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大切な人へ

『ホントにおまえは俺とそっくりだな。今までこんなに自分にそっくりな人間は見た事ないよ、俺。』


今まで私が生きてきた

その中で ただ素直に

何の疑問も不信もなく受け止められた

たった1つの

最初で最後の言葉



何でかなんて知らない

モノゴコロってヤツが出来上がった頃には

人の顔色を見る事を覚えてた私なの


どこに居ても

誰と居ても

安心なんか出来なかった


幼い子供にとっては無条件で1番に信頼できるはずの親という生き物が

私には1番の敵だった


自分の対極に真裏に居る

絶対にお互いの姿を見る事が出来ない

分かりあう事のない存在から逃げ出す事が出来ない

常に近くにいる


そんな不自然な環境で育つとどうなるか分かる?

人を信じる事の出来ない人間が出来上がる

何を言われても言葉の裏を考える


誉められようがけなされようが

上辺だけの感謝や謝罪の言葉。言う事だけは上手くなっていくよ



そんな私に

貴方は1番欲しい場所をくれた

何も考えないで時間だけが過ぎていく場所


安心感という気持ちが実在する感情なんだと知った




今日はそんな貴方が生まれた日です



生まれてきてくれて ありがとう



そんな小説や漫画で使い古されてるような言葉が

ホントに伝えたいと感じると知りました


貴方が生まれたから

私と出会ってくれたから

貴方がくれた時間があるから

貴方と離れてしまった後も

いつかはという期待が持てるから

私は今も生き延びていられます



心から伝えます


ありがとう



2008/12/03 00:39 chie

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