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タッチタイピング

ロボ天使アン・エンジェル



この物語は、フィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありません。



----- 第七話 「タッチタイピング」 -----


 ぼくは、小学6年生の男子で、名前は、翼 太郎。


「ゲーム作り教えてよ!」

 アンに前に教えてもらった事を言ってみる。


 アンは、首をかしげながら答えた。

「それでは、プログラミングの前に

パソコンでのタッチタイピングから教えましょう」


「タッチタイピングって何?」


「タッチタイピングとは、パソコンのキーボードを

見ずに入力する技術です」


「あー、ぼく知ってる。めちゃくちゃ速く

入力してるやつだ! すごい!

ぼくも速く入力したい。教えてください」

ぼくは、そう言ってペコリとお辞儀をした。


「努力すればできるようになりますよ。

では、パソコンを差し上げましょう」

アンは、お腹のポケットのあたりをあさって

パソコンとキーボードを出した。


「Unreal General Unit パソコン!

略してうぐぅパソコン。全てのパソコンと

互換がある夢のパソコンです」


「かっこ悪い名前だなー、普通にパソコンでいいよ」


「了解しました。

では、さっそくタッチタイピングの練習を

してみましょう。キーボードのFとJのボタンを

触ってみてください」


「あっ、このボタンだけデコボコがある。

なんで?」


「Fのボタンに左手の人差し指を

Jのボタンに右手の人差し指を置くのが

ホームポジションと呼ばれる基本の

動作になります」


「ふむふむ」


「そしてひらすら、指にホームポジションから

入力してどこに何のボタンがあるかを覚え

入力を繰り返し指に覚えさせます」


「ふーん、FとJを入力すればいいの?」


「最初はそうです。ひらすら入力して覚えます」


「FFFFFFFFFFFFFFFFFF

 JJJJJJJJJJJJJJJJJJ

もう飽きたよ」


「そうですね。そういう人のために

タッチタイピングを練習するゲームが

多数存在していますので、それらを

ダウンロードして気に入ったソフトで

練習すると良いでしょう」


「わーい、ゲームだー!

いろいろあるね。やってみる!」


数時間後


「おりゃおりゃ、

ASDFGHJKL;

QWERTYUIOP@

ZXCVBNM,./」


「だいぶ速く入力できるようになりましたね」


「遊んでいると夢中になるよ!

ぼくは、タッチタイピングの世界チャンピオン

になるよ! おりゃおりゃ」


「ゲームで遊んでいると、ときどき

脳内麻薬が分泌されて、無我の境地と

呼ばれる状態になる事があります。

スポーツでは、ゾーンやフロー、

ゼロの領域と言われたりします」


「ぼくも、さっき、その状態だったよ!」


「目の前のものに没頭するとそうなりやすい

ですが、太郎は当初の目的を忘れています」


「あれ、何が目的だったけ?」


「そうならないためにも、没頭していない時に

自己の俯瞰をおこなって周りの状況を見定め、

自分が何をしたかったのか世界の状況は今

どうなっているのか、できる範囲で良いので

大きな視野で物事を客観的に見てください」


「はーい、そういえば、ぼくはゲーム作りが

やりたくてタッチタイピングを始めたんだった」


「自己の俯瞰もやりすぎると生きる力、欲が

失われ行動力が落ちてしまうので、やる気を

そこなわないよう自分をコントロールしながら

最大限のパフォーマンスを得られるよう

頑張ってください」


「うん、なんか難しいね。とりあえず

タッチタイピングをしばらく頑張るよ」


「はい、それが良いでしょう」


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