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第3話 もしかしなくてもチート

修正しました。

話しの流れは変わりませんが、細かい内容などが増えています。(2019.7.29)


―1時間後―



 案の定神様だった2人のお爺ちゃんのお話を聞き終えた私は、縁側でお茶を啜ってのんびりしていた。


神様達が「準備してくるから少し待っててほしい」と言い残してお屋敷の中に入って行ったからである。



 私はこれから『リーシェ』という世界に行く。

この種の小説ではよくある―剣と魔法―の世界だ。

科学があまり発達していない代わりに魔法技術を使って生活している所らしい。


スキルやレベルという概念もあるってさ!

王道ファンタジーすぎてビックリしたよ。


…でも一千年程前に一度、文明が滅んでしまうくらいの大きな戦争が起こったせいでほとんどの魔法技術や剣技の継承が途絶えてしまった。


国同士の領土争いだったらしいけれど、結局戦争を行なったすべての国が滅びて民の多くが亡くなってしまった。


 戦争が終わった後、残された人々や戦争から逃げ延びた人達が長い年月をかけて国を造り、色々な研究も頑張ったおかげで今の世界はある程度発展しているそうだ。

まあお爺ちゃん神様的には「中の下」らしいけど。


 それとリーシェには"魔獣"も存在していて、放って置くとそれなりの被害が出るそうだ。


だから魔物を狩る冒険者なんて職業もあるし、身体能力の高い獣人や魔法に特化したエルフなどの種族もいるらしい!


まさに王道ファンタジー!!!!!


魔族もいるけれど、曰く「住む界が違う」らしく争い事にはならないみたい。



 つ ま り ! 



夢みたいな世界!

戦争は滅多に起こらないけれど、魔法が使える!

なんて素晴らしい世界なんだ!



…と、感心していたらお爺ちゃん神様達が準備を終えて戻ってきた。


これから、私のステータスや色々を決めるらしい。


3人で縁側に座ってお茶を飲みながらあーでもないこーでもない、アレはこうしよう――などと色々と話し合った結果。


ステータスはこんな感じになった……。



ナンデスカ、コレハ。


------------------


名前 : 黒澤 舞(くろさわまい)

種族 : 神(人間?)

年齢 : 18歳

職業 : 未定

LV : ∞

称号 : 『神に愛された者』

   『異世界からの客人』

   『神の祝福』

体力 : ∞

魔力 : ∞

スキル : 全て+ 創造魔法 (ユニークスキル)

アビリティ:

   物理・魔法・精神攻撃完全耐性(常時発動)

    防汚・清潔 (任意発動)

   


------------------



うん。これは完全なるチートだ。

俺TUEEEE、が出来ちゃうよ。


(むげん)は普通に考えてもおかしいよね。


それと、あまり怪我はしたくないなぁ……とか、不潔すぎるのはちょっと……って意見をしたら何故かアビリティの欄にそれらしいのが追加されていた。


少し意見をして、あとはお任せします〜! とか言ったのが間違いだったかもしれぬ。

くそう。平和に過ごしたいんだけどな…出来れば。



……それと年齢が5歳若返った!


いや、確かに今の年齢だとちょっとだけ不安だなぁとか思ったけどね?思っただけ。そう。心で。


それを何故か(?)感じ取ったらしい2人が若くしてくれた。

10代の輝きはもう来ないと思ってたよ!

凄く嬉しい!





……種族については話し合う必要があるね。


―20分後―



 話し合い(質問攻め)を終えて、『リーシェ』に行く時間が来た。


ステータスについては、曰く孫のように可愛いくて良い子だっからつい全力を出してしまったのこと。


そして種族はもう、どうすることも出来ないらしい。

…"神(人間?)"って何?!と思ったけれど、神様2人が全力出したお陰で"人間だけど神様"みたいなよく分からない種族になったらしい。


……そりゃそうなるわ!!!


渋々納得をして、これからの注意点を教えてもらった。


魔法の使い方には気をつけてだとか、ステータスは創造魔法で隠せるから有効活用してくれ、とか。


その他諸々の注意点を教えて貰った。



そしていよいよ旅立つ。


「それじゃあ準備が出来たら呼びに行くからの!」


「もし愛する人を見つけたらこっちに残っても良いぞ?頑張ってな!」


「本当に色々とありがとうございました!頑張ってきますね!お2人もお元気で!」


「うむ!無理はせんようにな!これからさっきの森に飛ばすからのう!」


「さっき行こうとしていた方角に歩けば()()()()()()10分でミレスタの街に着くからな!」


「何から何までありがとうございます!行ってきます!」


「では!達者でな!」



眩い光に包まれて少しの浮遊感が体を襲う。


...目を開けると先程の石の前に戻っていた。




ありがとう。神様達。




…これからのことはまだ分からない。


 いつ地球に帰れるのかは、神様の準備が終わるまで分からないらしい。

1ヶ月?…それとも1年?……もしかしたら10年?


でも。


綺麗な風景。

美味しい料理。

まるで長期旅行のようで、なんだか心が躍る。


旅人になって色々なところを見て回るのも良いかもしれない。

もしかしたら、結婚したいと思う人が現れるかもしれないし。

地球の知識を活かして商人になってみるのも有りだと思う。


どのくらいの時間を異世界で過ごすのかは分からないけれど、とにかく楽しもう!


夢にまで見た異世界を満喫しよう!








……あ、会社のこと忘れてた。まあいっか!


少し短くなってしまいました。

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