『覚醒と言う思想』
『覚醒と言う思想』
㈠
人間というのは、覚醒すると、途端に心眼極まりない、眼光を放つものである。
㈡
それが、不確かから確かに変容するまで、思想は、思想のまま、眼前に現出するのである。
㈢
ただ、その思想を得た人の未来がどうなるかは、皆目、分からないのだ。
㈣
覚醒とは、何かに目覚めることを一般とするが、敢えて言えば、人生に無くても生きていける。
㈤
まさに、覚醒と言う思想は、必要な人にだけ、舞い降りて、輝きだすのである。
㈥
強いて言えば、我々は、覚醒というその言葉に惑わされて、本当に覚醒しないまま、人生を終えることは、虚しいという、思想が成立する。