表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/55

久しぶりの

*今回は久しぶりの親友2人の登場です。



コンコンコン

静かに入ってきたのは侍女のミリー。

「あら、どうしたの?」

「お嬢様にお客様です、入ってもらってもよろしいでしょうか?」

「?いいわよ?」

「お嬢様の許可をいただきましたので、どうぞこちらへ」


いったい誰だろう?

私がトルディア家に居ることを知ってる人だと限られているけど、

と少し考えていると。


「「クラナ!!久しぶりっ」」

え???

「えぇぇぇぇぇ!!アミカ!ヒイロ!久しぶりぃぃぃ!!!」

「お嬢様、お二方もとりあえずお座りになられては?

お茶とお菓子をお持ちいたしますね。」

出来る侍女は仕事が早いっ

「お言葉に甘えて~」

「お邪魔しま~す」

「ええ~二人ともどうしたの??!!来てくれて嬉しいけど」

「クラナがトルディア家に居るから何かあったらこっちに連絡して~っていう手紙だけ送ってくるから、何がどーなってるの!?って思って、顔見るついでに話も聞こうと思ってヒイロも誘ったのよ~」

「ほんとだよ~僕もすごいびっくりしたんだよ?

一体何がどうなってこうなったの??」

「あはは~・・・

ごめんなさいっ!!バタバタしすぎて詳細を書いてる場合じゃなかったの」

「それで・・話してくれるんでしょうね?!」

「僕達このままだと帰れないよ??」

2人はニカーと笑って催促してくる。

叶わないなぁと思いつつ。、事情を知る味方は少しでも多いほうがいいもんね。

ちょうどミリーがお茶とお菓子を持ってきてくれたので、それを摘みながら話をした。



「なるほどねぇ・・そんなことになっていたのね。

とりあえず、想い人とのペアおめでとう!!」

「ほんとおめでとう、良い条件の人が残ってたのが奇跡みたいだよ」

「ほんとそうだよね・・二人ともお祝いありがとう~」

3人は顔を見合ってふふっと笑った。

そして次には真剣な表情になって、

「それで、マトワのことは一体どうなるのかしら?」

「ていうか、マトワってそんな危ない奴だったんだねぇ・・

なんか嫌な感じはしてたけど」

「それは私も同感よ、話を聞いてるだけでも気分が悪くなってくるわ」

「私も倒れちゃったから・・でも、だいぶ気持ち的にも回復してきたの。

最近は暇を持て余していたから、ミラ様に勧められてダンスやマナーのレッスンとか、歴史諸々のお勉強もさせてもらえていて充実しているのよ」

「え?クラナそれって・・」

「ん?」

「え?クラナ気づいてないの~?」

その様子を見聞きしていたミリーは、自分側に向かって座っているアミカとヒイロに向かって、指で✕を作り見せた。

暗に”そのことはお嬢様へ伝えるな”と示した。

2人はそれに気づき、口を噤んだ。


「まぁ、楽しそうな様子が見られてよかったわ!」

「うんうん、クラナのこといつも心配してるからね。

僕達頼りないかもしれないけど、何か出来ることがあれば言ってね」

「二人ともありがとう。私の親友で居てくれて心強い!」

そう言って3人で笑いあった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