大序・露西亜の門 - 1 -
どんなご馳走も、たべてみないと美味しさはわからないように、
平和な世の中では、真の愛国者が居るのかどうかわからなくなってしまう。
昼間には見えなくても、夜になればたくさんの星が現れるように、
平時は見えなくても、愛国者は確かに存在する。そんな愛国者の話を
わかりやすいように仮名書きにして、説明することにします。
はいどーも。
突然だけども、リベラルと保守ってわかる?
政治用語のお話だよ。カタカナの意味だけ補足すると、リベラルは、「自由主義的」となりますけども。
俺氏がまだ独身の頃だから、ずいぶん昔の話になるけど、俺氏の当時のボスが、どんな流れでそんな話になったかは忘れちゃったけど、100をちょっと超えた数いた、部下全員を集めた場で、
「リベラルと保守、大きな政府を目指すのはどっち?」
って質問をしたんだ。
うーん。語感としては、保守って進歩的じゃなくって既得権益を守っている感じがするから、大きな政府で公務員の数を増やして自分たちの権力や利益を増やそうとする感じするなぁ。ってことだったんだと思うけど、当時の部下の皆さんは保守が大きな政府を目指すって答えたんだよ。
俺氏の頭が悪いって?まあ、否定はしない。でも、答えた100人強は、従業員数が単体で2万人を超える大企業のアラサーの皆さんだったんだよ。日本全体の平均より、衣食足りて社会常識もわきまえてそうに思われる人々でのお話だとは思う。
100人の名誉のために補足すると、これって、「悪夢の民主党政権」の前のお話なんだ。その前までは、日本は「経済は一流、政治は三流」と言われていたこともあって、政治なんて興味持たなくてもなんとかなっているし、これからもなんとかなる、と思ってたところあったんだよね。
まあ、この悪夢のおかげで、「政治って油断ならないな」って俺氏も思い始めたし、政権交代前に、バチクソ自民党を叩いて、民主党-その後、立憲民主党とかになる方ね。オバマやらヒラリーの方じゃなくて-を褒め称えていたメディアにも疑いを向けるように皆もなったんじゃないだろうか。
メディアへの疑いといえば、2019年のお隣の国との「フッ化水素」のお話とかね。
概要だけ説明すると、これまではお隣の国を、「ホワイト国」という優遇対象にして、核開発にも転用可能な戦略物質である「フッ化水素」をお隣の国が求めるがままに輸出してました。でも、お隣を経由して、国連決議で戦略物資を輸出してはいけないことになっているイラン等に横流しされていたことが過去4年間で156件見つかったので、ホワイト国扱いをやめて、都度、何に使うのか確認してから輸出するよ、っていうお話。
これ、主要マスコミの報道では、お隣の国との別の問題…別の言いがかりwに、対する報復としての輸出規制であり、これは世界貿易のルールに反している!と、お隣の国の主張をそのままに伝えていたんだよ。まあ、「両論併記」といって、相対する言い分をどちらも排除せずに記載するというのも正しいジャーナリズムなんですけども、お隣の国の主張だけを伝えて、政権与党を叩くってのも、いかがなものかとは思いましたね。政治が三流なら、メディアは何流なんだよと。
日本ぐらいなんだろうな、こんなひどいメディアのあり方って…っておもってましたが、当時は、世耕経済産業大臣がツイッターで、使いみちを確認するようにしただけなんだよ、って言っているのは、普通に読めてましたね。「これは嘘かもね」とか「これ暴力を助長するので消すよ」とかの検閲なくね。そう思うと、当時の日本のメディアっていうか、言論のプラットフォームは、まだ、マシでしたってことなんだと思う。
いやいやいやいやいや、国務大臣のツイッターが検閲されるなんて、ないでしょ。どこの独裁国家の話だよ!って思ったでしょ?日本やアメリカは自由主義圏なんだよ?「異世界」の話はやめてクレメンス。って思うよね。そんな風に考えていた時期が俺氏にもありました。…ということで、ソーシャルメディアでの言論にも検閲が入っている「異世界」の国があるってお話をしようと思う。旦那の浮気が有名な元大統領夫人とか、初の女性副大統領候補とか、ジェンダーレスな下院議長とか、拷問好きな中央情報局長官とか、悪役令嬢もたくさん出てくるお話を。
みんな好きでしょ?異世界の悪役令嬢のお話。異世界のアメリカのお話なので、地名は知ってるやーつだと思うけど、出てくる人物は異世界人だよ。大事なことだから二回言うけど、出てくる人物は異世界人だよ。それじゃあ、GameOn