忍空26 長編ならキャラクターの望みの環境を用意してそれを蹴らせることがその後の伏線にもなる
始まり
砂漠で暑すぎてひろゆきが日射病で倒れる
終わり
追いかけてきたひろゆきの屁で砂に埋もれていたひろゆきを見つける、遠くから医者が見送る
テーマ
ひろゆきの意志表明
今回はストーリー的にはなにも進展が無かったんだけどまぁ今まで26話やってきた中でひろゆきの気持ちに触れた回ってのが一度も無かったのでその意志表明に1話使ったってことかなぁ。
正直ひろゆきの役割ってのは便利屋の立ち位置なんですよねぇ。
御用聞きとも言える。
5名の仲間の中で唯一人間じゃなく、また一番力持ちでもあるひろゆきは主に普段トウジの妹の護衛役というか足として活躍しています。
ある時は風助にくっついて風助の補助役として振る舞ったりもしていました。
風助が逃げる手伝いをするときには身代わりの術の囮役を買って出たり、アシスタントとして救難信号を発信したり、またある時は屁で注意を引いたり、場面を進ませるときのギャグ役として主役を裏方仕事で支えるポジションとして機能してきました。
そのひろゆきの安住の地…それが3食昼寝付き、氷のプール付きの豪邸という引退生活なのではないかと…。
正直、もっと別にあったんじゃないかなぁという思いはありますがこういう展開だったのでそれはそれとしましょう…。
まぁ余命短い老人夫婦の家で周りが砂漠だと二人が死んだときひろゆきも強制ゲームオーバーは間違いないでしょうねぇ。
こんな環境に置いていかれるなら…ペンギンだからやっぱり氷があって魚が取れて好きなだけ泳げて陸でも休めて…っていう環境が理想ですかねーそこならまぁ置いていってもいいかなぁという気がします。
ひろゆきと風助の出会いがどのようなものだったのかはわかりませんけど、それでも長いこと一緒に戦ってる仲間っていう設定なら置いていくっていう選択肢は無いんじゃないかなぁ…。
ひろゆきが自発的に旅に出たいっていうならまだしも今回は黙って砂漠に置いていこうとしてましたからね。
まぁギャグ回というか尺的に間になにか1話挟みたかっただけなのかもしれません。
今後ひろゆきが自分の意志で付いてきているのだということを証明する機会があったら今回の出来事を理由にいくらでも話作れますからね。
例えば今後南国の楽園に行く機会があっても
「お前はついてきたかったんだろう?」と圧をかけれますっ!
ひろゆき単独で帝国軍に捕まっても風助達を信じて待つ流れが作れるわけです。
あざとい…こういう風にキャラクターそれぞれに対して望みの環境を用意してやってそれを蹴って付いてきたんだろう?というやり方もありということですね。
無駄なものはないと勉強になりました~