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22話:仕置

短いです。



【ラナに嫌がらせをしたやつらのその後】


依頼主を見つけ、楓がボコる。

そして依頼主と仲良く3人で裸で貼り付けにされていた。

街中で。


首には罪状の札がかけられていた。

[〇〇商会の指示で宿屋に嫌がらせをしました。]

[〇〇商会の指示でなんの罪もない美女を拉致ろうとしました。]

[〇〇商会の指示でなんの罪もない女性を手篭めにしようとしました。]


3人は今後真っ当に生きないと、下半身から息子が去るよ、と楓に脅されていた。




実は、XX商会→〇〇商会→依頼主→男二人という図式だったのだが、今回はトカゲの尻尾切りとなった。

楓たちは、XX商会のことをこの時点では気付いていなかった。




* * *




護衛たちはロイドより、あと2日でお役御免と伝えられた。


この頃には楓は「メープル」呼びを強要しなくなった。というか諦めた。

差別だと騒ぐ者たちがいたからだ。




そして。

新護衛3人到着。



「どう?」

「侯爵の子飼いではありません。」

「陰番の補佐をしているものが、今回は護衛を用意したようです。」

「そう。子飼いなら容赦なく潰せたのに。・・・なら為人を見て対処しましょう。」

「ですね。」


新護衛は髪色が金・茶・黒の3人だった。


ジンフィーリアの見立て

・金⋯貴族の子弟では?

・茶⋯可もなく不可もなし。

・黒⋯奴隷商の臭いがプンプンする


鞠の見立て

・金⋯常識的な金持ちの匂いがするにゃ

・茶⋯一般人にゃ

・黒⋯ドブ臭がするにゃ、臭いがうつりそうにゃ。


黒だけに完全に黒にゃというわけで、時期を見て黒は消去でということになった。





[新護衛、それぞれから見たジンフィーリアの評価]


・金

驚いた。

あれほどの美少女は貴族令嬢の中にもいない。

たとえるなら至宝の宝石、という言葉がしっくりくる。

ただ、悪鬼を可愛がっているのが理解できないが・・・。


[ラース、動物でなくゴブリン扱い。]



・茶

妖精かと思った、だってキラキラしてる、花を背負(しょ)ってる。

役得の仕事だ、目の保養になる。

猫様も可愛い。

この仕事は当たり!、だ


・黒

お宝てんこ盛り!!これに尽きる。

護衛対象はすっげえ上玉だ。

しかもあの娘だけでなく、やたらキラキラした獣人の子供2人、7歳くらいか?

(ゴウルとジルバのこと。)

妖精猫、初めて見たぜ。

隣のコテージには獣人が5人いる

(見た目人間のナーナは数に入っていない。)




ジンフィーリアは、ミリアにある程度のことを話した。

そして近々ここを離れることも。


ジンフィーリアが逃亡すればミリアも連座で罪を問われる可能性がある。

本心はジンフィーリアについていきたかった。

だが腐っても貴族令嬢、家に迷惑をかけることは避けたかった。

苦渋の選択で、去った。



一方、瑠璃をミリアの弟に接触させた。

奴隷商の手に落ちるジンフィーリアを助けてくれたこと、ミリアのこと、感謝を述べ金を渡した。

半分はミリアの結婚持参金にでもしてくれと。


金額的には、平民4人が20年暮らせるくらいのものといったところだ。


ミリアでは絶対金を受け取らないから、割り切れる性格の弟に託した。

そして雇用条件を提示して、ジンフィーリア陣営にスカウトした。

一旦、返事は保留とされた。









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