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不思議な同居生活

 親父は、離婚協議中だったが康代はこの家に移り住んで来た。


「ロバート、よろしくね」


 ふざけんなよ。俺はお前に惚れてたんだぞ!

 仲良く親父の部屋に入って行く康代を見て、俺は家を飛び出した。



 ローラは、バレエが忙しく連絡がつかなかったが、俺の子猫、ソフィアは喜んでデートしてくれたぜ。


 俺は、ロバート・スペード! 学校一のモテ男なんだ!



 子猫を連れて、俺は高台へ車を走らせた。高台についた俺は、すぐにソフィアを膝の上に抱きかかえたんだ。素早くパンティを脱がすと、ソフィアは何も言わずに俺を見ていた。開いた足からそっと中を覗くとソフィアは真っ赤な顔で俯いてたぜ。白いレース襟のブラウスを脱がせ、小さい胸の乳首を口に含んで舌で転がした。ソフィアはすぐに反応して俺を喜ばせた。開いた足の先をそっと指で弄ると、すでにしっとりと濡れてたぜ。ソフィアはやっぱり俺の女だ。体を反らせながら小さく可愛い声で喘ぎ出した子猫は俺に抱かれて安心したんだろう。


 さぁ、子猫ちゃん今夜の俺は久々だが、絶好調だぜ!! キスマークだけはつけないようにと子猫に注意し俺たちは絶頂を迎えた。


 ソフィアは、満足そうにずっと俺の胸に抱きついてたぜ。


 俺は、ボーッとしながら康代のことを考えてた。親父と今頃、寝てんのかよ。考えるとムカムカと怒りの感情が溢れてきた。




◇ ◆ ◇


 「おはよう! 」


 翌朝、康代は何事もなかったかのように挨拶して来た。俺は目を疑ったぜ。康代は長い黒髪をさらっと下ろし、澄んだ黒い瞳で微笑んでた。日本の女の肌はこんなにも綺麗なのか。胸元の大きく開いたドレスからは豊満な胸の谷間が少しだけのぞいて見える。華奢な体からは想像できなかった。微笑んだ唇は、ぷるぷると潤いがある。アジアの女は初めてなのに、お前はなんて俺好みなんだよ。俺は自分の感情を弄んでいた。


「親父は、そんなにいいのか? 」


「ロバート、何いってるの。バカじゃないの」


 そうだ、俺は大バカだ。親父の恋人が気になってるんだからな。


「親父はまだ寝てるのか? 」

 

「リチャードなら、今朝早く出かけたわよ」


「康代、お前……本当に親父のことが好きなのか?」


「そうよ、好きよ。あなたと違って大人ですもの。そんなことより、ロバート、はい。これお弁当よ。私の分のついでにあなたの分も作ったの。よかったらどうぞ」


 袋の中を開けてみると可愛いライスボールと卵焼き、ソーセージなどがパックされている。日本のアニメにでも出て来そうなお弁当だ。


 俺は康代からお弁当を受け取り、学校へ行くために家を出た。


 康代の弁当は、みんなに冷やかされたが、新しいメイドの手作りと言って誤魔化したぜ。康代は、サンドイッチやヌードルなど日替わりで栄養バランスを考えてお弁当を作ってくれた。俺は、小さな頃から弁当ランチを作ってもらったことなどなかったから、毎日持たされる弁当が少しずつ楽しみになってたんだ。


 親父には作らず、俺にだけ作ってくれる康代は、やっぱり俺に気があるに違いない。俺は何としても康代を親父から奪い返したかった。


 

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