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155話:合同国へ周知



<ミーシア国>


ジンフィーリアは、ミーシア国上空でも、防御壁の件を伝えた。

ミーシャの子レイモンドの友人だと、ケイジとヴィオを紹介した。


二人は、獣人の青年姿だった。



ざわざわ、ざわざわ


「レイモンド様が俺たちの国のために?」

「獣人だ!」


「若そうだけれど、強いのか?」


『安心して。とても強いわよ。』


「え?ええっ?・・もしかして、俺に答えてくれたんですか。」


『ええ。ヴィオとケイジは、私の弟なのだけれど、レイモンド殿下を慕って私の元を飛び立ちトランド国で暮らしているの。今回、レイモンド殿下の頼みでミーシア国の攻防に尽力することになったの。

頼もしい助っ人でしょう?』にっこり



(((ぽっ!)))


(((((かああっ・・。)))))





<トランド国>


「王太子殿下、あれは!」

「ああ、ベスティア女王からのお知らせ放送だ。」



『皆様、レイモンド殿下との友誼により、私ベスティア女王が、貴国の領土全体に障壁を展開します。

戦士は障壁の外で魔族と闘うことになります。』





マゾン国上空でも、マゾン国民オロロとの友誼により、魔族の侵入を完全シャットアウトする防御壁で守ると告知した。


そして、超美形の獣人二人を紹介した。


『マゾン国で過ごしている私の友人のケロロとアリアリです。貴国の攻守はこの二人にお任せください。』




ライディーン帝国とザクセン王国にも上空から同様の内容を周知した。


『帝国の皆様、私の騎士ノワ、ブラン、ロート、ラウ、ジャッロの5人が魔族の侵攻から、あなた方を守ります。』


「「「「「わああっ!」」」」」


「「「ノワ様ーー!」」」


「「「「五星騎士ー!!」」」

「「「漆黒の流星ー!!」」」



(((二つ名が2つ・・・?)))





「ええっ?なんで俺が?」

「適所適材!」



<ブルーニュ公国>


突如上空に現れた映像に、赤い鎧を纏ったおっさんが映っている。


『私は、特務大使兼ワイバーン隊スカイラー隊長シャアです。近日中に、ベスティアの精鋭たちが魔界へ侵略を開始します!それに伴い、各国へ魔族が攻め入ることが予想されます。』



ざわざわ、ざわざわ



『ですが心配しないでください。俺の相棒”リューセー”が公国全体に魔族の侵入を防ぐための防御壁を張ります!戦える者は、その壁の外で魔族とヤり合います!もちろん、俺たちスカイラー隊も公国を守るため闘います。乞うご期待!!』


(何だそのキメ顔。)




「俺、どうでした?」

「まあ、よいでしょう。」


「え~、頑張ったのに。」


「侵略という言葉が引っかかったんだけれど。」

「間違ってはいない。俺は、土地と民を奪うつもりだからな。」


「俺は、魔族の人界への侵攻が、ベスティアのせいみたいに聞こえたことが気になった。」

「こっちが勝てば問題ないて。」



「あ、そうだ、シャア。私たち、明日の朝食後、出発するから。」

「え、どこに?」


「何言ってるのよ、魔界に決まってるでしょう。」

「明日?・・さっき近日中って・・。」


「だから、明日よ♪」

「はあ。」


「最初は隠密行動になるけれど。」


「・・そうですか。・・では、どのタイミングでバリアを張ればよいのですか。」

「シャアに任せるわ。公国の要はあなただもの。」


「・・わかりました。(機を誤れば大変なことになる。)」





<ベスティア国限定映像>


『明日、魔王領へ向かいます。戦闘になったら、映像を送ります。

私たちが死ぬことはありえないけれど、魔界に閉じ込められてしまう可能性はないとは言えない。

もしものときは、第一王配のカイが王となり、この国を守ります。』


シーン


(((女王様!)))


(((((女王陛下・・・。)))))



『私の愛する国民たちよ、心配しないで。時間がかかろうとも、私たちはこの国へ必ず戻ってきます。魔界での闘いの間、この国を守る者たちを紹介します。』


カイが統べるドラゴンナイトたち10人が登場した。


次に、第六王配のレネが。

そして、女王の獣人兄弟たちが紹介された。


オーリの弟ラーンとマロン、そして司令塔グレイの3人は、ジンフィーリアの作ったロボに機乗する。



国民たちは、誇らしげに静かに見守った。



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