窓、その下で君と曇り空の下
君と些細なことで出会って、ケンカして、また巡り会って、それでまた争って、それを繰り返す
曇っている窓の外で君と一緒に微笑みあう、それだけを望んでいたのに
理想と事実は違う、それを思い知った
ただ君と笑いあっていたくて、お互いに笑い声立てあいたかっただけだったのに
苦くて苦しい瞬間なんていらなかった
別に永遠の幸せだとか、幸福なんて期待してなかったのに
一緒に微笑んでいたかったのに、それさえも叶わなかった
ただ側に寄り添って笑って手を繋いでほしくて、ずっと夢見てた
でも、無駄なことだって知った瞬間、ぜんぶ、ぜんぶ崩れた
積み立ててきたこと、天気一つで去ってゆく
言い訳したって戻らない、悲しんだって切ない
そんな遣る瀬無いを抱きかかえて、精一杯で足を踏み外して
窓の外へ落されてく
君がいない日々、君の怒ってた日々
そんな日は自分が悲鳴を上げていた
でも今ではそんな悲痛も、窓を見上げて消せるくらい、強くなった
私は君が大嫌いだった
私を放置して捨てて泣かして、
それを思い出すたびに胸が苦しくなっていった
でも、今はなにも思わない
ただ、君を思い出すたび気づいたら窓の下を見ていた
思い出すあの日、君が曇り空の真下で笑いかけてくれていたことを
そっと窓枠に触れて、感情が飛び出すくらいに笑って
言ってくれたあの言葉
それを信じてずっと微笑んでいたかった
曇ってても、雨降ってても
傘なんて、屋根なんていらなかった
ただ側にいてくれれば楽しかった、それで良かった
華やかな恋なんてしなくてもいい、地味で淡い愛でもいい
どんな恋でも良かった、でも。
切なかった。苦しかった。
それを全部打ち明けたかった、君に伝えたかった
でもそれは言えずに、ただただ心で秘めていた
密やかに君に目で伝えていた
けど、伝わらなかった。
もっと早く言えば良かったね
恋なんてただの儚い夢
そんなに続くものじゃない
だから、窓の外で君と曇り空の下、微笑み会いたかった。
Where ever you are, I wanted to have your whole love.