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愛のひととき
時に愛は存在の壁を超える。多分擬人化。
●仔猫の時間(猫×フェネック)
「ふふっ、くすぐったいよ」
キャーに耳を甘噛みされ、フェーはもどかしげに身を捩った。
キャーは楽しげにひたすら耳の後ろに鼻先を押しつけている。
「まいったな。フェネックの僕が自分より小さな仔猫に勝てやしない」
困った笑みを浮かべるフェーにキャーは言った。
「じゃあ仔猫のふりもやめようか?」
●親子の時間(猫×鼠)
「ねえねえおかあさん。僕はどうしてからだがおおきくならないの?」
「さあ? その内大きくなるんじゃない?」
「どうして、僕の尻尾はふさふさしてないの?」
「きっと子供だからよ」
「ねずみってなに?」
「さあ? お母さんには良く分からないわね。こっちいらっしゃい毛繕いしてあげる」
「はあい」