悪夢とはじまり
更新はゆっくりになると思います。
それと、ぷりんは飲み物です。
ある日、魔族の中から魔王が誕生した。
魔王は世界を闇に変えるために、魔界から人の住む世界、アストラルに侵攻してきた。
魔族の驚異的な力によってアストラルは徐々に闇に染まり、人類は窮地に立たされることとなった。
そんな中、神々は人類を救うべく七人の神を遣わした。
神々の活躍で魔族の侵攻を押し返し、苦戦を強いられながらも魔王を封印することに成功し、七人の神々は世界に平和を齎した。
だが、全ての魔族を排除したわけではない。
魔族が二度と人類の光の領地に侵攻できないように、神々の持つ聖剣を各地に散りばめ、結界を張った。
「魔王の封印が解かれるおよそ五百年。再び闇が侵攻するとき、台座から剣が抜かれ、聖なる光が輝くだろう」
神々はその言葉を残し、去っていった。
そして五百年後、ついにその時が来てしまった。
預言者エメリアによってアストリア王に魔王再臨が伝えられた。
長い時を待ち続けた魔王はすぐさまに魔王軍を立ち上げ、再臨のときから数時間でアストラルに攻め入ってきた。
預言者エメリアの示したポイントで待機していた王国軍は、先手を打ったものの、長きに渡る平和によって衰退していた王国軍の力では打撃を与えることすらままならない。
訓練でしか戦闘経験のない兵士ばかりの王国軍はすぐ様壊滅し、魔族の力に恐れ、慄くばかりだった。
だが、王国軍の士気が消滅する寸前、彼らが現れたのだ。
女神オルレイヌによって加護を授かった伝説の剣セブンソードを手にする若き勇者たち。
シロナ川で懸命に戦っていた兵士たちの前に現れた若き勇者【セーナ・ラクスウェル】は、流れる水を操り、手も足も出なかった魔王軍を大量の水で飲み込み、いとも簡単に全滅させた。
その手にあるのは【水神剣ライオネット】。
王国軍の大規模な拠点を支配され、恐怖に慄くなか、たった一晩の合間に壊滅した魔王軍。
残骸から現れたのは妖艶な音色を奏でる剣【奏曲剣セイレン】を持つ勇敢な少女【リゼリット・シファ】
国王軍の精鋭部隊でさえ敵わなかった魔王軍の大部隊を【烈火剣サラマンダー】を使い、たった一人で火の海に沈めた【カイ・ソウン】
魔王軍の進軍を許した国王軍。
最後の防衛網であるコウエン大橋の真ん中で立ちはだかり、【雷轟剣ヴォルティス】で進軍を許さず、守り抜いた【ハヤト・マツシマ】
小さな身体で駆け回り、【癒術剣ヒールカリバー】で兵士たちの傷ついた身体や心を癒し続ける少女。
慈愛の神、オルレイヌの加護を受けた【アニス・ヒリング】
勝利の女神オニキスから授かった王の器に相応しい勝利の象徴【光王剣エクスカリバー】を手に、アストリアの第一王子でありながら前線で戦い、勝利を齎し続ける【アルベルト・フォン・アストリア】
そして魔の闇を吸い続け、光を失い聖剣とは思えない漆黒の剣【黒影剣ファフニール】を手に、復讐の為に戦う【レディア・アーレイ】。
これは、のちに大国を救った救国の七聖剣【セブンソード】と呼ばれる者たちの物語だった。
ゆっくり更新になると思いますが、よかったらブックマークして頂ければ幸いです。あ、なんか更新してるなぁって感覚でふらっと読んでくださいませ。