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マウンティングマウンテン ~書き起こしと考察~

「ウメさん!ウメさん!ウメさん!」


「はい?」


「給湯室が連休誰とどこに行くのかマウントの取り合いですごいことになってますよ!」


「あ、そうなの?」


「マウントの取りたいOLの山でマウントマウントの取り合いでもはやマウンティングマウンテン!!」


「マウンティングマウンテンってなに?www」


「あいつらなんで自分の方が幸せだっていう証明書を発行しないと生きていけないんすか!?」


「誰も証明してくれないからじゃない?」


あなたは私より下!


私はあなたより上!


それが証明されたあとのランチ!


美味いかね!?


「そのランチは美味いかね!!?」


「美味いんじゃない?」


「私、伊豆に行くんだ~」


「あ、伊豆?国内いいよね~私、彼氏とシンガポールだからちょっと遠いの~…」


美味いかね!?


「美味いんだってwww」


「私、ディズニーの新しいアトラクションに乗るの~」


「あー、私それカリフォルニアで乗った!」


美味いかね!?


「美味いんだってwwwだから美味いんだってそれでもwww」


「ウメさんって全然マウントとか取らないですけど若い頃どうだったんですか?」


「私はこう見えても……マウンティングマウンテンのトップクライマーよ」


「トップクライマーってなんなんすか?www」


「誰よりも上目指してたわ」


「えー意外ですねー」


「そうでしょ?光輝く山頂に辿り着いたときに誰がそこにいたと思う?」


「えー誰ですか?」


「ひとりぼっちの私」


「「wwwwww」」


「哲学www」


「登っても登ってもそこにあるのは孤独だけ」


「なるほど」


「それが…」


「「マウンティングマウンテン♪」」


「「wwwwwwwwwwww」」


「はい」


「ランチ行こ」



いやーこれがバズってて思わず分析してみたくなって文字に書き起こしたんですけど

面白いな~…こういう会話形式で一つのネタについて言っていくのって難しいんよね

特に俺なんかはまさにマウンティングマウンテンで下手したら相手の会話取ってたりするから

気を付けないといけないな~と思いましたww

どこがうまいかっていうとキャラが完成してるところがまずすごいかな。

ウメさんはもう完全に落ち着いたキャラなんですよね。

終始一貫して給湯室のマウンティング行為を容認する立場で話を聞いていた…

あなたは私より上、下、それが証明されたあとのランチ…うまいかね!?で

3通りの具体例を出して、結論をそのランチ、美味いかね!?の天丼(繰り返す漫才の掛け合いみたいの)

ここも上手かった。

そのあと話の聞き役に徹していたウメさんの衝撃の過去!

なんとかつてマウンティングマウンテンのトップクライマーだったという衝撃の過去!!

まずそこで面白いじゃないですかww

そしてウメさんのキャラを活かした静かな笑い…哲学に持っていくんですよね。

結局その山の頂きは孤独なんだと…身を持ってウメさんは知っていたんですね。

深い…このネタには相当手の込んだ作り込みを感じますよね。

1 キャラの完成度、一貫性

2 この話で何を伝えたいかという具体性を持った話であること

3 面白いこと

この3点がものすごくシンプルに作り込まれてて完成度かなり高いと思いました

こんな話書けねーな…www

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