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1/7

1 効果を理解しない連中

「なあ」

 足下に転がってるクズを蹴飛ばす。

 魔術で強化されてるので、簡単に吹き飛ばす事ができた。

 相手は迷宮の壁に叩きつけられて悶絶する。

「冗談なんだから付き合えよ」



 蹴飛ばしてる男は支援魔術の使い手だった。

 いわゆる能力強化や低下、様々な状態異常や能力付与の魔術を扱う。

 見ただけでは効果がわかりづらく、敵に直接打撃を与えるわけでもない。

 その為、あまり重要視されてない魔術である。

 それどころか軽んじられてバカにされる始末だ。



 しかし、支援魔術の使い手はそうではない。

 あれば便利だろうと身につけ、実際に迷宮探索で成果をあげている。

 彼と共に行動すれば、通常よりも楽に迷宮探索が出来る。

 戦闘も楽にこなせる。

 いつもより疲労を感じる事無く迷宮探索を切り上げる事ができる。



 しかし、それを理解しない者が多い。

 使い手が同行してるから負担が減ってるのだが、そこに思い至らない者がほとんどだ。

 どういうわけか、自分達の実力が上がったと考える。

 そして、同行してる使い手をバカにする。

「なにもしてないじゃねえか」と。



 今回もそうだった。

 支援魔術によって戦闘が楽に進められていた。

 自分達は強化され、敵は弱体化させられ。

 その差が戦闘力に反映されていた。

 なのにも関わらずだ。

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