迷わないで歩こう、進もう
前を向いたまま、真っ直ぐ歩こう……
そう言われるかもしれないけど、そんなこと、僕には無理なんです
弱い弱いこの僕、そんな強さ、持っていません
躓いたりよろけたり転んだり、色々あります
だから、真っ直ぐ歩くとか迷わないとか、そんなことは約束できません
やってみなきゃ分からないんです、転ぶかどうかなんて
上を見上げても空は空っぽで、虚しくなった。
そんな時は何回だってあるでしょう
走って進んだ道の果て、
その先の空に浮かんでいた君の笑顔
そんな小さなものを支えにして生きてきた僕、
大きな幻の幸せを感じます
僕と君、この世界でたった一人ずつ、躓かないで生きましょう
片足ずつ、ゆっくり、のんびり
この地を踏みしめて行きましょう
転ばない、そんな確信はありませんけど、大丈夫でしょう
前に進む――それは世界で成る自分を進めるということなのです
空の雲、大地の水、宇宙の太陽――
見守っていてくれています
だから、君と僕とで、焦らずに進みましょう
前を向いたまま、は変わらず、後ろを振り返ってでも、目的地に行きましょう
迷ったらまた戻って、正しい道を行けばいい
時間は経つものだけれども、道は当分消えません
自分の踏んでいる大地を信じましょう
地震が起きたり、嵐になったりしても、大丈夫
きっと廻ります、色んなことが
だから、迷わないで歩こう、進もう――
自分の目の前を信じて、そういうことなのだから。