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11/12

*** 11 ***

 地球へ帰ってきてしばらく経ってから、ひかりちゃんはフト思いついたフリをしてエリザベートに聞いてみた。


「ねえエリザベート」


「なんでございましょうかひかりお嬢さま」


「エリザベートって好きなひといないの?」


 エリザベートは微笑んだ。

「わたくしがお慕い申しあげているのは、お嬢さまやお邸の皆さまでございますよ……」



 だがひかりちゃんは既に気づいてしまっていたのだ。

 ひかりちゃんとエリザベートが邸に戻って一同に盛大に出迎えられた際に、後ろの方にいたニールスさんの姿が見えた途端に、エリザベートが微かに背筋を伸ばしたのに。


 また、それまで颯爽と歩いていたせいでほんの少し乱れていたエリザベートの自慢の美しい金髪が、しゅるんと元通りの見事なストレートヘアに戻っていたのだ。

 まあ、AIやそのアバターにとってはそんなことは簡単なことである。


(…… ひょっとして ……)


 そして、ひかりちゃんは今日、もうひとつのことに気づいてしまったのである。


 エリザベートが、「わたくしがお慕い申しあげているのは、お嬢さまやお邸の皆さまでございますよ……」と言ったほんの0.1秒前に、エリザベートの顔がほんの少し、ほんの少しだけ翳ったのに……


(まさかエリザベート…… 

 身分違いの恋だとか思ってるんじゃあないでしょうね……)



 AIの分弟は、その親が作った弟と違ってその本体が兄と同一のハードウエア内にある。

 つまりニールスさんとは、ディラックさんが作った自身の分身も同じなのである。

 もちろん作られた時点からその個性は枝分かれして、もはや別人格になっているのだが。


 だが、ということは別の言い方をすれば、ディラックさんの分弟であるニールスさんは、全銀河宇宙のAIから閣下と呼ばれ、崇拝されているディラックさんの分身でもあったのだ。

 公式の場では、ニールスさんも銀河のAIたちから閣下と敬称付きで呼ばれている。



 その後、ひかりちゃんはおとうさんにおねだりして、自分の部屋から見える位置に果樹園を作らせてもらった。

 あのゴッツォのリンゴだけでなく、地球の果樹や惑星ジェムの果樹などを植える果樹園である。


 当然のことではあるが、それはセカンドアース内の生態系に影響を与える可能性があるため、生態系管理AIのニールスさんの監督を必要とした。

 また、邸の敷地内のことはすべてエリザベートの管掌である。


 ひかりちゃんは、見事な果樹園が出来るよう、二人に念には念を入れて打ち合わせをして欲しいと頼んだ。


 ニールスさんとエリザベートは、時には庭のベンチに座り、また時には果樹園予定地を歩きながら打ち合わせをしている。

 それは、超優秀な二人のAIにしては、かなり長めの打ち合わせだった……


 そうしてまた、ひかりちゃんは気づいてしまったのである。

 エリザベートのカンペキな執事服の胸元が、ほんの少しずつではあるが開き始めているのに……


 あるとき、ひかりちゃんの前で床に落ちていた埃を拾おうとしたエリザベートの胸元を見たひかりちゃんは、少しだけ赤くなった。

 エリザベートの見事なおっぱいの谷間が見えたからである。


(ニールスさんも、おっぱいが好きなのかしら……)



