明日への光
歪んでいく
見ているうちに腐敗は進み、もう姿かたちさえも分からない
とうとう崩れ落ち、明日の光も下がっていく
とにかくどうにかしようともがいても、どうにもならない
暗闇のなか、見つけたたったひとつの小さな光
それだけが青白く残っていた
歪み、壊れゆくものに手を触れることができず
ただでさえ小さい青光りさえもどんどん小さくなっていく
空を見上げても、床を探しても、光は無くて、 夢中で探り、
目つきが狂う
それを黙って見つめていた隣にいる君
自ら光を遠ざけて、苦しみ、暁に泣く
明日へは遠い
光に乗って旅立って
いま見える灯は宙に浮いているたった一つの青光り
明日という光を失ったいま、
どうすれば良いのでしょうか?
明日という光を失った私は、
何をすれば良いのでしょうか?
それは答えの分からない謎で、世界を永遠に彷徨う
それを探すのに時間はかかるけど、そのひと時ひと時が大切だから
黒く、青く、白く光る小さな灯
青白い小さな光なのに、それが明日を照らしてくれる
どうしてそれが分かるのでしょう。
もがき苦しむ私を、隣で黙って見ていた君
何がどうしたのでしょう
明日への光が見えない――
本当の自分が見えない
そう考えてはいけないのかもしれない
世の中には答えてはいけない謎もある
それでこそMysteryが生まれる
ただ、明日への光を探して、
見つけたのはたった一つの青白い光。