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日常会話の続き

兄は(ゆづる)弟は菜吾(さいあ)です。

まてオレ。


考えてみろ。

呪い使うやつなんて異世界にしか居そうにないぞ。

これって、いつも妄想に浸っているオレへのドッキリとかじゃないだろうか…。


オレは疑いつつ母親と弟の顔を交互に見つめるが、二人はそんな俺を気にすることなく、また会話を始める。


不自然さは無いと思われる。


てことは、二人が言ってる事が本当なのか…


本当なら、凄いことにならないか!?


「ぜひ、その話を詳しく!!」


いきなり身を乗り出してお願いするオレに、会話を中断した二人は呆れた表情を返してきた。



「それ、本気で訊いてる?」


「もちろん」


このキラキラした目を見てくれ!!

オレの頭の中にはリアルではあり得ないチートを持っている自分の姿が…

あーんな事やこーんな事も出来ちゃうんじゃ…

うちの家系って凄いかもしれない!



「今さ、もしかするとうちの家系って特別だとか思ってない?」


母親に溜め息をつかれてしまった。


なぜバレた。


「いやぁ、あまりに衝撃的過ぎて…そんなの一言も話してくれないしさ」

興奮しているオレを弟の冷たい視線が刺す。


「妄想止まらないところ悪いけど、婆ちゃんの呪いの話は普段から何度も話してるんだけど?」


なに?

そんな話聞いたことないぞ。


「聞いてないって思ってるでしょ」


なに?

何でオレの気持ちが分かるんだ弟。


いつもはオレが言葉で気持ちを伝えても、分からないってスルーするだろう?



まさか…


これも何かのチートなのか?


「菜吾…まさかお前だけお婆様から能力を受け継いでいるとか?」


オレの脳内で発展した妄想が言わせた発言に、母が困った顔をした。


やば…なんか変な雰囲気になってしまった。


「あ、いや…

「そうなのよねぇ。私じゃなくって、菜吾に継がせたいって言い出してるのよね」


ちょっと待て、そんなベタな展開になっちゃうの!?


ありがとうございました。



母親とお婆様の名前は、まだ無いです。

呪いの能力は匂わせたまま終わるかもしれません。

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