表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/180

25話:明日、厄介ごとが来る





シール暴露爆弾がロイドに炸裂!



もう、何をどうしたらよいかわからない。


こちらで全員の対応は無理だ。

コテージ側にも協力を・・・いや、それではお嬢様が・・・


だが・・・






『来てるぜ、執事のやつ。』

「入れなくて途方にくれてるにゃん。」


「鞠、あれはどんな匂い?」

「優柔不断な匂いにゃ。」

「え、意外。」

「姫さまはそう思うんですね。」と楓。

「ふーん?」と瑠璃。



「ラナ、悪いけれど今だけ通してやって。」

「ラース、迎えに行ってやって。」





『で?何の用だ?』


ロイドは皆を見回し、

「お、驚かないでくださいね。明日来る学友というのは、第二王子殿下です。」と言った。


「? 驚かないんですか?!」

『驚くなよって言ったのおまえじゃん。』

「「「違いない。」」」


「くっ、さらにですね、第一王子も来ます!総勢24名です!!・・・・・あ、あの?」


「これで、どうにゃーーー。って言われてもこっちには関係ないにゃん。」


「侯爵からの指示はあるんですか?」

首を横に振るロイド。


『ヒュイヒュヒィ。』

「侯爵が、姫さまを王子たちの贄にするつもりかも、って言ってるにゃん。」

『ラース、頭冴えてるじゃん。』

胸を張るラース。





「管理人夫婦に伝えたのですか?」

「とても伝えられません。一応王子と明かすことはしない、と。」



「ドヤ顔で第一王子だ〜と言う方に給料1ヶ月分!」とナーナ。

「同じくに、ドラゴンの素材!」と楓。


『キュイキュイ♪』『ピュイピュイ♪』

!!!!!!


「紹介するわね。水色の子が(そう)、桃色の子が紫蘭(しらん)よ。」


「にゃ!男連中、口をパクパク、パクパクおもろいにゃん。」


「皆、もう驚くのはやめよう。(鞠にも驚かされた。)」とギル。

「そうですよ、驚くだけ損ですよ。」とラナ。

(女性陣の方が強いな。)(注 :男たち 心の声)




「・・第2王子一行はこっちで預かるわ。」

「助かります。」そう言ってロイドはフラフラと帰っていった。



「何名様ですか?」

「ラナさん、8名です。アーフィン王子、その側近一人あとは近衛でその中に双子ちゃんの同郷のお兄さんがいらっしゃいます。」






【その頃の侯爵邸】


なんてことだ!

シールは何を考えている!!


王子たちが向かうことが決定事項なら、もう流れに任すしかない。


それに、もしかしたら、あの娘が王子の気を惹くかもしれん。


・・そうだ、心配しても仕方がない。

ロイド、頼むぞ。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