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人生を自由に謳歌したいのに!  作者: スローな人間
3/8

まだ10歳です

丁寧語?尊敬語?よくわからないので少し変になってるかもしれません。

そんなこんなで10歳になった。

僕は9歳の頃にはもう色々な計画を決めていた。

まず住む所は国外で森林の中にある湖。

国内だとラジェ家の人に見つかる可能性があるからね。

そうそう僕の名前はラジェ・ラド。

まあとにかく実家に近いと連行されそうだから、国外は絶対だね。

そんで地図を見た時に魔物が出たり魔族領に近いけど、静寂な森にある湖がとても美しいそうだ。

それに魔物はともかく、この世界の魔族はも人間と争いなどはしてないそうだ。

魔物は知能がないらしいけど、狩って肉として食っているからそんなに警戒しなくてもいいね。

まあちょっと不便かもしれないけど、家に帰る時となったら静かな所のほうが何となく良いと思った。

それに国境を越えるけど、魔族領の方の商店が近いからなんとかなる。

気がかりなのはそこを紹介したのは、創造神であるということだ。

あの人は時々変なことを教えてくるからだ。

まあこの世界の魔族とか見てみたいし、わざわざ教えてくれる湖だからとても美しいに違いない。

もし適当なことを言ってる場合は街に戻ってまた引っ越せばいいしね。

この世界の、いや貴族に関しては引越しが楽なのだ。

そう我が家の一人に一つは持っているアイテムバッグを広げて家を入れれば、それをどこにでも持ってける。

後の小物とかはトイレは自分で後で作ればいいしね。

ちなみにこの世界のアイテムバッグは高価ではあるが、割とあるみたいで貴族ならそこそこの大きさのバッグは全員持ってる。

まあ大きすぎるのは流石に高いらしいけど、そんなに詰めこまないからそこそこでいいらしい。

とにかく20年後ぐらいには引っ越せるから楽しみだ。

そんなこんなで今は魔法の勉強をしている。

正直魔法は覚える気はなかったけど、森などで一人暮らしする時にはあった方がいいため頑張ってる。

といっても簡単なのだけ。

ガチでやると他のことが飛びそうだし、そもそもそんな強さは求めてない。

しかし魔法をやってみたいとは思ったが、こんなに早く達成できるとは思わなかった。

いや〜自分で最初に出した時は感動したな〜。

そんなふうにしみじみと思っていたら、父から呼ばれた。

「父様、なんでしょうか」

「後で私の部屋来てくれ」

「わかりました」

めちゃくちゃ行きたくねえ。

父さんが自分の部屋に呼ぶ時はいつだって面倒なことしかない。

父さんからしたら真面目な話をしているのだろうが、僕からしてみたら厄介事だ。

しかし断るわけにはいかない。

それに従順な人間と見した方が都合が良い。

「まあ面倒事をやるのは嫌なんだけどね」

そんなわけ僕は渋々父の部屋に行った。

「今度マリー様がお見えになる」

「…」

マリー様はこのシャルロット国家の王族シャルロット家の長女である。

この国は珍しく男女平等らしく次の王はマリー様が高いらしい。

まあ会ったことないからどんな人かは知らないけど、王族なんて面倒でしょうがない。

「もちろん、ラジェ家の長男として失礼のないようしなさい」

嫌だ、と言いたいけどどうせ何言っても結果は変わらないからもちろん僕は

「わかりました」

何が王族だ、来るんじゃないよ。

「それと例の件は考え直してくれないか」

父は急に顔をしかめた。

僕自身もこれだけは絶対に曲げれない。

「いいえ、僕は自分の好きなことをやりたいのです。この意志は変わりません」

…………..

………….

………….

長い沈黙だった。

そして

「はぁ、わかった。ただしあの二人のどちらかが公務を完璧に覚えるまではラド、お前にラジェ家を任せるからな」

「ええ、もちろんです。ただあの二人が変わってくれたら、製薬の薬師につきますので」

まあ嘘だけど

「その優秀さは誰もが認める。だからこその危険とはな…」

「まあ僕としても政治はそんなに好きではないので」

そんなわけで僕は部屋を出た。

しかし僕は今なかなかに気分が悪い。

皇族が来るのはとても嫌だな。

そんな時

「ふっ」

先ほどまで僕は虫のいどころが悪かった。

しかし好きな物を見れば、そんなことは忘れる。

そう

「我が愛しのエンジェル達〜」

5つ下の双子、姉のアムと弟のカムだ。

ハグをしようとしたら

「「おやめください。お兄さん」」

くっ、厳しいなあ

正直弟や妹がいるこの生活も少しいいのではかとも思ったが、スローな生活に勝る物はない。

僕はこの二人から離れる覚悟はとうについている。

とか言ってるけど、もうこの二人は僕からは慣れている。

今ぐらいいいじゃん。

「公爵家としての」

アムが言う

「長男としての」

カムが言う

「「自覚をお持ちください」」

5歳とは思えんセリフ…

でも何でこの二人一緒に歩いているんだ?

こいつらこんな仲良かったっけ?

まあ息ピッタリだしある意味仲は良いか

「お父様にカムと一緒に来い。大事な話があるって言われましたので」

「あれ?心読まれた?」

「顔に書いてありますので」

というかアムちゃん、どうやって父親の声出したの?

「まあ、うん。なんかよくわからないけど頑張れ」

そんな顔で見ないでくれよ。

しかし将来的には弟子とか欲してかもなあ。

それもまた面白い。

あー楽しみが増える。

あっでも弟子って何を教えればいいんだ?

まああれか。

なんか前世の知識でも教えればいいか。

そうすれば本当に開発して、暮らしが豊かに。

[素晴らしい]

創造神もそれに関しては賛成なのね。

ニヤニヤ考えていたせいなのか

「そのお顔は少し…」

「失礼」

「「では」」

しっかし本当に息ピッタリだよなあ。

なんかの劇とかでうまくいきそうだけど

まあいつかはどっちかにこのラジェ家を引っ張ってもらうつもりだ。

頑張れよ〜。

しかしなあ、王女か。

将来的にには絶対関わるしそこそこの関係にはなっておかんとな〜

そういやどんな人なんだろ。

というわけで、

[すいませ〜ん。いますか〜]

[いるぞ]

良かった

[ちょっと聞きたいことがあるんですけど]

[あーこの世界に前世の知識を持っていくことだろ?それは構わんぞ。そうすればこの世界は発展していくからな。これで飯とかの水準が上がればとても….]

「全然違いますよ。僕が聞きたいのはこの国の王女様ってどんな人ですかってことです]

[なんだそんな事か、わしだって暇じゃないんじゃぞ〜]

嘘つけ

[まあいいや、えーと王女様は…結構控えめで臆病じゃな]

臆病で控えめな人、いいね。

気が強い人とかよりも全然いいぞ。

[後は…いや自分で知るというのも大事じゃぞ]

[何ですかー急に。まあ充分です。ありがとうございます]

「というかこれだけを聞くとなるとなんだかお主の世界のなんでも知ってるなんだけ?たしかsir]

あばよ、それ以上は少しまずい

いやーしかし性格がおずおずしているなら少しは大丈夫そうかな。

いや気が楽になったぜ

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