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10:初客は煩い…だった ⁉︎

「店員は、いないのか!」

静かに、階段を下りるとカウンターの近くに確かにお客が一名。

黒い頭巾を被った、小さいお婆さんだった。

「少々、お待ちください。」

前にいた、アモン君が私の手を引っ張りながら

にこやかな笑みを作る。

「フンッ4分も待ったぞ!遅い!!」

嫌、4分しか待ってないじゃん!時間細かいし……。

アモン君も、少しムカッとしたのか表情が硬くなる。

「ここにお座りください。今、お冷を持ってきます。」

丁寧に、説明したアモン君が厨房に戻ろうとすると、

「私は、コーヒーが飲みたいんだ!大体、オーダーを取ってないじゃない。」

そう、店に来た最初のお客は超我儘お婆さんだったのだ!

そう言えば、ここってメニューとか無いのかな?

イライラしているアモン君に聞くと、

「あ!そう言えば無い…第一客なんて来たことないから。」

さすがのアモン君も余裕そうだった顔を崩し、アタフタしている。

「この店には、メニューがありません。お客様のリクエストで作っています。」

急に思いついた口からの出まかせに、自分でも驚いた!!

アモン君は?の顔をしていた。

「そう言えば、旅をしてる時にオニギリと言うライスを丸くしたのがあったような…」

オニギリってあの⁉︎なんで?

異世界ってオニギリ存在するのか⁉︎

「分かりました。オニギリでいいんですね?」

訳が分からないまま、アモン君は私について来た。

アモン君はオニギリ知らないのかなぁ?

まず、オニギリの具になりそうなものを探して見た。

ああああ〜〜!!!

すっかり忘れていた!昨日オニギリを作ろうと思ってライスが無かったんだ!

「アモン君、ライスあったりしないよね?」

「あるよ〜。」

その瞬間、↓だった私の気持ちが一気に上がった!

わ〜〜い!!

「ライスは貴重品だから別の場所に、置いてあるんだ。」

だから、探しても見つからなかったんだ!

よし、閃いた。今日はアレで行こう

「アモン君はお婆さんと遊んでて。」

厨房から、アモン君を追い出すと私は早速

作業に取り掛かった。





出来上がったのは、15分くらい。

今思ったのは、もう9時過ぎなのにどうして店長も誰一人来ないのだろう…

と言うことくらい…後、オニギリの味!

盛り付けたお皿には、三種類の豪華なオニギリが乗っていた。

1つは、ローストビーフを贅沢に使い巻いて、その上にトロリッとチーズを乗せたの。

2つは、人参とネギとコーンを使い野菜のオニギリにパプリカのパウダーをかけたもの。

3つは、肉巻きオニギリにした後、フライパンでコンガリと焼き

オリーブと、ガーリックで上品な味にしたもの。

以上!!

「出来ました〜こちらが、イタリア風のオニギリです!」

お味は?







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