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俺が教えるぜ!

 夜、ソフィアを連れて、お気に入りのレストランで食事をしていたんだ。そんな時だったぜ。運悪くジョニーとチェルシーが入ってきたんだ。


 俺とチェルシーが付き合ってた時、俺はよくこのレストランにチェルシーを連れて食事にきていた。まさか俺と別れた後も、ジョニーと通ってたなんて、驚きだぜ。 やっぱりチェルシーはぶっ飛んだ女だ。


「あら、ロバートじゃない。私たちも一緒に座っていい? 」


 チェルシーは、俺の横にズカズカと座ろうとしてきた。

 

 俺は慌てて、向かい合わせに座っていたソフィアの手を取り、俺の横に来るように合図したんだ。ソフィアはサッと俺の隣に移動すると、オレンジジュースをストローで飲みはじめたぜ。


 それを見たチェルシーは、俺の横に座ることを諦め、向かい合わせのイスに座ったんだ。


 俺は、ジョニーとチェルシーに見えないように、テーブルの下でソフィアの手をそっと握ったぜ。子猫は、うっすら頬を染め、黙って俯うつむくだけで、ひとことも喋らなかった。


「ロバート! ソフィアとデートなんかして、大丈夫なの? 」


 チェルシーがソフィアをにらみ、意味深に言い放ったんだ。ローラとのことをジョニーから聞いたんだろう。隠しようのないキスマークが俺の首元にくっきりと、はりついてるんだからな。ジョニーは、焦ってたぜ。


「チェルシー、俺、財布忘れてきたみたいだ。取りに行かなきゃ注文できない。悪いが、一緒に来てくれ」


 機転を利かせたジョニーは、チェルシーの手を取り、連れ出してくれたぜ。チェルシーを離したくない気持ちもあったんだろう。俺を見るチェルシーの目は盛りのついた雌猫メスネコそのものだったからな。





 二人が去ったあと、チェルシーが投げかけた言葉が気になったのか、ソフィアは、悲しそうに下を向いたまま何も喋らなかった。俺は、横に座って俯うつむいてるソフィアの顎をくいっと持ち上げ素早く、くちづけたんだ。


 こんな時は、言葉で取り繕ってもダメだからな。行動に限るぜ。


 子猫は、ぷるぷるのくちびるを潤ませて、自分から少しだけ口を開けて俺を受け入れたんだ。俺が教えた事をちゃんと覚えていたぜ。俺の子猫は、教えるごとに俺好みの女に育っている。

 

 ソフィア。 お前は、俺の可愛いプリンセスだ。



 食事の後、ソフィアを連れて、夜の高台へと車を走らせたのさ。いつもの見慣れた風景も、夜の高台はソフィアにとっては初めてだからな。昼間とは違う景色と駐車している車の様子に少し驚いてたぜ。


 リクライニングを倒して、俺はソフィアを優しく包み込んだんだ。ソフィアは、黙ってされるままになっていた。ブラウスのボタンとフックだけをはずし前身頃まえみごろをそっと広げ、俺にだけ見えるような体勢でソフィアの顔と体をまじまじと見たんだ。ソフィアのうぶな裸を他の男に覗かれるのは、我慢できないからな。


 うっすら頬を染め恥ずかしそうにしているソフィアは、ちょっと不安そうな顔だった。


 俺はとびっきりの王子スマイルでソフィアにくちづけしたのさ。


 優しく胸元に口づけするとピンクの胸は、すぐにピンとなり、太ももからそっと指をまさぐると……ソフィアはすでに潤ってた。感度抜群の俺の子猫ちゃん。さぁ、おいで……!!


 俺は耳元で呟いたんだ。

「ソフィア……俺の可愛いプリンセス! お前、最高だぜ! 」


 俺は、今夜も絶好調だ。


 ソフィアは、俺の首に手を回していたが、ローラがつけたキスマークが気になったのか、その上にくちびるを強く押し付け、吸い付くように激しいキスをしたんだ。俺の首筋は、昨日よりさらに真っ赤な印しるしが目立つようになっちまったぜ。まっ、同じ場所ならローラにバレる事もないだろう。


 俺はソフィアの頭を撫でながら石鹸の匂いに酔いしれたのさ。子猫も余韻を楽しむかのように俺にぴったりと寄り添って抱きついてたぜ!


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