 その後もひかりちゃんは、やっぱり桃の木も欲しいだの、花壇も作って欲しいだのとわがままを言って、そのたびにニールスさんとエリザベートの手を煩わせた。

 ひかりちゃんにしては、実に珍しいことだった。


 そうしてとうとう果樹園が出来上がると、その果樹園を視察と称して散歩する二人の姿が見られたのである。

 二人の手は触れ合う寸前だった。


 そのときひかりちゃんは、仕事の相談でエリザベートの方に行こうとしたソフィアーノくんの襟首をふんづかまえた。

 そうして首根っこを掴んでソフィアーノくんを引きずって行き、クローゼットに放り込んで閉じ込めたのである。


 ソフィアーノくんはワケがわからずパニくっていた……



 それから数日後、ひかりちゃんはディラックさんとソフィアさんを訪ねて長いこと相談をした。

 それからは、何故かエリザベートとニールスさんの休暇の日が重なるようになった。


 二人とも、仕事を離れるわけにはいかないとあまり休暇は取っていなかったのだが、まあなにしろ休暇中の代理はあのディラックさんとソフィアさんである。

 これ以上の代理は銀河広しといえどもいるわけが無い。


「謦咳」の仕事は代わりにディラック、ソフィア夫妻の長女のジェニーちゃんが行っていた。

 最近ではこうしてジェニーちゃんもときどき謦咳の仕事をしている。

 もちろん彼女も両親から記憶や経験を受け継いでいる。

 そのうち「月刊ジェニーさま通信」も発売されるようになるかもしれない。


 おかげでエリザベートもニールスさんも二人とも安心して休暇を取るようになった。


 またある日、部屋の窓から休暇の日にいそいそと外出をするエリザベートを見たひかりちゃんは、エリザベートの胸元がさらに大胆に大きく開いているのに気づいてしまったのである。

 もう正面からでもおっぱいの上三分の一ほどが見える程である。


(やっぱりニールスさん、おっぱいが好きなのね……)



 それから半年後……

 とうとうニールスさんがエリザベートにプロポーズした。

 どうやらディラックさんに相当にせっつかれていたらしい。

 エリザベートは返事もろくに出来ないぐらい大泣きしていたそうである。



 結婚式を一カ月後に控えたある日。

 ひかりちゃんとエリザベートは果樹園のテーブルについていた。

 エリザベートの指には見事なエンゲージリングが輝いている。


 そこへソフィアーノくんが紅茶を持って来た。

 優雅な動作で見事に紅茶をサーブすると、ソフィアーノくんは少し後ろに下がって控えている。


「ひかりお嬢さま。少しよろしいでしょうか」


「なあにエリザベート。もちろんいいわよ」


「ソフィアーノさん、こちらへいらっしゃい」

 途端にソフィアーノくんは緊張したが、やや首もかしげている。

 エリザベートに「さん」づけで呼ばれるのは初めてだったからである。


「言い遅れましたが、惑星ゴッツォでの活躍は見事でした」


 ソフィアーノくんはびっくりしている。


「やや奇矯な言動は置いておくとして、防衛AIとしての職務は見事に果たしていました。

 まあ、たった一千人を救う準備に三十秒もかかったために、あのような妙な演技で時間を稼いでいたのには少し呆れましたが」


(ああ、そうだったんだ。

 それであんなにヘンなこと言ってたんだ……)

