「もう遅い!」の悪役のプライドの無さに苛立っちゃうのだ
もう遅い! 系統が最近の流行りですよね。
ざまあ、は割りと好きだけど、もう遅い! は微妙に好みが外れててあまり読まない人間です。
というのも、クズサイド、悪役サイドに確固たる芯がないと思えてしまうからです。
散々に主人公を虐げたり酷使した挙げ句に、理不尽な理由で追放する。
そんでもって、主人公がいなくなった事で、何らかの理由(ここは作品によって色々。人間関係だったりアイテムだったり戦力だったり)で、上手くいかなくなって落ちぶれてしまう。
これが、定番のパターンだと思われます。
そして、最近の「もう遅い!」系統は、主人公の重要性に気付いて連れ戻そうとするのですが。
ここで思うんですよ。
テメェら、プライドってもんを持ってねぇのかよ!
と。
そりゃあさ、組織を運営するのなら、まぁ正しいんだろうよ。
恥も外聞もなく、今まで散々にこき下ろしてきた相手に頭を下げる。
うん、素晴らしい。
テーマの通りにもう遅い訳ですが、過去の行いを省みている点は、評価すべき場所だ。
中々、出来る事ではないだろう。
だけどさあ!
お前らって、色々と調子こいてプライド肥大化させたアホなんだろ!?
ちょっと上手くいかなくなっただけで、なぁに真人間ムーブかましてんのよ!
もっと突っ走れよ!
クズならクズらしく! 悪役なら悪役らしく!
最後まで駆け抜けろよ!
そいつが気に食わなかったんだろ!?
そいつがいなくなって方が清々したんだろ!?
何を連れ戻そうとしてんだよ!
もっと自分に根拠無く自信を持てよ!
日和ってんじゃねぇよ!
テメェら、プライドがねぇのか!?