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アスカニア大陸戦記 英雄の息子たち【R-15】  作者: StarFox
第十章 ホラント独立戦争
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第二百六十一話 相思相愛

 アレクは、ルイーゼにキスする。


「ルイーゼ」


「ん?」


「・・・ずっと一緒だよ」


「・・・うん」


 相思相愛の二人は、愛し合った余韻に浸りながら、眠りに就いた。





-- 翌朝。


 アレク達は、駅付属のホテルで朝食を済ませると、再び列車に乗り込む。


 列車は、定刻通りに帝国軍要塞『狼の(ヴォルフス)(・シャンツェ)』駅を発車して港湾自治都市群へ向かう。


 アレク達の乗る列車が港湾自治都市群の最初の都市であるデン・ホールンに着いたのは、昼を少し過ぎた頃であった。


 車掌は、廊下を歩きながら告げる。


「次の停車駅は、デン・ホールン。デン・ホールン。・・・貨車の換装と軍用列車の通過のため、翌朝まで二十時間、停車致します」


 車掌の案内を聞いたアレク達は、荷物を手に駅のホームに降りて集まる。


 アルは、悪態を突く。


「・・・なんだ。また停車か」


 ナタリーは、アルを諭す。


「アル。しょうがないわ。貨車の換装と軍用列車の通過があるんだから」


 アルは呆れたように呟く。


「それはそうだけど・・・」


 ルイーゼは、アレクに尋ねる。


「アレク。今夜の宿を探さないと」


 ルイーゼの問い掛けにアレクも同意する。


「そうだね。宿を探さないとな」


 トゥルムは、口を開く。


「隊長。宿を探すなら、この街の近くに私の故郷がある。私の実家に泊まると良い」


 アレクは、驚いたように答える。


「そうなんだ」


 ドミトリーも口を開く。


「そう言えば、お主、『故郷は港湾自治都市群の近くだ』と言ってたな」


 トゥルムは、答える。


「うむ。皆に家族を紹介しよう」


 エルザも口を開く。


「私、蜥蜴人(リザードマン)の村って、行ったことが無いわ。皆で行ってみましょう」


 ナディアもエルザに同意する。


「そうよ。急いでいる訳でもないし。皆で行ってみましょう」


 アレク達は、トゥルムの故郷の村に向かう。



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