00話:篇首
訪問いただきましてありがとうございます。
初投稿作品です。
ご都合主義満載な話です。
「・・もらえないよ。」
「もらってくれないと困る。・・すぐ逝くつもりだったのに、思いがけず長生きしてしまった。すまない。」
「いや、・・の言う通り、手土産が増えた。感謝している。」
「そろそろ逝くよ。・・また会おう。」
「ああ、・・また。」
「今日までありがとう。・・愛しているよ。」
「お気持ちは、変わらないのですね。」
「ああ、皆、すまない。」
「謝らないでください。ここで待つことを決めたのは、私たちです。」
「リアンたちは・・」
「御三方とも、待つ、と。」
「そうか・・・。」
(いつ戻るとも知れないのに・・・。)
さて、一番の望みはこれでよい。
次は、皆の生きる場を変遷させることなく・・・。
「ゴウル、ジルバ、君たちは・・・。」
「我らの心は決まっている。」
「そうだぜ、ひと思いにやってくれ。」
(・・を一番に見つけるのは我らだ。)(・・またな。)
たとえ、二人に逢うこと叶わずとも、幸せでいてくれるならそれでいい。
だが、もし、、、もしも、また相見えることがあるならば、
今度こそ、その幸せを守ってみせる。