表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

開合1

いええい

文革の飽きるね

「え、嘘…なんで彼が」


もはやクラスメイトの他の自己紹介に裂ける脳みそはなかった。

それくらい彼、長篠明の登場に頭を焼かれている。


(彼は高校進学に関する情報がなかった…なぜここに来たんだ?)


様々な思考を巡らせている中、自己紹介のバトンが届いてしまった。もう少し考えに没頭することも出来たがしかし高校最初の印象決めタイムである。下手に最悪な印象をつけたくない。


「俺の名前は、雨野杭あまのこうです....」




無事自分の自己紹介が終わり、ほっと一息付けるタイミングが来た。


(ふう…何とか自己紹介が終わった)


一度座りなおす。緊張のせいか汗が出ていたようだ。座るとき服に体が引っ張られる感覚がした。

汗のせいもあるだろうがそれ以上に彼に対する興味があった。


長篠明、TOFのU-15大会の世界大会に出場した日本チーム「storyCat」のキャプテン…

史上最悪の日本チームと言われその実績とともに恐れられ尊敬される人物。


(彼がなぜここにいるのか…知りたい…!そしてあわよくば....)


その時、長篠明が立った。どうやら彼の自己紹介が始まるらしい。


「みなさん初めまして。僕は長篠明です。長いに篠笛の篠、明るいと書きます。

 部活はゲーム部に所属してました。最近は映画やバスケとかで遊んでます。」



普通だ....普通過ぎる…これはあれするしかない....

あれとは尾行!すなわち尾行!

彼をつけて俺の知る長篠明かどうか見極めるんだ!


つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