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忍空41 心に残る生き方をし、人を守るために死んだ人間は死してなお人の心に生きる

始まり

 父親のことを思い出す里穂子。


 その父親とは実は幼い頃に死に別れており風車をもらった記憶、優しい記憶くらいしかない。


 それでも毎年この日には父を思いだし父への手向けに花を川へ流すのだ…


終わり


 父の面影に似た人の存在旅芸人忍者、自分の命を賭けて守ってくれた存在、その存在が父と同じ日に父と同じように風車を残して亡くなってしまった。


 これから毎年父のことを思い出すときに旅芸人忍者のことも思い出すだろう。


 里穂子の心にはしっかりと生き続けるのだ…


テーマ


 心に残る生き方をし、人を守るために死んだ人間は死してなお人の心に生きる


口調 性格 行動


1リホコの父によく似た旅芸人忍者ーー


 性格は大人しく、商売で子供たち相手に話を聞かせたりはするものの、実は裏では忍者をやっており、兄と二人でなんとか暮らしている。


 貧乏ではあるものの人情を大事にしており兄のことを大事に思っている。


 金さえあればいいというより兄がいない人生の方が辛いと表すシーンがあり、そこでわかる。


 ストーリーの始め、リホコの話を聞いているときは適当に流しておけばいいと思っていたがリホコが自分を父のようだと言ってくっついてきたときには人情故、切り離すのも気が引けたがさっと風助を殺害するため離れるシーンがある。


 風助を殺す理由は賞金のためで賞金は兄と暮らすため、兄が必要としているからだった。


2旅芸人忍者の兄ーー


 弟に対し何でも言うことを聞く存在だと思っている。弟を軽視している。


 弟をそそのかすときに「これが終わったら故郷に帰って~しよう」というテンプレを使って忍空殺害を画策してほくそ笑むという悪党なシーンがあるんですが、込められた意図が2重になっていて1つはテンプレとしてこのあと兄は死ぬよというフラグ立てと、もうひとつが”にぃっ”と笑うことで”騙している”とはっきり視聴者に知らせるという役割ですね。


 ただ必要なシーンだから書いてるんじゃなくて込められてる意味が濃いんですよね。これうまいなぁと思いました。


 あえて頑張って批判する箇所を探すなら弟を憎む動機付けの部分ですかね…そこが弱かったかなと思います。


 女にモテなかったから娘のような歳のリホコにくっつかれて弟を憎んだのかもしれませんしもともと憎くて利用するだけの奴としてしか見ていなかったのかわかりませんが…。


 いずれにせよ”悪”という概念に序列をつけてどちらがより”悪”か明確にするという点においてはうまく描ききっていましたね。


 

まずこの回はいわゆる作画崩壊してる回で視聴する際にはかなり覚悟してみないと笑ってストーリーとか話の内容が入ってこないか忘れてしまう回かと思います。


 もし見るときは注意するといいかもしれません。

 

 話の内容は100点でよくここまで起承転結をきれいにまとめたなぁと驚きました。

 

 19話のアイチョウと副隊長の戦いとその死も印象に残りましたが今回はそれ以上にきれいにまとまっていました。


 ストーリーテリングの技術として絵で印象づけるという方法があるんですがこの回は明らかに作画崩壊してました。だけどだからこそこの回が素晴らしいのかもしれません…事実”特別”な回として人の記憶に残るんですよね問題となった回っていうのは。


 キャベツ 作画崩壊 とかで調べたら面白い絵が見れるんですがいわゆるバズフィードという形で炎上させることで人々の印象に刻み込むんですよそういった実験的な回だったのかもしれませんね。

いやー勉強になりました~

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