 ひかりちゃんはなるほどと思った。


「ですがまあ、みなさまをお助け出来たことには変わりありません。

 防衛AIにとってなによりも大事なのは結果です。

 十分に合格点でした。


 それから執事としての職務もまあまあの出来になりました。

 これでわたくしも、少し安心して結婚できます」


「え、エリザベートさまぁ……」

 ソフィアーノくんが泣き始めた。


「あなたを正式に、執事見習いから執事に昇格させます。

 ですからもうお仕置きの必要は無いでしょう。

 あなたにこれを渡しておきます」


 エリザベートがそう言うと、傍らの空間から大きな頑丈そうな箱のようなモノが現れた。

 その箱のふたが開くと、中には恐ろしげな武器がたくさん入っている。

 トゲのついたムチまで入っている。


「こ、これは……」


「『ソフィアーノお仕置きグッズ』です。

 もうお仕置きの必要は無いでしょうからあなたに渡しておきます」


「え、えええ、えでぃだぶぅえーどだまぁ……」

 ソフィアーノくんが本気で泣きだした。

 涙もハナミズも垂れ流しである。


 ひかりちゃんとエリザベートがそのご両親を発見・救助して以来、ソフィアーノくんの忠誠心はものすごいものになっている。

 もともとひかりちゃんへの忠誠心はかなりのものだったが、最近ではエリザベートのこともものすごく尊敬していて慕っているようだ。


 ひかりちゃんがこっそり、あのエリザベートがギルドマスターに言った、「あちきの可愛い子分」というところの映像を再生して見せてあげたからかもしれない。

 もっともそれ以外の部分のエリザベートの超絶大迫力を見て、ソフィアーノくんは改めて震え上がっていたのだが……



 尚も大泣きするソフィアーノくんにエリザベートはにっこりと微笑んで言った。

「その調子でこれからもいっそう職務に励みなさい」


 ソフィアーノくんはさらに号泣し始めた。

 呼吸も出来ずに泣いている。

 そして大きく息を吸い込んだときに、果樹園の花粉でも鼻に入ったのだろう。

 ソフィアーノくんがくしゃみをした。


「へぶしっ!」


(AIもくしゃみするんだ…… 初めて見たわ……)


 ひかりちゃんがそう思う間もなく、ソフィアーノくんのハナミズがエリザベートのティーカップにぽちゃんと飛んだ。


 ソフィアーノくんが震え上がると同時にその体の周りが真珠色に輝き始めた。

 どうやらあのクラス500以上の遮蔽フィールドの放射光らしいが、前にひかりちゃんが見たときとどうも違う。

 なんだか遮蔽フィールドの内側が光っているようだ。


(内向きに展開されているのかしら?)


 ひかりちゃんがそう思う間もなく、ソフィアーノくんの周りで真珠色に光っていた部分の内側で壮烈な爆発が起きた。

 微かに「ちゅどーん」という音も聞こえてくる。


 びっくりしたひかりちゃんは、エリザベートを見た。

 エリザベートはにっこりと微笑む。


「お嬢さま。

 新型の、『ソフィアーノ粗相自動検知型爆破システム』の出来はいかがでございましたでしょうか。

 図らずもすぐに実戦ご披露となりましたが……」


「も、もうお仕置きの必要は無くなってたんじゃあ……」


「はい。お仕置きの必要は無くなりましたが罰の必要はございますので……」


 エリザベートはそう言うと、またにっこりと微笑んだ。


 爆煙が収まった後の真珠色の光に包まれた空間の中では、呆然とした顔のソフィアーノくんが黒コゲになったままつっ立って、目をパチクリさせている。


 ボロボロになった執事服から小さなちんちんが見えているのに気づくと、慌てて隠していた。

 そのままでは、そこだけまた爆破されると思ったのだろう……




 その年の年末に、ひかりちゃんのクラスで発表会があった。

「今年一年の私の成長・成果」という内容を、クラスみんなの前で順番に発表するというものである。

 ひかりちゃんは何を発表するか悩んでいた。


(まさかDカップからEカップに成長しましたって発表するワケにもいかないし……)



 ひかりちゃんひかりちゃん。

 そんなこと発表したら担任の先生が泣いちゃうよ。

 あの新任の若い女の先生は、いつもホームルームが終わって職員室に戻る途中でため息をついてるんだから……


(なんでわたしのおっぱい、あの中学三年の娘の半分以下しか無いんだろう)って……



 ひかりちゃんは仕方無く、結果的に「銀河功労勲章」を頂くことになった成果を発表した。


 それは先生や同級生たちを盛大に仰け反らせたが、その場でひかりちゃんはみんなにその「銀河功労勲章」を見せてくれと頼まれたのである。

 もちろんみんなそんなものを見たことは無い。


 翌日ひかりちゃんは机の上に飾ってあった銀河功労勲章を、ケースに入ったまま学校に持って来た。

 ケースはソフィアーノくんが作ってくれた豪華かつシックで美しいケースである。


 そのままでも超強化ガラス越しに勲章は見えたが、ひかりちゃんはみんなにそれを身につけてくれとせがまれた。

 ひかりちゃんは、仕方なくクラスの皆の前でケースを開けた。


「ぱんぱかぱぁ~ん!

