小説家になろう質問板、その回答に思うところがあった。
小説家になろう質問板、そんなものがあると最近知った。
興味本位に覗いてみると小説家になろうを利用しているユーザー同士で質疑応答をする、そんな素晴らしいシステムだった。
分からないことのあるユーザーに古参のユーザーが懇切丁寧に回答している。古参のユーザーはよく質問に答えてくれているらしく、親切な人だと関心した。
自分も何か分からないことができたらここに質問しよう、そう思った。
しかし。
少し読み進めて行くと少々疑問に思う回答がちらほら見受けられた。
一例になってしまうが一番最近の疑問に思った回答を引用させていただく。
質問の内容はこうだ。
昔読んだ作品が削除されておりとても残念がっている様子が伺え、タイトルを知りたがっている。そんな感じの質問だった。
それに対する回答に、質問板は「小説家になろうのシステムの使い方の質問をする場」でタイトルを質問する場ではない、ということが丁寧に書かれていた。相手を不快にさせず、またシステムの使い方を的確に理解できる説明をしていて簡潔で綺麗な文章だった。また利用に際し使用上の注意を読んでからにしようという旨のことが書いてあった。
面白かったのは2つ目の回答だ。
「自己満足なら、公の場を使い他人を巻き込むな」というタイトル。質問に対する回答のタイトルがこれなのである。疑問を感じないだろうか?
内容を読んでみるといくつかの皮肉と「構ってちゃん」という明らかに挑発と見える単語、「協力することもやぶさかでは無いが自分には無理そうだ」という支離滅裂な文末、何を持って質問への回答としているのか分からない回答だった。酒でも飲んで書いたのでは?と疑ってしまうレベルだ。
これに対して質問者、思うところがないわけではないが解決したとの回答。
まぁ、タイトルといくつかの皮肉、構ってちゃんという単語、支離滅裂なおよそ回答たり得ない回答には思うところがたくさんあることだろう。
第三者の私から見ても悪意を持ってメッセージが送られていたのは明らか、思うところがあるのは十分に共感できた。
その文に対しての回答は「思うところがあるならば活動報告や作品で発表してはどうか、個人が自身の権限内ですることにいちいちいちゃもんをつける人はいないだろうから」というものだった。
そしてやむを得ない事情だったにせよ使い方は正しくないから次からは注意しよう、と最後の最後でまともな文章が出てきた。
これを見た私の感想はただただ不快だった。
これは個人の好みになってしまうが文がいちいち皮肉めいていて好ましくない。
彼は何を思ってこの質問にこのような文構成で回答したのだろうか?なぜ皮肉を交え「構ってちゃん」という単語を使い挑発をしなくてはならなかったのか。次は注意しようね、という回答らしい回答が最後に出てきてなぜ最初から言えなかったのか。
文に余計な修飾をつけてしまうと本当に伝えたいことが伝えられないのは物書きであるならば分かっているはずだ、まさか挑発などが本当に言いたかった事ではあるまい。
疑問が尽きないところだが、何にせよ相手を下げるようなことを言ってはいけない。
私はこう思う、相手を下げるような会話をするような人間は程度が低い。これは匿名であろうとなかろうと同じことである。
匿名でこそ自身の価値・道徳が試されていると私はつくずく思う。