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59話:かぐや姫の呪い(実装)



<第2王子近衛騎士長ダン(付添いテック)とジンフィーリア(覗き見眷族たち)>


「まず、殉職者遺族に支払われる弔慰金というものがあります。

死亡者が跡取り(長男でもよい)であるかそうでないかで支払われる金額に、遺憾ながら大きく差があります。そして、騎士爵家は跡取り関係なく弔慰金の対象外となります。」


(次男以下は寸志てこと・・。それに騎士爵には、・・・。)

(クズの臓器をジェイ(*)様のお国で売りましょう。 by瑠璃)

(ラースを殺そうとしたんですから ラースにヤらせましょう。 by楓)


「それで、遺品が腕章のものは伯爵家長男、あとの2人は違います。」

「わかったわ、では、眼球と指輪のことを詳しくプリーズ。」

(が、眼球・・・。) (名はどうでもいいんだな・・・。)


「2人は騎士爵家の者です。」

「騎士爵家の俸禄は、その・・「騎士爵家の生活は、決して楽ではありません。一般市民に毛が生えたくらいと思っていただければ・・。」とテック。

(騎士爵位にこそ、弔慰金を出してほしい・・・。)


「それで家族構成は?」

「がん・・いえ、遺品:指輪の者は、両親と年の近い弟がおります。街の騎士団に所属しております。」

「性状は?」

「正義感の強い気のいいやつです。」とテック。


「もう1人は、母親と5歳下の弟、妹2人です。」

「母親は、両親が経営する食堂の手伝いをしています。」とテック。


「ダン、テック、時々でよいからその騎士爵を継ぐ弟を気にかけてやってくれる?」

「「はい。」」

「ありがとう。」



ダンが退出する。

テックには残ってもらった。


「テック、キャンデック侯爵の動きがキナ臭いから帝都に移転するわ。」

「!ではお身内は帝都に?」


「ええ。それで、双子と遠く離れてしまうけれど、あなたが引き取りたい?」

「・・俺より姫様の側にいる方が幸せでしょう。」


「それはわからないけれども、ならば、時々会えるようにするわ。」

「! ・・ありがとうございます。」






<ジンフィーリアは別荘へ>


あ、いたいた。古酒とカルパッチョの騎士。名前はクースでいいか。

こっそり合図すると、そばに来てくれた。


「姫様、どうされました?」

「遺品を渡す時に立ち会いたいの。」


「ああ、はい。あの、騎士爵家は王宮には来られずこちらから出向きます。」

「!なら同行したいわ、クース、あなたが行くの?」


「そうしたいと思っております。」(クース?)

「では、日時が決まったら知らせて。」


「あ、はい、あの「クースは、私が作った指輪をしている。心を飛ばしてくれればいいわ。では、連絡待ってます。」

「え、あの・・・。」


(心を飛ばす?それに私の名はクースでは・・)

(そう、それでよいのよ。それと、あなたはクースで ♪ )

(は?・・・え?)


『スタピーの見舞金:第1王子に同行の近衛たちに10枚ずつ渡して。(当然クースも受け取ること。)残りは飲み代等に使えばよい。

但し、困っている獣人がいたら助けてあげてほしい。金のことは、第1王子には黙っているように。 〜ジンフィーリアより〜』

メモ付きで、クースに金貨100枚移送する。

チャリン〜

完了っと。




[ギルマス本人(受付嬢同行)が翡翠館へ来所]


・第2王子と近衛たちと金

・ロリかぐや姫バージョンのジンフィーリア、ゴウル&ジルバ、楓、瑠璃、カイ



ギルマス「今回、対応が後手に回らずにすんだ。感謝する。情報提供料だ。

と、金の入った袋を置く。


アーフィン「だが、これは・・

ジンフィーリアたちを見る。


ゴウル『おまえがいらないなら、残りのもので分ければよい。

アーフィン第2王子は受け取りダンに渡す。


ギルマス「それと、

チラリとジンを見る。

(呪いの件も伝えろ、疾く!)


ギルマス「!・・はあ・・1人につき金貨2枚を渡す。

王子の前に袋から出して2枚置く。

袋を受付嬢に渡す。彼女が近衛たちに2枚ずつ手渡ししていく。


受付嬢「金さんは、どなたですか?


ブフォ!

ブハッ

く、くくく、あははは


皆の視線で気づいた彼女は、真っ赤になっている金にも渡す。


(金さんて、遠山のきんさん・・ジェイの記憶にあったな。さくらふぶき・・。byジルバ)


ギルマス「これは、そこのか、かぐや姫からだ。それと、条件を言う。獣人を差別しないこと!


!!!


アーフィン「差別したらどうなる?


ギルマス「・・・男は禿げる。女は眉毛・睫毛がなくなる。


はあっ??

????

なんの冗談?


ロリかぐや姫「我は、決しておちゃらけてはおらん。カイ!

カイが席を立つ。


ロリかぐや姫「金、カイを軽くど突いてみろ。

金「え?

アーフィンがやれ、と合図する

金は軽く小突いてみる。


ロリかぐや姫「我の愛する獣人にいぢわるしたな!罰を受けよ!!


金の頭が、つるっ禿げになる。


!!!!!

皆の視線が金に。


(えっ!!ま、まさか・・)金は、恐る恐る頭を触る・・・ツルツル、だ。


金「うわあああ、ひどい、なんで・・・

突っ伏して号泣。


ロリかぐや姫「受付嬢!おまえもやってみろ。

受付嬢は青ざめて、ブンブン必死に頭を振る。


ロリかぐや姫「まあいい。・・と、いうわけだ。


シーン・・・・・・・

・・・・・

・・・・・


ギルマス「か、かぐや姫・・。冒険者たちにはおまえから報酬を渡してやってくれ。皆、治癒の礼を言いたいと。頼む!


ロリかぐや姫「はあ?我は忙しいのだぞ。(だが、のちを考えると印象よくしておくか・・・。) 瑠璃!


瑠璃「はい。「悪いがじい様の人脈使って、(土地を)探し購入してくれ。

(隠れ家を、と思っておりましたが、購入する屋敷内に作ればよいですね。)


ロリかぐや姫は、肯首する。

瑠璃は、場を去る。



かぐや姫「わかった。呪い条件は先に周知させておいてくれ。


(((呪い・・・禿げる呪い・・)))


ギルマス「有難い。了解した。18時頃来てくれ。


ちなみに、金の髪は元どおりにしてやった。

アーフィンたちが何か言いかけたが、ロリかぐや姫たちは消えた。





(*)ジェイ = ジンフィーリアの前世:ジャスティンにとって大切な人物


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