 こちらはプリンセスひかりお嬢さまが、なんと銀河連盟から頂戴した栄えある銀河功労勲章でありま……」


 パニくったひかりちゃんが慌ててケースのフタを閉じるとその声は止まった。

 もちろんそれはソフィアーノくんの声だった。

 そしてひかりちゃんは、真っ赤な顔をしながら邸の方向を見て、そこにいるであろうソフィアーノくんを睨みつけたのである。


 同時に邸ではソフィアーノくんが真珠色の光に包まれて固まった。

 その内向きの遮蔽フィールドが展開を終えると、ソフィアーノくんはまたちゅどーんという音をたてて黒コゲになったのである。


(あら、「ひかりお嬢さまご機嫌感知式ソフィアーノ自動爆破システム」が作動したようね。

 まあ、無事作動するようでよかったわ……)


 エリザベートはそう思って紅茶を頂きながら優雅に微笑んでいた。




 結婚式は素晴らしかった。

 式の出席者は身内と幹部一同とその家族だけだったが、なにしろあの三尊研究所と瑞巌寺の幹部一同である。


 ジェムの惑星防衛軍司令官AI閣下も来てくださって、自分の息子に当たる若者と元部下の晴れ姿をご覧になって涙を流されていた。

 そのご夫君やエリザベートのご両親ももちろん来てくれている。


 龍一おじさんの発案で、地球側出席者はみんなそれまでに頂いていた勲章を全部身につけてみたのだが、主賓の光輝おとうさんの体は勲章で膨れ上がり、球体状になった。

 総重量が三百キロを超えていたので重力遮断装置も使用している。


 おとうさんは、床が見えていなかったためにすぐ転んだ。

 そうして一度転ぶとそのまま少し宙に浮きながら転がっていったのである。

「あれぇ~」という情けない叫び声が廊下の向こうに去って行った。


 いつまで経ってもみんなの爆笑が収まらなかったために、式では勲章は各人ひとつまでということになった。

 ひかりちゃんも頂いたばかりの「銀河功労勲章」を身に付けた。


 おとうさんと龍一おじさんは、天皇陛下から頂いた大勲位菊花章頸飾を身につけている。

 純金製のためにそれだけで重量は二十キロ近くもあるそうだ。

 もちろん重力コントロール装置も使っている。


 その勲章をつけたおとうさんは、黙ってさえいえばものすごくカッコいい。



 邸のすぐ隣にあるチャペルで、マリアーノ大司教さまが式を執り行った。


 バージンロードを歩くエリザベートの、ウエディングドレスのすその中央を持っているのはソフィアーノくんである。

 また涙とハナミズが盛大に垂れ流されていたために、タキシード姿のドローンがソフィアーノくんの顔を挟むように二体浮かび、懸命にボスの涙とハナミズを拭いている。


 左側で裾を持っていた耀子ちゃんと、右側で裾を持っていたディラックさんの息子のアルバートくんが、フシギそうにソフィアーノくんの顔を見上げている。


(あのハナミズ、もしエリザベートのウエディングドレスに垂らしたら、またあの『ソフィアーノ粗相自動検知型爆破システム』って作動するのかしら……)


 そう思ったひかりちゃんだけがはらはらしていた。


 特別に野球部の練習を休んで式に参列していた大河くんは、ウエディングドレスからはみだしそうになっているエリザベートの立派なおっぱいをちらちらと見ている。


(まったく大河のヤツおっぱいにヨワいんだから……)

 ひかりちゃんはまた微かにため息をついた。



 式に参列したのは五十人の大人と五十人の子供たちだけだったが、披露宴は一般の人にも開放されている。

「セカンドアース瑞祥グランドホテル」の超広大な庭園に作られた披露宴会場には誰でも来ることができた。


 エリザベートはいつも邸にいたためにその顔はあまり知られていなかったが、ニールスくんのアバターは常にセカンドアース内を歩き回っていたために、その顔はみんなに知られている。


