば彼女作れそうなのにな。なんで何もしねーの?」と言われました。彼女できた事ないお前に言われても、説得力ねーよ。

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