 おとうさんやディラックさんやソフィアさんもいたので、披露宴会場はたいへんな人出になった。


 加えてその場にいた全てのAIが、『AIの守護聖人』プリンセスひかりさまをひと目見ようと集結して、エラいことになっている。


 さらに避難中の銀河宇宙のひとびとや、休暇中の銀河連盟派遣軍の兵士のひとたちも加わってとんでもない人出である。


 誰も数えなかったが、その数は優に数千万人はいただろう。

 のべにすれば億に近かったかもしれない。

 まあ、重ねて言うがかつて二十億人を余裕で受け入れていた施設である。

 一億人がパーティーを開いたとしてもどうということはない。



 大勢の参列客のうち、男性たちは皆エリザベートのドレスの胸のあたりをちらちらと見ていた。


 ようやく大群衆から逃れたひかりちゃんは、傍らのジェニーちゃんに言った。


「ねえ。男の人って、女の人のおっぱい見るのが好きよねえ」


「うん……

 最近、タイのヤツもよく上級生のお姉さんたちのおっぱい見てるのよ。

 わたしもこのアバターのおっぱい、もう少し大きくしてみようかしら……

 せめてひかりの半分ぐらいに」


 ジェニーちゃんは、ようやく膨らみかけた自分のおっぱいに手を当てながらため息をついた。

 ジェニーちゃんもそのカレシのタイくんも、そのアバターはまだ小学校高学年ほどの姿である。


「あははは。AIってほんっと便利よねぇ。

 でもあんまり大きくし過ぎると、地球のひとたちに『巨乳小学生』とかって言われちゃうわよ。

 それじゃあ今度瑞巌寺学園のショップに行って、二人で可愛らしいブラでも買いましょうか」


「うん。ブラ買うの初めてだから一緒に行ってね……」


 盛大な披露宴は、夜が更けても続いていた……




 エリザベートとニールスさんの盛大な結婚式が終わってしばらくの後、ひかりちゃんは邸の周囲を散歩していて、エリザベートたちの新しい邸の前を通りかかった。


 その大邸宅と言っていい邸は、もちろんひかりちゃんのおとうさんからの結婚祝いである。

 その他にも、ディラックさんは重層次元にある自分の本体を最新鋭のAIハードウエアを使って大幅に増設していた。

 もちろんその部分はニールスさんへのプレゼントである。


 新しいハードウエアにお引越ししたニールスさんは、一部でまだディラックさんとは繋がってはいたが、これでもうほとんど完全に別の人格になる。


 ソフィアさんからの結婚祝いは、自分たち夫婦とおなじようになるための、エリザベート達のアバターのヒユーマノイド完全仕様型への改造セットだったそうだ。


 まあ、もしそのセットをひかりちゃんなんかが見たら、子宮だのおっきなちんちんだのが詰まったけっこうグロいものなのだが……



 ひかりちゃんが門の間から邸を見ると、エリザベートとニールスさんは広壮な新居の庭園に作られたプールにいた。

 そして二人は微笑みあいながらプールサイドのベンチで飲み物を飲んでいたのである。

 エリザベートはビキニの上を外していてトップレス姿だった。


 もちろんひかりちゃんがそこにいるのは気づいているのだろうが、エリザベートは気づかないフリをしてくれている。



 素晴らしく大きく、そして美しいおっぱいを前にして、ニールスさんはでれでれだ。

 よく見ればエリザベートのおっぱいのあちこちにはキスマークらしき跡もいっぱいある。

 そんなニールスさんを見つめるエリザベートはこの上なく幸せそうだった。



(やっぱり男の人っておっぱいが好きなんだ……)

 ひかりちゃんは大きく頷いた。






(つづく)


*** 次号最終回エピローグ ***

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